ホーム > 熊本市中央区にて接触事故により破損した庇屋根の復旧工事|下地…
熊本市中央区にて接触事故により破損した庇屋根の復旧工事|下地組み直し・モルタル左官・塗装を行った施工の様子と日数・費用をご紹介
熊本市中央区 屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
【工事のきっかけ】
熊本市中央区のT様より、「玄関の屋根に車をぶつけてしまった」とご相談のお問合せをいただきました。
T様邸は前面道路が狭く、駐車の際に誤って玄関の庇(ひさし)屋根に接触してしまったようです。
庇屋根の角のモルタルが削れており、内部の下地木材にも損傷を受けていました。このままでは、モルタルが落下してきたり、雨水が侵入して構造部にまで被害が及ぶ危険があるため、できるだけ早い復旧工事が必要な状態です。
庇屋根の復旧工事として、破損箇所周辺を一旦解体し、下地の組み直し、モルタル左官、庇全体の塗装を行うようにご提案しました。T様は修理跡が目立ってしまうのではないかとご心配されていましたが、モルタル左官と全体の塗装により、補修跡が全く分からない美しい仕上がりとなり、大変ご満足いただけました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル)
- 施工期間:5日間
- 築年数:27年
- 使用材料:下地木材、ラスカット、メタルラス、モルタル、コーナー定木、アンダーフィラー弾性エクセル、水性ケンエース(N-85)
車が当たった箇所を確認すると、玄関庇屋根の角が大きく削れています。
モルタルが落ちかけている所もあり、玄関の出入りの際に落下してケガをする危険もあります。
モルタルが剥離したことで、内部のラス網(モルタルが絡みついて落下しないようにする材料)や下地木材がむき出しになっています。
このままでは雨水が浸入しやすく、放置すれば建物の構造部分にまで影響が及ぶ可能性があります。
被害が大きくならないうちに、できるだけ早く復旧工事を行う必要があります。
内部の下地木材にも影響が出ているため、表面のモルタルだけを塗り直しても今後崩れてしまう危険があります。
そのため、破損箇所周辺を一旦解体し、下地から組み直して庇屋根を復旧する必要がありました。
T様には以下の工事内容でお見積り書を提出し、工事のご依頼をいただきました。
工事当日までに被害が広がらないよう、調査終了後に破損箇所の養生を行っておきました。
ダイヤモンドカッターでモルタルに切れ目を入れ、破損箇所周辺のモルタルを剥がします。
切れ目を入れる際には埃や粉じんが舞わないよう、集塵機で吸い込みながら作業を進めました。
損傷がある下地木材も撤去しますが、下地の骨組み部分までは被害が及んでいなかったため、下地木材の表面のみ撤去しました。
新しい木材で下地を補強し、高性能な透湿・防水シートを施工しました。
透湿・防水シートは雨水の侵入を防ぎながら、内部の湿気を逃がす役割を果たします。
下地となるラスカットを取り付け、その上からメタルラスを取り付けました。
下地に使用したラスカットは、本来メタルラスなどのラスが不要なのですが、ラスカットだけでは割れや剥離が起きる可能性が高いため、メタルラスも使用することにしました。
この日の作業はここまでとなるため、モルタルを塗るまでに雨などの被害を受けないよう、雨養生を行っておきました。
1回目のモルタル左官では、メタルラスにモルタルを食い込ませるようにコテで塗っていきます。
2回目に塗り重ねるモルタルがしっかり密着するよう、表面はなめらかにせず、あえて荒く塗りこみます。
モルタルの量が多すぎても少なすぎても綺麗に仕上がらないため、左官職人の経験と技術が問われる作業です。
角も綺麗に仕上がるように、コーナー定木を使用しました。
庇の全面に薄くモルタルを塗っていきます。
復旧作業を行うのは角の部分のみですが、全面に薄くモルタルを塗っておくことで、破損箇所との境目が分かりにくくなり、塗装も自然で綺麗に仕上がります。
2回目のモルタルを塗るためにはしっかり乾燥させる必要があるため、1週間程度日数を取って乾燥させます。
モルタルがしっかり乾燥したら、2回目のモルタルを塗り重ねます。
1回目目のモルタルよりもセメントの量を減らし、割れを防ぎます。
復旧箇所のモルタル左官を行った後、最後にカチオン樹脂モルタルを庇屋根全面に塗り、モルタル左官工事が完了です。
カチオン樹脂モルタルは通常のモルタルよりも塗料の密着性が良く、塗料の耐久性を高める効果があります。
塗装を行う前に、周辺の養生作業を行いました。庇屋根以外に塗料が付かないように保護します。
また、今回は臭いの少ない水性塗料を使用しますが、それでも多少の臭いは発生します。
周辺の住民様にも事前にご挨拶・ご説明を行い、近隣トラブルを防ぎます。
【参考記事】近所迷惑にならないための当店の取り組みをご紹介!
下塗り材をマスチックローラーで丁寧に塗装していきます。
マスチックローラーは弾性のある塗料をたっぷり含むことができ、塗膜に厚みを持たせることができます。
また、網目のある特殊な形状により、モルタルの自然な質感を表現することができ、既存の庇屋根にあったようなモルタル模様が再現できます。
最後に塗り残しがないか確認を行い、下塗りの工程が完了しました。
下塗りには、ニッペ(日本ペイント)のアンダーフィラー弾性エクセルという下塗り塗料を使用しました。
名前にフィラーとありますが、シーラーの機能も兼ね備えているため、様々な既存塗膜に使用できます。
塗料の密着性が高く、微細なクラックを埋める効果があります。
下塗りを行った翌日に、中塗り・上塗り作業を行いました。
中塗り・上塗り塗料にはニッペ(日本ペイント)の「水性ケンエース」のN-85を使用しました。
優れたヤニ止め性・付着性・耐水性を持ち、藻やカビを抑える効果もある環境にやさしい水性塗料です。
低臭気であることから、住宅街での作業にも適しています。
車が接触した庇屋根に対し、下地組み直し・モルタル左官・塗装の全ての工程が完了しました。
補修したのは破損した箇所周辺のみですが、庇全面に塗装を行ったことで、補修跡が分からないほど自然で綺麗な仕上がりになりました。
T様にも「修理した跡が分かるかと思っていましたが、全く分からず綺麗になって良かったです」とお喜びの声をいただきました。
▶実際にお客様からいただいた完工アンケート
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8
共通の施工事例はこちら
記事がありません
表示する記事はありませんでした。
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。