ホーム > 日立市でセメント瓦屋根を軽量で高耐久なスーパーガルテクトでリ…
日立市でセメント瓦屋根を軽量で高耐久なスーパーガルテクトでリフォーム
日立市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
以前より、築50年以上のセメント瓦屋根の雨漏りに悩まされていましたが、9月の台風時にさらにひどい状況になり、ご相談いただいたことがきっかけです。
室内や天井裏を調べたところ、防水紙の交換や野地板の補強が必要だと考え、軽量で高耐久な金属屋根(スーパーガルテクト)に葺き替える仕様が一番だと判断し、自信を持ってご提案しました。
お客様は、他社様からも見積もりを取られていましたが、当店の対応を気に入っていただき、施工を任せてくださいました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:9日間
- 築年数:50年以上
- 施工費用:229.9万円(足場養生費用・廃材処分費用含む)
- 使用材料:スーパーガルテクト・改質アスファルトルーフィング・ガルバリウム鋼板・構造用合板・樹脂製貫板
- 保証年数:屋根材塗膜保証15年・赤さび保証20年・穴あき保証25年・施工保証10年
雨漏り / セメント瓦→スーパーガルテクト / 屋根リフォーム
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
日立市で長年雨漏りに悩まされていたセメント瓦から、軽量で耐久性に優れたスーパーガルテクトへのリフォームが完了しました。
増築した部分も含めた今回の葺き替え工事は、板金職人が工夫を凝らしたでき上がりとなりました(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
それでは、現場調査の様子から振り返ってみましょう。
室内に及んだ雨漏りは3箇所で、いずれも天井に雨染みが広がっていました。
天袋から確認した天井裏には、湿気がこもり続けた影響で、白カビも発生していました。
セメント瓦には、雨漏りを防ぐ為でしょうか?四方を塞ぐようにコーキングが施された補修跡がありました。
ただ、、一次は雨漏りが止まりましたが、再び漏水が起こるようになってしまったそうです(>_<)
定期的なメンテナンスを行ったセメント瓦の耐用年数は30年~40年で、現在は大半が廃番となり差し替えは難しい状況です。
防水紙の張り替えや、雨水が染み込んだ野地板の補強も必要となるため、お客様の当初のご希望通り、屋根全体をリフォームする葺き替え工事を行うことになりました。
現場調査時の詳しい記事➤日立市のコーキングで塞いだセメント瓦屋根で雨漏り!葺き替えのご相談
葺き替えの対象となるのは、1階と2階の屋根です。事前に作業工程などを細かく打ち合わせ、足場を設置した後に、荷揚げ用の昇降ウインチを取り付けてスタンバイ!
屋根材を撤去する際、まず一番高い位置にある棟から解体していきます。
1枚ずつ手で捲りながら取り外し、まとまった枚数をウインチで下に降ろします。
露わになった50年以上が経過した防水紙は、至るところでボロボロに破損していました。
本来は柔軟性があるはずですが、乾燥し切って硬くなり、手で握るとバラバラになるほど弱っています。
重ねながら葺く瓦には、どうしても隙間が生じてしまいす。そこを狙って雨水が入り込んだとしても、防水紙が健全であれば、しっかり防いでくれるので通常は問題ないのですが…(>_<。)
経緯は様々でも、屋根からの雨漏りは防水紙の不具合によるものがほとんどなのです。
解体した1階と2階の屋根材をダンプに積み、廃材処理場へ運ぶこと計4回!
なかなかの量でしたが、昇降ウインチをフルに活用して、無事セメント屋根の解体と撤去が終わりました。
劣化した防水紙の下からは、穴があいた野地板が見つかりました。
ここが雨漏りの直接の原因となった箇所です。
住宅の屋根は下から、「垂木→野地板→防水紙→屋根材」の順で構成されていますが、その中でも屋根の斜面を支える垂木と、表面の屋根材・防水紙の間を取り持つ野地板はとても重要な存在です。
メンテナンスをするには、屋根材と防水紙を撤去しなければなりませんので、瓦屋根の場合は、葺き替え工事や葺き直し工事が手を入れるタイミングになります。
12㎜厚の構造用合板を使用して、
増し張り(重ね張り)を行います。
増し張りとは、既存の野地板をそのまま残し、新しい野地板を上から重ねて張る施工方法です。野地板が二重になることで強度が増す上、古い野地板の撤去・処分費用がかからないというメリットも!((*^^)v
以前のバラ板の上に構造用合板を重ね、屋根の構造自体も強化しました。
補強を終えた野地板に、耐用年数が20年超の
改質アスファルトルーフィングを敷設します。
防水紙の固定方法は、タッカー留めと粘着式の2つがありますが、今回は大型のステープラーでコの字型の針を打ち付けるタッカー留めを選びました。
厚さ12㎜の野地板に対しタッカー針は10㎜、合板内に納まるので貫通する心配はありません。
またアスファルト系の防水紙は、時間の経過とともにルーフィングの一部が溶け、タッカーの針穴をきゅっと塞いでくれます。そのシール性をさらに向上させたものが改質アスファルトルーフィングで、耐久性も一段と向上しました(•̀ᴗ•́)و ̑̑
下地作業が終わり、いよいよ屋根材本体の施工になります。
今回はご用意したのは、当店でも一番人気のスーパーガルテクト(アイジー工業さん)です。ガルバリウム鋼板を進化させたSGL鋼板製の屋根材で、金属屋根の弱点とされていた錆び対策も万全になりました。
「塗膜15年・赤錆び20年・穴あき25年」といった、メーカーさんの長期保証も充実!
皆様に安心して使っていただける屋根材なんです(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
お選びいただいたSシェイドワインレッドは、2022年から加わった新規のカラーで、深みのある色合いがとても好評です。
スーパーガルテクトは軒先から葺き始め、上下左右を嵌合させながら、ビスで上部を等間隔に留め付けます。
1㎡あたりの重量は、セメント瓦の約45㎏に対し、スーパーガルテクトは約5㎏。
野地板の構造用合板は約6.4㎏なので、床材を補強しても今までより断然軽くなります。
「軽いと強風に弱いのでは?」と思わるかもしれませんが、最大風速65m/sでも飛散しなかったという実験結果が出ています。正しい施工を行えば高い耐風性能を発揮し、台風時にも安心ですよ。
関連記事➤【スーパーガルテクト】人気のガルバリウム鋼板屋根材おすすめの理由
谷板金を施工中
完成した谷板金
屋根面同士が繋がる凹凸部は、特に雨漏りのリスクが高い場所です。
谷板金には両側に折り返しを設け、スーパーガルテクトの嵌合部を引っかけて納め、脇からの漏水を遮断する構造になっています。
1階の屋根と
増築した建屋の境目の陸谷(ろくたに)も、雨漏りが起こっていた場所です。
切り出したガルバリウム鋼板をあらかじめ加工し、今現場専用のオリジナルの陸谷を用意しました。
一時的に撤去した緩衝する増築部の外壁の内側に取り付け、1階の屋根の奥まで立ち上がるよう大きめに作りました。
1階のスーパーガルテクトを葺くと見えなくなってしまいますが、足で指し示した位置まで、大きく製作した板金が入り込んでいます。
これで隙間から雨水が漏れる心配はありませんね。
既製品ではこういった作業は叶いません。優れた板金職人が手がける当店ならではの配慮です(*ˊᗜˋ*)
こちらの増築した屋根も、お客様のたっての希望で葺き替えました。
上屋根や壁際との取り合い部は継ぎ目となるため、十分な雨漏り対策が必要となります。
取り合い部(異なる構造物が出会う接合部分)がいくつか絡むので、職人の腕の見せどころです。
細かいことを突き詰めると、とても長文になるので割愛させていただきますが、職人曰く「完璧!!」とこのと。
私も施工過程を細部までよく見ていましたが、同様に完璧な仕上がりだと思いました( •̀ •́ゞ)✧
屋根の平部が葺き終わり、最後に頂上部の棟の施工を行います。
凹凸の凸にあたるところで、やはり雨漏りのリスクが高いため、万全な漏水対策が必要です。
下地となる貫板は、水に強く腐食しない樹脂製のものを使用し、しっかり留め付けていきます。
その上に設置する棟板金の継ぎ目には、十分に設けた重ね代にコーキングを二重に充填し、念入りに止水対策を施します。
留め具は釘ではなく、パッキン付きのステンレスビスを用い、側面から樹脂製貫板に固定しました。
これで、屋根リフォームの全ての工程が完了しました!
高度経済成長期に全国的に普及したセメント瓦も、ほとんどが製造中止となり、現在は軽量な屋根材が好まれる傾向にあります。
金属屋根材自体もガルバリウム鋼板から、エスジーエル鋼板へ需要が移り変わっています。
雨漏りなどに悩まされ、屋根の葺き替え工事をご検討中の方は、スーパーガルテクトも選択肢の一つとしてお考えいただければと思います。
屋根を始め住宅に関するお困りごとは、街の屋根やさん水戸店までご相談ください。
プロの目でしっかり調査行い、皆様のお悩みを解決いたします(๑•̀ – •́)و✧
関連記事➤茨城県全域!屋根調査・お見積りまで無料で承ります(無料点検内容)
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-mito@efc-fy.co.jp
株式会社イーエフシー
〒310-0805
茨城県水戸市中央2丁目10番26号カーサモンテ3F
茨城県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail yane@okanokougyou.co.jp
株式会社岡野工業
〒300-0332
茨城県稲敷郡阿見町中央1丁目4-8 102号
電話 0120-989-742
E-Mail yane@kasumibisou.com
株式会社霞美装
〒300-0013
茨城県土浦市神立町682−20
電話 0120-989-742
E-Mail info@kishida-kougyou.com
有限会社岸田工業
〒301-0000
茨城県龍ケ崎市六斗蒔8956-5
共通の施工事例はこちら
記事がありません
表示する記事はありませんでした。
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。