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岸和田市のセメント瓦がズレて雨漏りが発生!瓦をシーリングで復旧
岸和田市 台風 台風 台風
【工事のきっかけ】
岸和田市にお住いのO様より「2階の天井に雨漏りしてるんです。こういうのって、見てもらえたりするんですか?」とのお問い合わせがあり、現地調査にお伺いし、その後屋根の修理を行いました。
「台風の時には雨漏りしていなくて安心していたんですが、3か月くらい経ってから急に雨漏りしてびっくりしたんです」と驚かれていました。
O様邸は木造2階建てで、屋根にはセメント瓦(洋瓦)を葺いています。葺き土を使用しない「引っかけ桟瓦葺き」という工法で葺いた屋根で、雨漏りしているお部屋の上の瓦が1枚抜けている状態でした。反対側の屋根の軒先付近の瓦も1枚同じように抜け落ちており、下屋の棟の瓦も強風の影響で横方向にズレが生じていました。
幸い、抜け落ちた瓦が屋根の上に残っていたので、再利用し、シーリングでしっかりと固定させていただきました。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風
- 施工期間:2日間
- 築年数:築約25年
- 施工費用:約45万円(税込み・足場費用・カーポートパネル仮撤去及び復旧含む)
現地調査当日の様子です。
「2階のお部屋に急に雨漏りが発生した」とのことで、早急にお伺いしました。
O様邸は木造2階建てで、屋根にはセメント瓦を葺いています。
早速、雨漏りしているお部屋を確認させていただきました。
雨漏りしているのは2階の洋室の天井で、屋根の位置でお伝えすると、ケラバ付近です。
雨漏りの調査では、まずは建物や屋根の形状を下から見える範囲で確認し、その後に雨漏りしているお部屋の中を見させていただきます。雨水がどの位置に、どのように出ているか確認してから屋根の上に上がると、おおよその検討をつけて調査ができるからです。
雨漏りしているのは屋根のケラバ付近の下の天井です。
ケラバとは
切妻屋根や片流れの屋根で、雨樋が付いていない面の端のことを表し、部材の名前ではなく、屋根の場所のことです。ケラバがあると、外壁に雨水が直接伝うのを防ぎ
、汚れや劣化を遅らせることができます。また、日当たりの調整も可能です。ケラバが無いと窓や外壁に直接日光があたり、室温が上がってしまいます。
お部屋の中を確認してから屋根の上に上がって調査をすると、雨漏りしているお部屋の上の瓦が1枚抜け落ちていました。
O様邸の屋根は「引っかけ桟瓦葺き」という葺き土を使用しない工法の屋根で、土がない分屋根の重量が少なくなります。
引っかけ桟瓦葺きは、屋根面に「桟木」という長い木材を打ち付けて、そこに瓦の突起を引っ掛けて釘で固定します。
瓦は釘留めされているのですが、台風の強風で釘が抜けたのか、もともと一部釘留めされていなかったのか、釘がありませんでした。釘留めされていないと、桟に瓦を引っ掛けているだけの状態ですので、強風で瓦が持ち上がると飛散する可能性があります。
瓦の下に敷いているルーフィングは、雨水が内部に浸入するのを防ぐための丈夫な防水シートです。O様邸は「アスファルトールーフィング」という、道路と同じ素材(アスファルトをフェルト状のシートに染み込ませて形成)を用いたシートを敷いていました。
ルーフィングはタッカーという大きなホッチキスの針のような釘で屋根の野地板(下地)に向かって固定されています。そして、瓦を固定するための桟も野地板に向かって釘留めされているため、雨水が瓦の内側に浸入すると、釘留めした部分から雨水が染み込んで雨漏りすることがあります。ルーフィングは追従性があり、釘に密着しますが、経年でルーフィングが傷んでくると雨水が入ってしまいます。O様邸の瓦がズレた箇所は屋根の真ん中あたりですので、上から流れてきた雨水が大量に浸入し、ルーフィングの傷んでいるところから雨漏りしたのでしょう。
雨漏りしていますので、調査の時に抜け落ちた瓦を差し込んで応急処置させていただきました。
瓦を差し込んでいるだけですので、本工事できちんと固定しないとまた抜け落ちる可能性があります。
上に瓦があるため、ズレた瓦を固定する際は釘留めすることができません。そのため、上の瓦を持ち上げて桟に引っかけ、シーリングで固定する方法をとらせていただきます。
雨漏りしている箇所の反対側の屋根面の瓦も同じように抜け落ちているのを見つけました。
幸い、瓦が地面に落下せず屋根の上に残っていたので、修理の際は再利用させていただきます。
このズレた瓦も応急的に差し込ませていただきました。
雨漏りしている箇所付近の瓦が1枚割れていました。
割れていましたが、欠損していなかったのでシーリングで処置させていただくことになりました。
瓦を差替えることも可能ですが、瓦を固定している釘を抜く時にルーフィングを傷める可能性がありますので、シーリングでの補修になりました。
こちらは、雨漏りとは関係のない部分ですが、台風での被害が遭ったのでお伝えします。
1階の屋根の棟瓦が横方向にズレています。
棟とは屋根の一番高いところを指し、雨水が内部に浸入するのを防ぐために瓦を葺いています。棟の一番上に葺く冠瓦が風を受けてズレていました。
修理の際はズレを戻して銅線を締め直し、シーリングでしっかりと固定させていただきます。
現地調査を行い、修理のご提案をお預けし、修理のご依頼があったので工事を着工することになりました。
職人が道具や資材を持って安全に屋根に上がれるように部分的に足場を設置させていただきました。
足場を建てる位置にカーポートの屋根があるので、足場の単管(柱)を通せるように屋根のパネルを一部仮撤去しました。足場を撤去した後にパネルは復旧させていただきます。
台風の強風に煽られて抜け落ちてしまった瓦を差し込んで固定させていただきます。
スレート葺き(平型の薄い屋根材)の屋根もそうですが、屋根材を釘留めして葺いている場合で、上に屋根材が残っている場合は差し替えの際に釘を抜かないといけません。そうすると、下に敷いているルーフィングを傷つける可能性がありますので、欠損していない場合はシーリングで処置することがほとんどです。
上に葺いている瓦を持ち上げて、抜け落ちた瓦を差し込み桟に引っかけました。
上に瓦があるため、釘留めすることができないので瓦の山の部分と側面にシーリングを充填して固定させていただきました。(釘留めする箇所は瓦の下に隠れる位置にあるため)
この時、雨水が流れる面(瓦のへこんだ部分)にシーリングを充填すると、瓦の内側に雨水が入った時に雨水を受けてしまいますので、必ず山状の部分に充填しないといけません。
台風の被害に遭った1階の屋根の棟瓦も固定させていただきます。
棟は屋根の高い位置にあり、屋根面よりも突き出ていますので、風や地震の揺れを受けやすい箇所です。被害を抑えるために棟に銅線を通して固定されているのですが、経年で銅線が緩んだり切れたりすると瓦がズレやすくなります。
棟は屋根面同士の取り合い部になり、隙間がありますので瓦がズレたり飛散すると雨漏りの原因になってしまいます。
ズレた瓦を戻し、緩んだ銅線を締め直してから継ぎ目にシーリングを充填してしっかりと固定させていただきました。
近年は大型の台風が頻繁に上陸します。棟は被害に遭いやすいので、棟の端から端までシーリングで繋いで補強させていただきました。
棟の修理完了です。
今回は火災保険を使用しての工事でしたので、被害箇所の復旧のみ行うことになりました。
1階の屋根の棟の先端で、2階の屋根のケラバとの取り合い部に詰めている漆喰が剥がれていたので詰めなおしました。漆喰は瓦同士の隙間を塞いで防水しており、剥がれてくると雨漏りすることがありますのできちんと処置させていただきました。
屋根修理完了状況です。
セメント瓦の主成分はセメントですので表面を塗装して雨水から屋根を守っています。表面の塗膜が剥がれてくると雨水を吸い込むようになり、瓦自体が劣化してきますので定期的な塗り替えが必須です。特にセメント瓦は雨水を含むようになると劣化が進み、割れやすくなりますので早めの塗り替えをお勧めしています。
街の屋根やさん岸和田店は屋根の塗装のご相談も承っておりますのでお気軽にご相談ください。
【工事完了後】
1階の屋根の棟の先端で、2階の屋根のケラバとの取り合い部に詰めている漆喰が剥がれていたので詰めなおしました。漆喰は瓦同士の隙間を塞いで防水しており、剥がれてくると雨漏りすることがありますのできちんと処置させていただきました。
屋根修理完了状況です。
セメント瓦の主成分はセメントですので表面を塗装して雨水から屋根を守っています。表面の塗膜が剥がれてくると雨水を吸い込むようになり、瓦自体が劣化してきますので定期的な塗り替えが必須です。特にセメント瓦は雨水を含むようになると劣化が進み、割れやすくなりますので早めの塗り替えをお勧めしています。
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屋根修理完了状況です。
セメント瓦の主成分はセメントですので表面を塗装して雨水から屋根を守っています。表面の塗膜が剥がれてくると雨水を吸い込むようになり、瓦自体が劣化してきますので定期的な塗り替えが必須です。特にセメント瓦は雨水を含むようになると劣化が進み、割れやすくなりますので早めの塗り替えをお勧めしています。
街の屋根やさん岸和田店は屋根の塗装のご相談も承っておりますのでお気軽にご相談ください。
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