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熊本市中央区で破損した玄関庇屋根のモルタル復旧工事|下地の組み直しとモルタル左官で庇の形状が復活
更新日:2025年1月17日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
今回は熊本市中央区にて、車が当たって破損した玄関庇屋根の復旧工事の様子をご紹介します。
前回、お客様から「玄関の屋根に車をぶつけてしまった」というご相談をいただき、現地調査を実施いたしました。
車との接触によって庇屋根のモルタルが削れ、下地の木材まで損傷が及んでおり、早急な工事が必要な状態でした。
お客様には庇屋根の下地から組み直す復旧工事をご提案し、工事のご依頼をいただきました。
庇屋根の復旧工事は、
①破損箇所の解体・下地組み
②モルタル左官(1回目)
③モルタル左官(2回目)
④塗装下塗り
⑤塗装中塗り・上塗り
と、5日間かけて工事を進めていきます。
今回の記事では、解体からモルタル左官仕上げまでの1~3日目の工程をご紹介します。
ダイヤモンドカッターでモルタルに切れ目を入れ、破損箇所周辺のモルタルを剥がします。切れ目を入れる際には埃や粉じんが舞わないよう、集塵機で吸い込みながら作業を進めました。
モルタルを剥がすと下地の木材が出てきますが、損傷があるため、下地木材も撤去します。
損傷を受けていた下地木材を解体しました。
幸い、下地の骨組み部分までは被害が及んでいなかったため、下地木材の表面のみ撤去しました。
新しい木材で下地を補強し、高性能な透湿・防水シートを施工しました。透湿・防水シートは雨水の侵入を防ぎながら、内部の湿気を逃がす役割を果たします。
下地となるラスカットを取り付け、その上からメタルラスを取り付けました。下地に使用したラスカットは、本来メタルラスなどのラスが不要なのですが、ラスカットだけでは割れや剥離が起きる可能性が高いため、メタルラスも使用することにしました。
この日の作業はここまでとなるため、モルタルを塗るまでに雨などの被害を受けないよう、雨養生を行っておきました。
1回目のモルタル左官では、メタルラスにモルタルを食い込ませるようにコテで塗っていきます。2回目に塗り重ねるモルタルがしっかり密着するよう、表面はなめらかにせず、あえて荒く塗りこみます。
モルタルの量が多すぎても少なすぎても綺麗に仕上がらないため、左官職人の経験と技術が問われる作業です。
角も綺麗に仕上がるように、コーナー定木を使用しました。
庇の全面に薄くモルタルを塗っていきます。
復旧作業を行うのは角の部分のみですが、全面に薄くモルタルを塗っておくことで、破損箇所との境目が分かりにくくなり、塗装も自然で綺麗に仕上がります。
2回目のモルタルを塗るためにはしっかり乾燥させる必要があるため、1週間程度日数を取って乾燥させます。
モルタルがしっかり乾燥したら、2回目のモルタルを塗り重ねます。1回目目のモルタルよりもセメントの量を減らし、割れを防ぎます。
復旧箇所のモルタル左官を行った後、最後にカチオン樹脂モルタルを庇屋根全面に塗りました。
カチオン樹脂モルタルは通常のモルタルよりも塗料の密着性が良く、塗料の耐久性を高める効果があります。
庇屋根のモルタル復旧工事が完了しました。車が当たったことで破損していたモルタルと下地を復旧し、庇屋根の形状が元に戻りました。
仕上げのモルタルもしっかり乾燥させ、次の工程で塗装を行って仕上げていきます。
▶庇屋根に塗装を行った様子
外壁や屋根の損傷は、建物の美観性だけでなく安全性にも関わる重要な問題です。
当店では、今回のような左官工事も、経験豊富な職人が丁寧に施工を行っております。
庇屋根の補修や外壁の左官工事など、建物の修繕に関するご相談は、まずはお気軽にお問合せくださいね。
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