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和歌山市のスレートと棟板金、貫板を交換した施工事例のご紹介です
和歌山市 台風 台風
【工事のきっかけ】
和歌山市の鉄骨造の3階建ての住宅の屋根修理の施工事例です。M様邸の屋根は化粧スレートという平らな屋根材を葺いているのですが、台風の強風に煽られてたくさん剥がれてしまいました。台風直後に下から屋根を見上げると、一部分だけムラになっていて異変に気付かれたそうです。また、棟(屋根の頂部)に取り付けていた板金や下地の貫板も強風で飛ばされている状態だったので、工事の際にきちんと復旧しました。スレートは1枚1枚専用の釘で固定されている為、張り替える時に釘を抜かないといけません。スレートの下には屋根を防水しているルーフィングがあり、釘を抜くときに傷つけてしまうので、ルーフィングも一部交換しました。差し替えるスレート数が少ないとルーフィングまで手を付けなくてもいいのですが、M様邸は大量にめくれてしまっています。その分ルーフィングを傷める範囲が広範囲になってしまうので、雨漏りを防止するためにもきちんと処置しました。スレートと板金をきちんと修復し、下から見上げてもきれいな状態になったので、M様にも安心して頂けました。工事後、雨漏りしていないかご連絡をすると、何事もなく大丈夫です、とのご返答がありました。
基本情報
- 施工内容:台風 台風
- 施工期間:6日間
- 築年数:約29年
- 使用材料:化粧スレート・改質アスファルトルーフィング・杉貫板・ゲルバリウム鋼板棟板金
M様邸は鉄骨造の3階建てで、平屋や2階建ての住宅よりも屋根が高い位置にあります。
高度が上がるほど風が強く、地震時の揺れも平屋よりも大きく揺れてしまいます。2年前の台風でも、M様邸の屋根の上は過酷な状況下に置かれていたことが予想されます。
化粧スレートは厚みが約5ミリほどの平らな板状の屋根材で、すべて釘留めして葺かれているので、台風や地震でズレたり落下する危険性は少ないのですが、スレートの劣化が進んでいる状態で台風などの強風を受けると、写真のようにスレートが割れて剥がれてしまうことがあります。スレートの劣化症状で「反り」があり、その反りによりスレートの隙間が大きくあくと風が吹き込んでスレートが割れる危険性があるのです。
スレートは部分的な差し替えが可能なので、この工事では被害に遭った部分を差替えることになりました。
スレート屋根の場合、屋根の頂点には板金が取り付けられています。
M様邸は、棟の板金とその下地の貫板も飛ばされていました。
屋根面のボコボコしている部分がスレートが剥がれた部分で、釘留めされている部分のスレートだけ残っている状態です。この釘を抜かないと、割れたスレートを撤去することができません。
スレートを固定している釘を抜き、割れたスレートを剥がしていきます。
スレートの下にはルーフィングという防水シートが敷かれていて、スレートを釘留めする時にルーフィングを貫通しています。ルーフィングが健全な間は釘に追従して締め付けて隙間がふさがれますが、月日とともにその効果が少なくなってきます。その状態で釘を抜くとルーフィングが破損したり、釘の穴が残って雨漏りの原因になってしまうため、M様邸のように大量にスレートを差替える場合はルーフィングも交換しないといけません。
屋根の残った割れたスレートを剥がした後、新しいルーフィングを敷いてきちんと防水しました。
今回使用したのは改質アスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィングとも言います)という耐久性の高い防水シートです。ルーフィングを施工した当初は棟をまたいで取付けられていましたが、今回は反対側の屋根にスレートが残っていてルーフィングをまたいで施工することができないので、棟部分から雨水がルーフィングの内側に入り込まないように防水テープを張ってきちんと防水処置しました。
続いてスレートを葺いていきます。
軒先から順番に釘留めして棟まで葺いていきます。
上に葺くスレートを下のスレートに重ねて葺くことで釘留めしている部分が隠れて見えなくなり、雨仕舞のいい屋根になります。
釘が表に出ていると、釘頭から雨水が浸入して雨漏りしてしまうからです。(スレートを固定している釘はルーフィングを貫通して屋根下地まで達しているので釘を伝った雨水が内部に浸入します)
スレートは何枚も並べて屋根面に葺きます。そのため、継ぎ目が揃っていると、雨水がスレートの内側にどんどん流れ込んでしまうので、継ぎ目が交互になるように葺かないといけません。継ぎ目が段違いになっていると、継ぎ目から浸入した雨水がスレートの表面に流れて内側に流れない仕組みになっています。
破損したスレートの差し替えが終わった後、棟板金を取り付けます。
棟板金を直接屋根面に釘留めすると、釘頭から雨水が浸入して屋根下地の野地板を腐食させたり雨漏りしてしまうので、先に下地の長い板を取付けます。この下地を貫板と言います。貫板を固定するのは抜けにくいビスです。
屋根に残った既存の貫板も今後飛散しないようにビスでしっかりと固定しました。
貫板はルーフィングを貫通して下地の野地板まで達していますが、この上に板金を取付けるので釘頭が直接雨水にさらされることはありません。
貫板の上に板金を被せて横方向からビス留めしていきます。
貫板の横方向から留め付けることで、ビスが野地板まで達することがなく防水性が向上します。
棟に取り付ける板金のことを棟板金と言い、今回は錆びに強いガルバリウム鋼板を使用しました。
棟板金は貫板と屋根面の形状に合うように加工されているので、無理なくビス留めすることができます。
棟板金の規格のサイズは2mと決まっているため、各住宅の棟の大きさに合わせて必要な枚数をご用意します。
板金同士の継ぎ目にはシーリングを充填してきちんと防水し、板金同士を繋げています。
破損したスレートの差し替え、棟板金の取付完了です!!
台風でボロボロになっていた屋根がきれいに復旧されました。見た目も美しいですが、雨漏りの心配が無くなり本当に良かったです。
近年の台風などの自然災害は、想像を超えた被害をもたらすことがあります。
「うちの家は大丈夫かな?」と心配されている方は街の屋根やさん和歌山店にお気軽にご相談くださいね。
棟板金は抜けにくいビスでしっかりと固定!
既存の棟板金は釘留めだったので、以前よりも緩みにくくなりました。
棟板金の両端はケラバ水切りの上に被せて巻き込み、屋根面部分は水切りの間に差し込んでいます。
各取り合いにはシーリングを充填してきちんと防水しました。
ケラバ水切りとは屋根の雨樋が付いていない三角の傾斜部分に取り付ける板金のことです。
【工事完了後】
棟板金は抜けにくいビスでしっかりと固定!
既存の棟板金は釘留めだったので、以前よりも緩みにくくなりました。
棟板金の両端はケラバ水切りの上に被せて巻き込み、屋根面部分は水切りの間に差し込んでいます。
各取り合いにはシーリングを充填してきちんと防水しました。
ケラバ水切りとは屋根の雨樋が付いていない三角の傾斜部分に取り付ける板金のことです。
棟板金の両端はケラバ水切りの上に被せて巻き込み、屋根面部分は水切りの間に差し込んでいます。
各取り合いにはシーリングを充填してきちんと防水しました。
ケラバ水切りとは屋根の雨樋が付いていない三角の傾斜部分に取り付ける板金のことです。
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