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四国中央市三島で雨漏りのひどい蔵の屋根を和型陶器瓦で葺き替え
四国中央市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
四国中央市三島にて蔵の屋根が雨漏りしているからみてほしいとのお問い合わせをいただき屋根調査にうかがいました。築年数は詳しくはわからないとのことですが100年以上はたっています。ドローンで屋根写真をとって確認すると大棟がおおきく崩れています。この様子では大量の雨が入っていると思われ早急に対応しなければいけません。瓦も古くなっているので屋根葺き替え工事を提案させていただきました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:6日間
- 築年数:築100年以上
ドローンに屋根写真を撮って確認すると大棟が大きくくずれ、屋根瓦も古くいたんでいます。
この様子ではかなりの量の雨漏りしているとおもわれます。
このまま放置しておくと木部が腐食して建物全体の劣化が進むので
早急に対策しないといけません。
今の古い瓦を解体撤去して新しく和型陶器瓦への
屋根葺き替え工事をご提案させていただきました。
まずは安全作業のため足場組み立てをします。
住宅リフォームでよくつかわれるクサビ式のビケ足場で囲みます。
周りに飛散防止用のメッシュシートを張り巡らして足場の組み立ては完成です。
古瓦の解体撤去をはじめます。
こちらに使われている瓦は通常よりも大きく厚みのある瓦なので一枚が重く運ぶのが大変です。
大棟からばらしていき、次に平部をばらします。手際よく作業をすすめます。
降ろした瓦処分場に持っていきます。3tダンプいっぱいに2台分ありました。
次に瓦の下の葺土を撤去します。
昔は土葺き工法といって瓦のしたに土を敷きつめて施工していました。
土の上に瓦がのっている状態なので年数がたつとズレてくるのです。
現在は乾式工法で瓦を一枚一枚釘で留めるのでズレる心配はありません。
こちらの蔵は土の量が多く、瓦の量と同じ3トンダンプ山盛りで2台分ありました。
土をとって下葺材の杉皮をとると竹で編んだ屋根下地があらわれます。
愛媛県では竹で編んだ下地は珍しく、こちらの屋根は雨漏りがひどかったのに竹に腐食はみられません。
竹の耐久性の高さに驚かされます。
この竹製の下地も撤去します。
杉皮と竹下地の隙間から落ちた土やゴミを掃除します。
見えないところですが丁寧に掃除していきます。
母屋と垂木の一部が雨漏りにより傷んで腐食していたので部分的に補強と取り替えます。
屋根下地も瓦桟木もこの垂木に釘を効かすので垂木の強度は重要になってきます。
垂木の補修が終わると野地板を張ります。
桧材の厚み12㎜の板で耐久性が高く丈夫な素材です。
垂木の位置を墨だししてエアー工具の釘打ち機で留めます。
新しい頑強な屋根下地ができました。
つぎに防水紙を張ります。
今回使用する防水紙はゴムアスルーフィング上位種の田島プラチナスタイルです。
基材が不織布でできていて湿気による伸縮が少ないため釘を打ったあとも密着して高い防水力を発揮します。
これで万が一瓦の下に水が入っても雨漏りすることはありません。
瓦を葺く下準備の瓦桟木を打っていきます。
防水紙表面に瓦の割り付け寸法を墨だしして瓦桟木を釘留めします。
この桟木に瓦裏面のツメを引っ掛けて釘止めするので瓦桟木は重要です。
当社では防虫防腐材を含浸させた瓦桟木のため耐久性が高く腐食しづらい素材です。
ケラバに新しい破風板を取り付けます。
杉材で表面は防腐効果のあるキシラデコールを塗布しています。
この破風板は風雨にさらされ傷みやすいところなので屋根葺き替え工事では取り替えることをおすすめしています。
屋根工事専用の梯子にウィンチのついたタワーで瓦を屋根の上にあげます。
事前に瓦桟木表面に瓦の横割り付け寸法を墨だししていて瓦の施工しやすいように配置していきます。
今回は愛知県の三州産和型陶器瓦で(株)鶴弥のスーパーエースの銀鱗色を施工します。
昔は土葺き工法が主流で瓦の下に土をいれていましたが現在は
乾式工法で土を使わないため大幅に屋根重量が軽くなります。
瓦裏面にある突起物のツメを瓦桟木にひっかけ専用のステンレス釘でとめます。
こちらは
防災瓦です。瓦同士もかみ合わせの形状になっていてお互いが押さえ込むので台風などの強風で飛ぶことはありません。
平部の瓦が葺けたら大棟を施工して仕上げます。
昔は土をつかっていましたが現在は強度のある漆喰をつかっています。
使う漆喰は「シルガード」で、撥水性のあるシリコンが練り混ざっているので雨水を弾き防水性が高い商品です。
シルガードを盛って真っ直ぐ張った糸に合せてのし瓦を施工します。
漆喰を盛る幅が広いと雨水に触れて毛細管現象により雨水を吸い上げて雨漏りとなるので、漆喰は細く盛ります。
屋根葺き替え工事完成しました。
足場も解体して蔵まわりの掃除をします。
台風・地震に強い瓦屋根に生まれ変わりました。
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