ホーム > 貝塚市の3階建ての住宅の屋根にガルバリウム鋼板の棟板金を取付…
貝塚市の3階建ての住宅の屋根にガルバリウム鋼板の棟板金を取付
貝塚市 台風 台風 台風
【工事のきっかけ】
貝塚市のT様邸は3階建てで、台風で棟板金が剥がれてしまいました。棟とは、屋根の頂点の水平部分のことで、屋根面同士の取り合い部になりますので、隙間を塞がないと雨水が浸入してしまいます。そこに取り付ける板金のことを「棟板金」と言います。屋根面に「貫板」という長い下地板を固定し、その板に向かって棟板金を釘留めしています。棟は屋根の高い位置にあるため、風や揺れの影響を受けやすく、その影響で板金を固定している釘が少しづつ緩み、固定力が低下して風で飛ばされることがあります。下地の貫板が傷んできても釘が効かなくなるため、この工事では貫板も交換させていただきました。また、棟板金は抜けにくいビスでしっかりと固定したので安心です。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風
- 施工期間:8日間
- 築年数:築約30年
- 施工費用:棟板金・貫板交換工事・約58万円(税込み)足場費用含む テラス波板張替え及び樋交換工事・約12万円(税込み)
- 使用材料:貫板・ガルバリウム鋼板・シーリング・ポリカ波板
平成30年に大阪に上陸した台風21号の強風を受けて、棟板金がほとんど飛散している状態でした。
棟板金はスレート屋根(平型の薄い屋根材)の棟に取り付けられている雨仕舞(雨水が内部に浸入しないようにすること)の板金のことです。各住宅で使用されている屋根材によって、棟に施工される材は様々です。
スレート屋根は、スレートの下にルーフィングという耐久性のある防水シートを敷いていますので、棟板金が剥がれてもすぐに雨漏りすることはありませんが、ルーフィングが傷んでくると雨漏りしてしまいますので、「雨漏りしていないから」と放置せず必ず修理しましょう。
棟板金の下地の貫板も傷んでいました。
台風21号では暴風雨が吹き荒れ、瓦や波板、大きな看板なども飛散し、屋根自体が吹き飛ばされた住宅もありました。
T様邸の貫板は屋根面に固定されたまま残っていましたが、板金と一緒に貫板も飛散している建物もありました。
貫板が腐食するなど、劣化が進むと、貫板を固定している釘が効かなくなり、飛散してしまいます。貫板が剥がれるということはそこに取付けている板金も一緒に飛んでしまう、ということです。
屋根に残っていた棟板金を確認すると、板金を固定している釘が錆びつき、緩んで抜けかかっている状態でした。
この板金もいつ剥がれてもおかしくない状況です。
この工事では、貫板・板金共に抜けにくいビスでしっかりと固定させていただきます。
スレート屋根には雨仕舞が必要な箇所に板金が取り付けられています。写真は屋根のケラバ部に取り付けられた水切り板金(ケラバ水切り)です。その釘も緩んできていたのできちんと打ち直しました。
ケラバとは屋根の流れの一番端のことで、そこから雨水が伝ったり、内部に浸入するのを防ぐ板金を「ケラバ水切り」と言います。
屋根に残ってた棟板金と、劣化した貫板を撤去して交換します。
貫板は屋根面に向かって釘留めされていますので、ひとつひとつ釘を抜いて撤去していきます。
貫板の上には板金を被せて取付けているため、直接雨水にあたることはありませんが、屋根の勾配が緩やかな場合、雨水の流れが悪く溜まることがありますので、板金と屋根面との隙間から雨水が入り、貫板が腐食しやすくなってしまいます。また、屋根内部の湿気の影響でも貫板は徐々に傷んできます。
既存の板金と貫板を撤去し、新しい貫板を屋根面に向かって固定していきます。
貫板を直接ビス留めしようとすると割れてしまいますので、電動ドリルで下穴をあけてからビス留めします。
貫板に下穴をあけてビス留めしました。
貫板は屋根面に向かってビス留めしますが、上に板金を被せますので釘頭がむき出しになることはありません。
上記でお伝えしましたが、屋根面と板金の取り合いから少なからず雨水が浸入しますので、貫板の劣化を遅らせるために際にシーリングを充填して防水しました。
貫板がシーリングで保護されますし、固定することにも繋がります。また、棟の内側に雨水が浸入するのも防止できます。
貫板をきちんと固定した後、板金を被せて取付けます。
板金を木下地用のビスで固定するため、先に下穴をあける作業を行います。
棟板金は貫板と屋根面に添う形状になっており、ビス頭が天を向かないように横方向から固定します。
下穴をあけてから棟板金をしっかりとビス留めしていきます。
既存の板金はカラー鋼板でしたが、今回使用したのはガルバリウム鋼板という錆に強く耐用年数が長い板金です。
カラー鋼板は外気の影響で錆が発生するため、塗り替えなどのこまめなメンテナンスが必要ですが、ガルバリウム鋼板は錆びにくい板金ですので、メンテナンスをする期間を遅らせることができます。
棟板金は、数枚の板金を繋げて取付けます。
1枚1枚重ね代を設け、継ぎ目部分には板金を折り曲げた形状の「水返し」がついています。
水返しは、継ぎ目から雨水が浸入した時に、雨水が板金の内側に廻り込むのを防ぐ役割があります。
板金の継ぎ目には水返しがありますが、シーリングを充填してきちんと防水させていただきます。
継ぎ目部分は雨漏りの弱点になりやすい為、しっかりと雨仕舞しないといけません。
継ぎ目にシーリングを充填すると、防水の他に板金同士を繋げて固定できる、という利点があります。
棟の両端はケラバ部になり、板金をそのまま取付けると下地の貫板の小口がむき出しになります。その小口に雨水が染み込むと貫板が腐食してしまいますので、板金をカットしたり折り曲げて加工して取付けます。
板金の端を折り曲げることで、下地の貫板の小口が板金で覆われますので、防水性がアップします。
ガルバリウム鋼板は、このように加工がしやすい板金です。
ガルバリウム鋼板の棟板金交換完了です。見た目も美しく仕上がりました。
以前は貫板と板金、両方を釘で固定していましたが、この工事では抜けにくいビスを使用させていただいたので、緩みにくくなりました。近年は、大型の台風が頻繁に上陸する傾向ですので、以前よりも丈夫になるように修理しないといけません。
台風被害ではありませんが、T様邸はそろそろ屋根や外壁の塗装の時期を迎えています。スレートの表面の塗膜が傷んでくると、雨水などの水分を吸い込むようになり、スレート自体の劣化が進んでしまいます。そうすると、スレートが反ってきて、割れやすくなり、隙間に台風の強風が吹き込むと剥がれやすくなってしまいます。そのような劣化症状が進む前に塗り替えのメンテナンスが必要です。
T様邸は台風の強風で2階に設置されているテラスの波板が割れて飛散してしまいました。
既存の波板は塩ビ製で、経年で劣化が進み割れやすい状態で、そこに台風の強風を受けてほとんどが剥がれている状態でした。また、テラスの雨樋も破損したいました。
この工事で、テラスに残った波板を撤去し、ポリカ波板へ張替えました。
ポリカ波板は塩ビ波板よりも耐久性があり、割れにくい波板です。以前よりも耐用年数が大幅にアップしますので、ポリカ波板を採用させていただきました。
波板自体の透明度が高く、見た目もきれいになりました。
破損した雨樋も交換完了です。
新しく取付けた棟板金はガルバリウム鋼板で、錆びにくく長持ちします。板金の横方向からビスでしっかりと固定させていただいたので安心です。
板金の継ぎ目にはシーリングを充填して繋げて防水し、一体性を持たすために2枚重ねてビス留めさせていただきました。継ぎ目の端で固定することで、板金がバタつくのも防止できます。
【工事完了後】
新しく取付けた棟板金はガルバリウム鋼板で、錆びにくく長持ちします。板金の横方向からビスでしっかりと固定させていただいたので安心です。
板金の継ぎ目にはシーリングを充填して繋げて防水し、一体性を持たすために2枚重ねてビス留めさせていただきました。継ぎ目の端で固定することで、板金がバタつくのも防止できます。
板金の継ぎ目にはシーリングを充填して繋げて防水し、一体性を持たすために2枚重ねてビス留めさせていただきました。継ぎ目の端で固定することで、板金がバタつくのも防止できます。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@39yamanaka.com
株式会社やまなか工務店
〒596-0822
大阪府岸和田市額原町1096
大阪府の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail info@maxreform.jp
〒564-0063
大阪府吹田市江坂町1-23-19 米澤ビル第5江坂4F
電話 0120-989-742
E-Mail info@maxreform.jp
株式会社マックスリフォーム
〒564-0053
大阪府吹田市江の木町5-24 フェスタ江坂401
電話 0120-989-742
E-Mail roofkadoma@kawaramasa.co.jp
株式会社 瓦柾
〒572-0077
大阪府寝屋川市点野5丁目1-2
電話 0120-989-742
E-Mail yane-sakai@osaka.zaq.jp
くまさんホーム株式会社
〒599-8237
大阪府堺市中区深井水池町3260-3
電話 0120-989-742
E-Mail info@machiyanesbk.com
島本板金工業
〒544-0003
大阪府大阪市生野区小路東3丁目6−11
電話 0120-989-742
E-Mail info@jacof.co.jp
株式会社マックスリフォーム
〒564-0053
大阪府吹田市江の木町5-24 フェスタ江坂401
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@h-o-k-s.com
東大阪瓦産業株式会社
〒578-0982
大阪府東大阪市吉田本町2丁目2−43
共通の施工事例はこちら
記事がありません
表示する記事はありませんでした。
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。