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岸和田市で台風で雨漏りが発生した瓦屋根を修理して補強しました
岸和田市 台風 台風 台風
【工事のきっかけ】
岸和田市の台風被害に遭った屋根修理の施工事例です。
R様邸は木造・2階建てで、台風で瓦が大量にめくれ上がり、瓦が割れ、2階の和室の押入れと1階の洋室の天井に雨漏りが発生しました。2階の雨漏りは屋根の瓦がめくれたり割れたことが原因で、1階の雨漏りは上にあるベランダの防水の劣化が原因の可能性が高いので、ベランダを防水することになりました。
屋根の修理は、瓦のズレを戻してめくれ上がった瓦を固定しなおし、今後の自然災害に備えてシーリングで瓦同士を繋げて補強する内容です。また、台風の強風で鬼瓦と巴瓦もズレたのできちんと固定させていただきました。1階の雨漏りを止めるためにベランダを防水し、その後、雨漏りしていないというご報告があり、安心されていました。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風
- 施工期間:5日間
- 築年数:約38年
台風の時に2階の和室の押入れの中で雨漏りが発生し、その後の雨でも雨漏りしているということです。調査にお伺いした時も、天井が濡れている状態でした。
押入れの中で発生した雨漏りは1か所だけでなく、数カ所から雨水が浸入していることから、被害箇所が広範囲に渡っている可能性があります。
1階の洋室の天井にも雨漏りが発生していました。
このお部屋の上にはベランダがあり、R様はベランダの防水が傷んでいることが原因なのでは、とお考えでした。
R様のお考えの通り、雨漏りしているのは1階のお部屋の天井で、真上にはベランダがありますので、そこが原因の可能性が高いです。
屋根に上がって確認すると、雨漏りしている押入れの上の屋根瓦が大量にめくれ上がっていました。
屋根面に葺いている瓦が割れたりめくれ上がると、屋根の高い位置から流れてきた雨水が隙間からどんどん流れ込んでしまい雨漏りのリスクが高くなってしまいます。
屋根全体を確認すると、片方の屋根面に帆買いが集中していました。
隣の屋根が密接しているので、風があたりにくいように思えますが、その時の風向きや風の強さで瓦が飛散してしまったのでしょう。
屋根の棟のすぐ下の瓦が割れていました。
棟とは屋根の頂点の水平部分のことで、屋根の一番高い位置にありますので、すぐ下の瓦が割れても上から雨水が流れ込むことがありませんので、入る雨の量は少ないと言えます。ですが、雨の量が多い日は、割れた瓦の隙間から雨水が直接浸入し、屋根の内部を伝っていきますので、傷んでいる箇所から雨漏りすることがあります。
めくれ上がった瓦はきちんと葺き直し、割れた瓦は新しい瓦に差し替えます。
職人が屋根の上に安全に上り下りできるように、家の裏側に部分足場を設置しました。
屋根の工事や建物の高い箇所の修理工事では相場が必要になることがほとんどです。梯子を安全に立てられる場所が無い時にも足場があると作業することができます。
足場を設置し、職人が安全に作業できる環境を整えてから工事が始まります。
まずはズレた瓦を戻す作業です。
土葺きの瓦は粘り気のある土を下地にして瓦を押し付けて葺いています。その土が経年で乾燥して痩せると、瓦をしっかりと固定できなくなり、ズレやすくなってしまいます。
瓦がズレて隙間が生じると、そこから雨水が浸入して雨漏りの原因になったり、葺き土が流れて瓦が飛散しやすくなってしまいますので、ズレを戻さないといけません。
瓦のズレを戻してから台風の被害箇所の修理を行いました。
台風でめくれ上がった瓦とその周辺の動いている瓦を仮撤去して葺き直します。
R様邸は雨漏りが発生していたので、現地調査の時にめくれ上がった瓦を並べて元の位置に戻して応急処置させていただきましたが、瓦を並べただけで固定されていないので、きちんと葺き直します。
軒先から順に葺き土を足して瓦を復旧していきます。
上記でお伝えしましたが、土葺きの屋根は粘り気のある土に瓦を密着させて葺いていますので、土が乾燥している状態のまま瓦を並べても固定できません。
新しい葺き土を足して瓦を密着させて固定していくのですが、葺き土の量が多すぎると瓦が波打ったり段差ができてしまいますので、雨水がきちんと流れるように土を削ったり足したりして調整しながら葺きます。
続いて、袖瓦の補強を行いました。
袖瓦は屋根の流れの一番端に葺く瓦のことで、風や揺れの影響を受けやすい箇所です。近年、台風が上陸していなくても強風や突風に見舞われることがありますので、その時に被害を受けないようにできる範囲で補強することになりました。
袖瓦をビスで固定しますので、瓦に穴を開けました。
木下地がある位置で瓦に穴を開けて瓦補強用の長いビスで1枚1枚固定させていただきました。
パッキン付きのビスを使用しましたが、ビス頭から雨水が浸入するのを防ぐために、ビス頭にシーリングを充填しました。
R様邸の屋根は袖瓦が4箇所あるので、すべて補強しています。
台風で棟の端に葺いている鬼瓦とその先の巴瓦、そして棟瓦も一部ズレてしまったので、葺き直します。
鬼瓦は棟の先端に施工する装飾瓦のことで、重量がありますので落下すると大変危険です。また、巴瓦も動くと下に落ちてしまいますので、両方とも銅線で固定されているのですが、巴瓦の銅線は切れて、鬼瓦銅線は緩んでいる状態でした。
この工事では、新たに太い銅線を仕込んでしっかりと固定・復旧させていただきます。
ズレていた鬼瓦や巴瓦、棟瓦を仮撤去しました。
瓦を葺く際に敷いていた葺き土が屋根面に流れています。
今回は、葺き土で復旧するのではなく、耐久性のある南蛮漆喰を使用します。
続いて、鬼瓦と巴瓦を固定するための銅線を仕込みます。
棟と袖瓦の頂部に長いビスを打ち付けて、そこに銅線を巻いて仕込みます。ビスは木下地に向かって留め付けていますので抜けにくくなっています。
木下地に向かって打ち付けた長いビスに太い銅線を通して立ち上げておき、その上に瓦を葺くための南蛮漆喰を載せました。
南蛮漆喰は、漆喰に特殊なシリコンや防水材を混ぜたもので、雨水に強く、崩れにくい漆喰です。
南蛮漆喰を載せてから、棟瓦を復旧し、鬼瓦と巴瓦を葺きました。
新たに仕込んだ銅線を巴瓦の外側から通して頂部でしっかりと巻き付けて固定しました。鬼瓦は動線を引っ掛ける突起がありますので、仕込んでおいた銅線を通して引っ張るようにして固定されています。
台風の被害箇所の修理が完了してから、瓦のラバーロックを行いました。
ラバーロックとは、シーリングで瓦同士を繋いで補強する作業のことです。瓦同士を繋ぐことで、風や地震でバラバラに飛散するのを防ぐ効果があります。
ラバーロックをする際には、必ず瓦の山の部分と側面にシーリングを充填しないといけません。雨水が流れる部分をシーリングで塞いでしまうと、雨漏りする危険性があります。
屋根面全体の瓦をシーリングでラバーロックしました。
土葺きの瓦屋根は、下地の葺き土が乾燥して痩せてくると瓦が動きやすくなってしまいます。葺き土を交換すればその症状を抑えることができますが、瓦すべてめくらないといけないので現実的ではありません。土が痩せて瓦の固定力が低下している際に、ラバーロックを行うと、瓦のズレを防止することができます。
ラバーロックをすると瓦がバラバラになるのを防ぐことができますが、想定外の強風に見舞われると瓦が繋がった状態でズレることもありますので、メリットとデメリットを踏まえて工事しましょう。
棟瓦もシーリングでラバーロックしました。
棟は屋根の一番高い位置にありますので、風や揺れの影響をまともに受けてしまう箇所です。この台風でも棟瓦が崩れた住宅がたくさんありました。
今後の自然災害で、被害を最小限に抑えるために、棟も補強させていただきました。
屋根修理完了です!
台風で瓦が大量にめくれ上がり、下のお部屋で雨漏りしてしまいましたが、修理と補強を行い、以前よりも耐久性のある屋根になりました。
屋根を修理したことで、下のお部屋で発生した雨漏りは無事止まりました。
1階の洋室で発生した雨漏りを止めるために、上にあるベランダを防水しました。
防水の工法はウレタン防水です。液体状のウレタン樹脂をベランダに塗布し、防水層を形成する工事です。ウレタン樹脂は液体ですが、乾くと弾力のあるゴム状の防水層になります。
ベランダ防水完了状況です。
ウレタン樹脂で防水層を形成した後、トップコートを塗布して保護しました。
ベランダを防水した後は、下のお部屋で雨漏りしていないので安心されていました。
【工事完了後】
1階の洋室で発生した雨漏りを止めるために、上にあるベランダを防水しました。
防水の工法はウレタン防水です。液体状のウレタン樹脂をベランダに塗布し、防水層を形成する工事です。ウレタン樹脂は液体ですが、乾くと弾力のあるゴム状の防水層になります。
ベランダ防水完了状況です。
ウレタン樹脂で防水層を形成した後、トップコートを塗布して保護しました。
ベランダを防水した後は、下のお部屋で雨漏りしていないので安心されていました。
ベランダ防水完了状況です。
ウレタン樹脂で防水層を形成した後、トップコートを塗布して保護しました。
ベランダを防水した後は、下のお部屋で雨漏りしていないので安心されていました。
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