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常陸太田市で釉薬瓦の棟漆喰を診断!棟瓦を再利用した耐震棟工事を提案
更新日:2024年12月24日
常陸太田市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
本日は、釉薬瓦を使用した屋根の棟漆喰の診断の様子をご紹介します。
瓦屋根の場合、屋根瓦そのものは非常にしっかりしていて長持ちするのですが、棟の漆喰は15年を過ぎてくると傷みも目立ってくるので、定期的なメンテナンスは必要です。
そして最近の棟漆喰のメンテナンスは、従来の工法ではなく、自然災害に強い耐震棟を採用されるお客様が増えています。瓦屋根のメンテナンスをお考えの方は、診断の様子や対策を是非お役立て下さいませ。( ◠‿◠ )
常陸太田市のお客様より、「外壁と雨樋修繕と合わせて屋根のメンテナンスを考えている」と、ご相談いただきました。
なおこのブログでは、屋根の診断のみお話しますのでご了承くださいm(_ _)m
こちらが今回ご訪問したお住まいです。とても大きな住宅で、調査・計測するだけでも2人がかりで2時間を要しました。
建物は築30年以上経過している、釉薬瓦を用いた瓦屋根です。
釉薬瓦は、表面に釉薬を塗って焼いた瓦で、光沢があるだけでなく耐久性が高いのが特徴です。
ただ・・滑り止めのある屋根用の靴を履いていても、ツルツル滑るので登るのにひと苦労でした(^_^;)
ちなみに今現場の釉薬瓦は、東洋瓦さんのS型瓦!
あまり見かけない珍しい色ですが、どうやら既に廃盤になっているようです。
屋根瓦は寿命が長いものの、途中で製造中止になることも多々あるんです。
いつ廃盤になっても良いよう、今回のお客様のように予備の瓦を取り置いておくと良いですね^^
瓦自体は問題がありませんでしたが、棟瓦の漆喰は劣化が気になりました(>_<)
棟は、屋根の面と面をつなぐ接合部で、屋根の部位の中でも雨漏りリスクの高い箇所です。
よ〜く見ると、茶色い(黄色い?)砂状のものが釉薬瓦に流れているのが見て取れます。
この砂粒が流出する症状は、棟の土台が崩れてきている兆候です(//∇//)
流石に砂粒は地上からでは確認できないので、定期的に屋根に登って点検するのって大切ですね。
屋根のてっぺんから斜めに伸びる隅棟(すみむね)は、さらに劣化が進行していました。
表面の漆喰が剥がれて、土台も土割れを起こしています( ; ; )
漆喰の剥がれを放置すると、棟の土台まで雨水が浸透してきて弱くなってくるんです。理想をいえば、15年おきの漆喰メンテナンスがのぞまれます。
それでは棟の中が、どうなっているのか見てみましょう。
棟を固定している吊り銅線を外して、中を確認しました。なお、重症な箇所を外すと崩れる可能性があるため、比較的軽度な部分の冠瓦を外しました。
こちらの棟は、台土で土台を形成して大きめの冠瓦を被せる1段積みです。
棟は、低ければ低いほど地震に強くなりかつ崩落のリスクを軽減できます。しかしながら、一方で雨水が土台まで届きやすくなるので、こまめなお手入れが欠かせません。
調査を終えてから、釉薬瓦屋根の棟の修繕方法を検討しました。
こちらの屋根の棟は、台土から傷んでいるので、一度撤去して土台から造り直す必要があります。
昨今は、『台土+漆喰』で棟を形成するのではなく【強化金具を入れた耐震棟】が一般的となってきました。
耐震棟は、台土ではなく、強化金具と垂木(たるき)を用いて土台を造る方法です。
地震対策として、推奨されている工事法です。
もちろん、屋根の面と面のすき間は南蛮漆喰を敷き詰めて埋めていきます。
南蛮漆喰は、ひと塊りで形成するので、従来の『台土+漆喰』のような漆喰の脱落が少なくなるメリットも・・・
棟のてっぺんにある冠瓦の固定には、銅線ではなくステンレスビスを使用します。
垂木にビスを打ち込むので、よりしっかり冠瓦を固定できるんですね٩( 'ω' )و
中には、「耐震棟もいいけど、工事費が心配」という方もいらっしゃるかもしれません。
実は、冠瓦の大きさが6寸丸瓦か7寸丸であれば、再利用できるんです。
(6寸丸:幅185㎜長さ265㎜・7寸丸:幅220㎜長さ265㎜)
もちろん、2段積みや3段積みの棟も、6寸丸か7寸丸の冠瓦であれば、再利用して1段にする事も可能です!
今回の現場は、再利用した耐震棟工事が可能な冠瓦の大きさ!経費を軽減しながら耐震性を向上させる、耐震棟工事で御提案させて頂きました(^O^)/
瓦屋根の場合、瓦自体は長持ちするものの、棟部分の漆喰は約15年がメンテナンス時期!
再利用できる6寸?7寸?と書かれても、一般の方には中々判断がつきませんよね(^_^;)
『我が家の屋根の状態は?』『棟の漆喰は大丈夫?』『再利用できそう?』などなど・・・
屋根での不明点はプロに診断を仰ぎ、アドバイスをもらうのが一番の解決策です!
茨城県内であれば、診断から・アドバイス・お見積りまで無料で対応しているのが街の屋根やさん水戸店!
懇意にしている屋根業者さんがいらっしゃらない方は、是非、気軽に当店までご相談下さいませ(^O^)/
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