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呉市 陸屋根屋上からの雨漏り。ウレタン系塗膜防水を行いました
呉市 足場 足場
【工事のきっかけ】
平成30年豪雨災害以降に実家に帰省し、整理をしていたところ、屋上防水屋根から雨漏りしている部屋を発見し、なんとかして欲しいとご連絡を頂きました。
部屋は使用していないものの、今後の事も考え、ウレタン防水工事をご提案させて頂くことになりました。
基本情報
- 施工内容:足場 足場
- 施工期間:3日間
- 築年数:築40年以上
今回は、呉市のお客様から
平成30年の豪雨災害後に都合により実家に帰って整理していたら、1か月程前に2階洋室の天井が雨漏りしている事に気が付いたので、見に来て欲しいというお問い合わせでした。
周りのご近所様に囲まれたお家で、屋根に上がっての調査はかなり困難が予想されましたが、室内室外ともに確認しました。
まずは、お問い合わせになった洋室の天井です。
雨染みでしょうか、かなり色濃く天井に跡がありました。
また、反対側も同様に壁際に天井の雨染みがありました。
部屋の中央には電灯があり、その周りにはなく、どうやら部屋の壁際ばかりにシミがあるようでした。
隣接している和室の綿壁と呼ばれるところには、お客様のご両親が補修したコーキングの跡がありました。
部屋が隣接している事もあり、今回ご相談した時にはこちらの部屋が雨漏りしているかどうかは分からないとの事でした。いずれにしても、壁際ばかりの雨漏りとは、どういう屋根なのか、上がって確認してみました。
なかなか上がるのも一苦労でしたが、何とか上がってみると、そこは屋上になった防水屋根でした。
表面の塗装状態からして最初に工事してから、何も補修した跡がないような状態で、酷く傷んでいました。
写真では分かりにくいので、少し手を加えてご説明しますと、
平らに見える屋根ですが、少しばかり屋根に角度がついています。白い線を中心に赤い点線に向けて雨水が流れるようになっており、先程室内の雨漏り箇所を確認させて貰った位置は屋根のオレンジ色の箇所でした。
さらに詳しく防水屋根を見ていくと、外壁位置から少し中央に寄った箇所にクラックが入っており、
同様に雨漏りした位置にほどよく近い場所にありました。
瓦屋根が大屋根となり、今回の防水屋根との間にシングル材の庇部があり、その庇と防水屋根の取り合いはモルタルでの仕上げになっていますが、かなり劣化が進んで、至る所がヒビ割れていました。
また、雨漏りした洋室と隣接している和室の綿壁に補修した位置の屋根は、防水屋根と瓦屋根との取り合い部でした。
瓦が割れたりはしていませんでしが、防水の端部が切れており、そこから雨が入り込む恐れはありそうでした。
瓦屋根自体は土葺きになっており、その下の部屋での雨漏りは確認されませんでしたので、
今回は防水屋根をウレタン塗膜による防水工事を行う事になりました。
お客様にウレタン塗膜防水工事をご提案後、契約を済ませてから工事に入らせて頂きました。
かなり限られたスペースしかありませんでしたが、何とか昇降用の階段足場を取り付けていきます。
屋上屋根までという事になるとかなりの高さになり、昇降用の足場とはいえ、工事中思わぬ負荷により足場自体が倒壊しては大変なので、壁に向けて受け等をとり対策をとります。
古い防水層は古い塗膜やら苔などが付着しています。通常でしたら高圧洗浄にて吹き飛ばしますが、
あまりにもご近所様の家々が傍にある為に、今回はデッキブラシで地味ですがゴシゴシと洗い流していきます。
一通り掃除が済んだら、プライマーを塗布していきます。
プライマーはウレタン防水との接着性を高める文字通り接着剤のような役割です。
シングル庇やねの立ち上がりには、割れたモルタルを修復する為、モルタル樹脂で修復・コテで均していきます。左官工事にて使用するモルタルより粘りがあるイメージです。
取り合い部分の補修と屋上屋根全面にプライマーが塗布できたら、下地塗りとしてカチオンフィラーを塗っていきます。
文字通り下地塗りとしてコンクリートやモルタルの防水工事の際に下地調整材として使用します。
できるだけムラのないように均一に全体に塗っていきます。
まずは初日の工事が終了しました。
初日に工事した下地材・カチオンフィラーが十分に乾燥したのを確認して、今度は特殊な接着液を塗っていきます。
次にメッシュのクロスを全面に貼っていきます。
このクロスを貼っていくことで、劣化によるひび割れから起こる塗膜の裂けを防ぐ為のものです。
いわゆる塗装工事の誘発目地のようなものです。
特に取り合い部分にはシート状では難しいので、別に細かくカットして貼り付けていきます。
そして、屋上屋根前面にメッシュクロスが貼れたら再度改めてプライマーを塗布していきます。
この際に、先に貼ったクロスが剥がれない様にプライマーを塗布していかなければなりません。
そして、ウレタン防水を塗布していきます。
広い面はローラーにて塗れますが、取り合い部分や狭く細やかな作業が必要な場合は刷毛(はけ)にて塗っていきます。
こういう場合は、先に細かな部分を塗っていき後から広い面を仕上げていきます。
さらに、中塗りとしてのウレタン防水が濡れて十分に乾燥したのを確認してから、写真のような段差がある瓦屋根との取り合い部を変性シリコンにてコーキングしていきます。
やはり平面においても経年劣化にて防水面がひび割れる事があるので、ましてや段差がある動きがある取り合い部には、このように弾性のあるコーキングを塗布していきます。
中塗りとしてのウレタン防水が終わりました。
夕方時ではありますが、表面に艶が出ているのが分かります。いよいよ最終の工程に次から入ります。
作業手順としては、前工程のウレタン防水と同じく、屋根の端部・取り合い部から先に最終仕上がりのトップコートを塗布していきます。
トップコートとは、本体のウレタン防水を紫外線から守るための保護の役目になり、ある一定のメンテナンスを要します。
最終的なチェックも終了し、トップコート塗りも終了しました。以上で、ウレタン防水工事の完成です。
屋根の大きさとしては、一部屋ほどですが限られたスペースでの作業と材料の持ち込みが大変苦労しました。
しかし、どの屋根材でも定期的なメンテナンスが必要ですので、引き続き長いお付き合いとして定期的にお客様とご連絡を取り合っていきたいと思います。
うちの防水屋根はどうなっているのかと不安になったお客様も、思った時が吉日なので
無料点検にてご相談下さい。
トップコートが仕上がると見事に綺麗な防水屋根が完成します。トップコートは定期的なメンテナンスが3~5年周期で必要と言われております。
【工事完了後】
トップコートが仕上がると見事に綺麗な防水屋根が完成します。トップコートは定期的なメンテナンスが3~5年周期で必要と言われております。
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