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泉南市の台風被害の屋根修理で足場を建てて棟を修復しました
泉南市 台風 台風 台風 台風
【工事のきっかけ】
泉南市の台風被害に遭った屋根の修理工事の施工事例です。T様邸の近所で屋根を修理していた時に「うちの屋根も瓦が落ちたので見てくれませんか?」とお声をかけていただいたことがきっかけで工事に至ります。T様邸は木造・2階建ての住宅で、土葺きの瓦屋根です。台風の強風で瓦が落下したのですが、台風直後はどの業者も忙しく、応急処置もできないまま様子を見られていたそうです。屋根に上がって確認すると、降り棟の瓦がバラバラに飛散し、水平棟の瓦も1枚無くなっている状態でした。棟は屋根の頂点の水平部分のことで、瓦屋根の場合、四角いのし瓦と一番上に葺く半丸状の冠瓦で構成されています。屋根面よりも高く積み上げられている為、風の影響をまともに受けてしまいます。そのため、銅線を通して固定されているのですが、銅線が劣化して切れており、瓦がバラバラに飛散してしまったようです。この工事では、崩れた棟を修復する際に太い銅線を仕込んでしっかりと固定した後にシーリングで瓦同士を繋いで補強させていただきました。工事完了後のT様の声です。「被害にあったまま応急処置もできないままでいたので、近所で出会えてよかったです。対応してくれてありがとうございました」T様のお力になれて良かったです。ありがとうございました。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風 台風
- 施工期間:5日間
- 築年数:約43年
T様邸は土葺きの瓦屋根で、オレンジの釉薬瓦を葺いています。
釉薬瓦とは粘土を瓦の形に形成した後、釉薬という釉(うわぐすり)をかけて焼いた瓦のことです。
台風の強風で棟の瓦が飛ばされてしまいました。
写真は水平棟で、飛散した瓦は1枚でしたが、棟に残った瓦もズレが生じて動いていたので冠瓦を葺き直すことになりました。
台風の強風で降り棟の瓦が大量に飛散していました。
棟は屋根面よりも高く積み上げられているため、風の影響を受けやすい部分ですので、銅線で巻いて固定されていましたが、銅線が切れて瓦がバラバラに飛ばされている状態です。
銅線も月日とともに傷んできますので、緩んだり切れることがあります。そうすると、T様邸のように台風や地震の被害を受けやすくなってしまいますので、台風シーズンの前に一度点検するといいでしょう。
棟のかき合い部分の瓦も1枚飛散し、その周辺と鬼瓦の取り合いの漆喰が剥がれていました。
棟のかき合いとは、複数の棟が合流する部分のことで、形状が複雑になりますので瓦をカットしたり漆喰を詰めて収めています。
漆喰は瓦同士の隙間を埋めて防水し、尚且つ瓦同士を繋ぐ役割がありますので、剥がれてくると防水性が低下して瓦が動きやすくなってしまいます。
工事で使用する足場を設置しました。
T様邸の工事は棟の修復で、細かい作業が必要な崩れた降り棟の前に部分足場を設置させていただきました。
屋根の工事での足場は作業中の職人の安全を確保したり、品質のいい仕事をするために必要になることがほとんどです。
T様邸のように、修理箇所が限定されている場合は部分的に足場を設置することも可能です。
崩れた降り棟はすべて解体することなく修復での復旧になります。
棟を一度解体して積み直す工事はその分費用が掛かってしまうため、屋根に残っている瓦がしっかりしている場合は修復でのご提案をさせていただいております。
割れた瓦や動いている瓦をめくって、表面に出ている乾燥した葺き土を取り除きます。
新しい葺き土を棟の上にのせて、のし瓦を葺いていきます。
土葺きの屋根はこのように粘り気のある土を下地にして瓦を固定しています。
のし瓦は四角くて平らな瓦のことで、棟の両側の屋根面に葺きます。棟瓦を葺く際は、棟に落ちてきた雨水が内側に入り込まないように屋根面の方に勾配を付けないといけません。
のし瓦を葺く段階で銅線を仕込み、棟を葺いた後に銅線を外側から回してしっかりと固定します。既存の銅線よりも太い銅線を使用したので以前よりも切れにくくなっています。
のし瓦とのし瓦の間にも葺き土を載せて瓦を葺いていきます。
T様邸の降り棟はのし瓦2段・冠瓦の仕上げです。
一番上に葺く冠瓦(丸瓦ともいいます)とのし瓦は形状が異なるため隙間が大きく空いてしまいます。その隙間を葺き土で埋めないと瓦をしっかりと密着させられないので、土を多めに載せて葺きます。
冠瓦をすべて葺いた後、仕込んでおいた銅線を外側に回して頂点でくるくると巻いてしっかりと固定しました。
これで、瓦がズレにくくなります。
水平棟の冠瓦も降り棟と同じように葺き直し、最後に銅線で固定させていただきました。
瓦1枚1枚を銅線で固定しています。
棟のかき合いの飛散した瓦を復旧し、かき合い・鬼瓦の取り合いの劣化した漆喰を剥がして新しい漆喰を詰めました。
かき合い部分や鬼瓦の取り合いは机上が複雑ですので、隙間が大きく空きます。雨水が入らないように漆喰を厚く塗りました。
棟は風や揺れの影響を大きく受けてしまうため、今後の自然災害に備えて瓦の継ぎ目にシーリングを充填して瓦同士を繋いで補強させていただきました。
このように瓦と瓦をシーリングで繋ぐ作業のことを「ラバーロック」と言い、瓦がズレたりバラバラに崩れるのを防ぐコカがあります。
降り棟も水平棟と同じようにシーリングでラバーロックして補強しています。
今回の台風で影響が無かった棟もシーリングで補強していますのでご安心ください。
台風被害に遭った屋根の修理完了です!
棟の瓦がバラバラに飛散し、雨水が入ってもおかしくない状況でしたが、きちんと修復したので見た目も防水性も向上しました。白い漆喰がきれいですね!
この施工事例の現地調査と現場ブログは下記のリンクよりご覧になって下さい
台風で被害に遭っていない降り棟も銅線を締め直してシーリングでほきょうしました。鬼瓦の取り合いはシーリングで収めていたので現状復旧で補強しました。
棟の補強状況です。
太い銅線でしっかりと締め付けて固定し、瓦の継ぎ目にシーリングを充填して補強していますので、以前よりも耐久性が向上しました。
屋根面の瓦が1枚割れていたので、新しい瓦に差し替えています。
【工事完了後】
台風で被害に遭っていない降り棟も銅線を締め直してシーリングでほきょうしました。鬼瓦の取り合いはシーリングで収めていたので現状復旧で補強しました。
棟の補強状況です。
太い銅線でしっかりと締め付けて固定し、瓦の継ぎ目にシーリングを充填して補強していますので、以前よりも耐久性が向上しました。
棟の補強状況です。
太い銅線でしっかりと締め付けて固定し、瓦の継ぎ目にシーリングを充填して補強していますので、以前よりも耐久性が向上しました。
屋根面の瓦が1枚割れていたので、新しい瓦に差し替えています。
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