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塩尻市屋根点検|よくあるパナホームのスレート屋根の劣化|塗装は難しい!?
更新日:2023年7月17日
塩尻市で屋根塗装のご依頼があり現地調査に行ってきました。築30年ほど経ったパナホーム(当時はナショナル住宅)のスレート屋根のお家です。過去に2度ほど塗替え歴があるとのことで、30年経ったスレートの割には損傷は少なかったのですが、それでもそろそろ寿命なのかなと思います。パナホームの屋根の特徴である東西面と南北面の勾配が違う屋根でした。東西面は3寸勾配で歩ける緩めの勾配でしたが、南北面は5寸勾配で逆に歩けない勾配です。東西面から見れる範囲で調査しました。
全体的に色褪せが目立ち、小口(こぐち 屋根材の断面)からは水がしみていてスレート板に沿って黒い線のようになっています。
上の写真のように塗膜が剥がれているところも何カ所もありました。スレートはセメントが主原料なのでそれ自体に防水性がありません。塗装をすることで防水性を出しています。その塗膜が剥がれてしまっているので防水性が失われています。ここから入った水が割れや爆裂などの不具合につながっていきます。
棟板金の様子です。板金自体にさびなどの不具合は見られませんでした。定期的に塗り替えていたからだと思います。ただ、棟板金を止めている釘が何本も浮いていました。釘をよく見るとスクリューが入った釘なので簡単には抜けないはずなのですが、板金の下地の木材が腐食してしまったため釘の浮きにつながってしまいました。これだけの数、ここまで浮いているということは下地の腐食がかなり進んでいると考えられます。多分棟板金乗っているだけに近い状態だと思います。強風にあおられて飛んでしまっても不思議ではありません。これから台風シーズンにも入りますので早急な対応が必要です。
ドーマーという小窓が設置されていました。30年経ったドーマーだと多くの場合は何かしらの不具合を起こしていても不思議ではないのですが、このお家のドーマーは塗膜の劣化以外は大きな損傷はありませんでした。これも定期的なメンテナンスをされていたからだと思います。
こちらもパナホームの特徴である換気用の煙突です。壁は窯業系サイディングで覆われていますが、塗膜の劣化で水を吸ってしまい、板の反りや剥がれが顕著です。ここからの雨漏りの可能性もあるので補修が必要です。
軒先のスレート板の損傷が激しかったです。一番水が通るのでその水が小口から入ってセメント系の板が腐食され、破損してしまったようです。
何社か見積りを取られているとのことでしたが、A社は軒先の数枚だけ板金に交換して、残りは塗装すればいいという提案だったそうです。またB社は全面カバー工法の提案だったそうです。弊社の見解はB社と同じく全面カバー工法がいいという結論です。全体的にスレートの板自体が寿命に来てて、塗装での補修も可能できれいになりますが、あまり長くは持ちません。長い目で見れば今回しっかり直したほうがいいというのが私の見解です。太陽光パネルが乗っているのでその脱着をしなければならないのですが、何度も経験している工事なので問題ありません。
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