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岸和田市の雨漏りの原因は棟!水が廻っていた降り棟を葺き直しました
岸和田市 台風 台風 台風 台風
【工事のきっかけ】
岸和田市の雨漏り修理の施工事例です。T様より「台風で2階と1階のお部屋の天井に雨漏りしてるので見に来てもらえますか」とのご相談をいただき、確認すると、屋根の棟から雨水が入っている形跡がありました。棟とは屋根の頂点のことで、横方向の文を水平棟、軒先に降りる棟を降り棟と言います。棟は屋根面同士の取り合いになりますので、和瓦の場合、瓦を積み上げて雨仕舞しています。その瓦を棟瓦といい、瓦の勾配が狂って雨水が内側に入り込んでいるとの見解です。棟のほとんどに雨水が入っている形跡がありましたが、予算内で工事するために、雨漏りに関係している降り棟だけを積み直すことになりました。既存の降り棟を一度解体し、新しい葺き土を使用して勾配をきちんととって棟を積み直す工事を行い、その後は雨漏りしていないとのことです。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風 台風
- 施工期間:1日
- 築年数:約28年
- 施工費用:約31万円(税込み・下屋水切り取付費用含まず)
雨漏りしている2階の洋室の天井です。
このお部屋はかなり前になりますが以前にも雨漏りしたことがあり、その時にご相談された業者の方にも降り棟の積み直しの提案があり、工事されたそうですが、また雨漏りが発生しました。
今回の台風で1階の洋室の天井にも雨漏りが発生しました。
このお部屋の上には下屋があり、壁際の取り合いから雨水が入っている可能性がありました。
T様邸の屋根は土葺きの瓦屋根で、棟から雨水が入っている形跡がありました。
棟の内側に浸入した雨水が瓦の隙間から繰り返し出てくると、写真のように筋が付きます。これは棟の中の土のアクや瓦の成分が雨水と一緒に流れ出ていることを表しています。屋根面に雨水が流れているだけではこのような筋が残りません。
T様邸は降り棟だけでなく水平棟にも雨水が廻っている形跡が残っていました。
棟から浸入した雨水が部屋内まで達すると、雨漏りとして認識されますが、入る雨の量が少ないと、小屋裏に染み込むだけでとどまることもあります。
こうして屋根全体を確認すると屋根全体に黒い雨染みの筋が残っていることが分かります。
すべての棟を解体して積み直すとこのような症状は改善されますが、予算面を踏まえて、今回は雨漏りに関係している降り棟のみを積み直すことになりました。
こちらが雨漏りの原因の可能性がある降り棟です。
破損やズレなどなくきれいな状態ですので、解体して積み直すのはもったいない気がするかもしれませんが、雨漏りを止めるために必要な工事です。解体・積み直しですので、既存の瓦は再利用させていただきます。
1階のお部屋に発生した雨漏りは、下屋と壁との取り合い部から雨水が浸入したという見解です。
降り棟と壁際の地瓦(屋根面の瓦)とのし瓦(四角い瓦)の取り合いの隙間には漆喰を詰めているのですが、ご主人様が上から漆喰を詰めてメンテナンスをした時に、やや手前に出過ぎてしまいました。
漆喰が手前に出てくると雨水に直接あたり、その分雨水を吸い込んでしまいます。
漆喰が手前に出過ぎたことで雨漏りした事例も数多くありますので、軽視してはいけません。
この工事で、壁際から雨水が入らないように大きな板金を上から被せて取付けることになりました。
既存の棟瓦をめくって解体しました。
葺き土は袋に詰めて産業廃棄物処分します。
乾燥した葺き土では瓦を密着・固定することができません。そのため、既存の葺き土を撤去して新しく交換する必要があります。
降り棟の頂部には水平棟の取り合いである「かき合い」があり、両方が干渉しあっています。
降り棟を積み直す際に水平棟の一部を解体しないときちんと積み直すことができないので解体しました。
続いて、新しい葺き土を載せてのし瓦を積み上げていきます。
土葺きの屋根は粘り気のある葺き土で瓦を密着・固定しています。棟に落ちてきた雨水が屋根面に流れるように、四角いのし瓦を両側の屋根面に勾配を付けて葺かないといけません。また、棟は屋根面よりも高く突き出ており風や揺れの影響を受けやすく、更に複数の瓦を積み上げている形状です。その影響で瓦がバラバラに崩れるのを防ぐために太い銅線を仕込んで最後に固定させてていただきます。
水平棟ののし瓦も新しい葺き土にしっかりと密着させて復旧しました。
このように複数の棟が合流する部分を「棟のかき合い」と言います。形状が複雑ですので、どうしても雨仕舞が悪くなってしまうため、雨水の流れなどを考慮して施工しないといけません。
既存と同じようにのし瓦を4段積み上げ、一番上に冠瓦を載せて銅線で固定します。
写真のように葺き土をこんもりと載せて、隙間を埋めるように敷きのばして冠瓦を固定します。
棟の一番上に冠瓦を載せて、あらかじめ仕込んでおいた銅線を冠瓦の穴に通して頂部で巻いて固定しました。
棟は強風や強い地震の揺れを受けると崩れる危険性があるため、このように銅線やシーリング材などで補強しておくと被害を少なくすることができます。
棟のかき合いの、鬼瓦の取り合いや棟同士の取り合いの隙間には現状復旧でシーリングを充填して防水・固定させていただきました。
この部分に漆喰を詰めることもありますが、T様邸はシーリングでの収め方でしたので、同じように復旧しています。
棟ののし瓦と屋根面の地瓦は形状が異なるため隙間が大きく空いてしまいます。その部分に施工する漆喰を「面戸漆喰」と言います。棟を解体・積み直し工事では面戸漆喰も撤去しますので、漆喰工事がセットになっています。
面戸漆喰が剥がれてくると、下地の葺き土が雨水や風に晒されて流れて痩せてしまいます。そうすると、棟瓦のバランスが崩れて瓦が動きやすくなったり、雨漏りすることがありますので、定期的にメンテナンスが必要な部分になります。
降り棟積み直し工事の後、何度か雨が降った後に確認させていただくと、その後雨漏りしていないとのご報告があり、安心されていました。
街の屋根やさん岸和田店は、雨漏り調査や修理などのご相談を承っておりますので、何度も繰り返す雨漏りでお困りの方は一度ご相談ください。
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この工事で太い銅線を新たに仕込んで、棟瓦をしっかりと固定させていただきました。
その後、雨漏りが止まり本当に良かったです。
【工事完了後】
この工事で太い銅線を新たに仕込んで、棟瓦をしっかりと固定させていただきました。
その後、雨漏りが止まり本当に良かったです。
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