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貝塚市の軒天井のケイ酸カルシウム板を張替え塗装した各所修理工事
貝塚市 台風 台風 台風 台風 庇修理・波板張替え他
【工事のきっかけ】
以前、街の屋根やさん岸和田店で屋根修理などをしていただいたお客さまのご紹介で、「親戚の家なんですが、台風で軒天井の板が剥がれたり、雨戸が壊れたりしていて、誰に相談したらいいか分からないみたいなので、見てもらえませんか?」とのご相談をいただき、工事に至ります。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風 台風 庇修理・波板張替え他
- 施工期間:2週間
- 築年数:約35年
- 使用材料:ケイ酸カルシウム板、塗料、塩ビ雨樋、ガルバリウム鋼板、化粧合板など
H様邸はサイディングの外壁とモルタルの塗り壁の建物があり、台風の影響で屋根には問題ありませんでしたが、軒天井板が剥がれて木製の雨戸や庇も一部破損してしまいました。また、経年で脆くなっていたモルタル外壁の表面が剥離して落下しかけている状態で、波板や雨樋も飛散していました。
H様邸の外観、玄関側の正面から見た様子です。
赤い点線部が軒天井で、黄色い点線部が破風板(はふいた)です。
「軒先」とは屋根の先端のことで、外壁よりも突き出ている軒先の裏面のことを「軒天井」と言います。
破風とは、雨樋が付いていない屋根の端の面のことで、そこから風や雨水が屋根の内部に吹き込むのを防止するために張られた板のことを「破風板」と言います。
H様邸は台風の強風で軒天井に張っていたケイ酸カルシウム板(耐火性のあるボード)が割れて一部が飛散し、外れかかっている箇所もありました。
ケイ酸カルシウム板は下地に向かって釘留めされていましたが、日々風や外気に晒されているうちに釘が緩んで固定力が弱くなっていたのでしょう。
軒先側の軒天井板は外れて飛散している状態でした。
軒天井板が剥がれると、そこから雨水が浸入し、屋根の下地や垂木などを濡らして腐食させ、強度を低下させたり、湿気の影響でカビが発生しお住いされているご家族様の健康にも悪影響を与える可能性がありますので、きちんと修理しないといけません。
破風にもケイ酸カルシウム板を張っており、表面を塗装していましたが、経年で塗膜が傷んできており、台風の雨風に打たれてポロポロと剥がれてきていました。この部分は家の前面道路に面しており、通行人のかたにも見えることから、きれいに塗り替えてほしいとご希望されていました。
修理工事では飛散した軒天井を張り替えて、抜けにくいビスで固定し、既存の軒天井板もビスで留めて補強させていただきます。そして、ボロボロになった破風板を含めて、軒天井、鼻隠し(屋根の軒先の雨樋が付いている面)も塗り替えることになりました。
モルタル外壁の建物に取り付けられている木製の庇も被害に遭っていました。
台風の後に家の周囲をよく確認すると、庇の下面の板が割れて穴があいていたそうです。
庇とは、窓や出入り口などの開口の上に設置する小さな屋根のことで、日除けや雨除けの意味合いで施工されています。
庇の天板を確認すると、板金が外れて動いている状態でした。台風の強風で飛ばされなくて良かったですが、下地の板が腐食するなど劣化が著しいので、下面の板や板金、腐食している木部などを入れ替えることになりました。
1階のテラス屋根の上にある庇もかなり傷んでいました。下面の板が腐食してボロボロになり、剥がれています。
H様邸は他にも庇がありましたが、この2カ所の劣化が進んでいたので、この工事で修理することになりました。
同じ庇を上から確認すると、板金が強風を受けて変形していました。台風被害に遭ってからお伺いさせていただくまで数カ月が経っていたので、この隙間から雨水が浸入して更に劣化を進めてしまったのでしょう。
テラス屋根の上にある2階の腰窓の雨戸も破損していました。
この雨戸は台風前は使用できていたとのことですが、台風の影響で表面の板が剥がれてしまい、ほとんど骨組みだけの状態になっていました。
他にももう一カ所の雨戸も同じように破損したので合計4枚修理することになりました。
テラス屋根の波板も台風の強風で一部割れて飛散してしまいました。この上には破損した庇や雨戸があり、修理の際にここに足場を建てないといけません。飛散した部分だけ波板を張り替えることも可能でしたが、足場を建てる際に波板を仮撤去することから、この機会に衝撃に強く割れにくいポリカ波板へすべて張替えることになりました。
1階のテラス屋根の波板が割れて飛散していました。
このテラスの上には傷んだ庇や雨戸があります。修理の際にここに足場を建てないといけませんので、波板を仮撤去しないといけません。ですので、この機会に耐久性のあるポリカーボネート製の波板に貼りかえることになりました。
モルタルの外壁にはひび割れがいくつか発生しており、おの中の一部の外壁が浮いて剥離している状態でした。手で押して確認すると、同じ壁の広範囲で浮きが見受けられました。
また大型の台風が上陸すると、外壁の表面が剥がれて落下する危険性がありますので、この工事で傷んでいる外壁を叩いて落とし、モルタルを塗って復旧した後、壁一面を塗装することになりました。
ここからは風雨被害箇所の修理の様子をご紹介します。
H様邸は正面の破風板や軒天井、庇や雨戸などの被害が点在していますので、足場を全周に建てることになりました。
足場は、工事する範囲や内容によって建て方が変わってきます。修理する箇所が一部分なら部分足場を建てることも可能です。職人が安全に、そして作業しやすいように事前に調査・設計して設置します。また、足場の周りにはメッシュシートを張っていることがほとんどですが、このシートは職人や道具などの落下を防ぐ役割があります。塗装工事では高圧洗浄時の汚れた水しぶきや塗料の飛散を防止するなど活躍します。
軒天井の修理状況です。
破損した板を剥がして内部を確認しましたが、下地には影響がなかったのでそのまま再利用し、ご用意したケイ酸カルシウム板を張って復旧します。
ケイ酸カルシウム板は水酸化カルシウムと砂を主原料に板状に加工した建材です。不燃性や耐水性を備えていますので、軒天井だけでなく、室内や半外部にも使用されます。
破損した軒天井板を撤去して新しい板(ケイ酸カルシウム板)をしっかりとビスで固定しました。
軒天井の板が無くなると、そこから雨水や風が吹き込んで建物に悪影響を与えてしまいます。軒天井は雨除け、日除けの他に、外壁を保護したり、万が一火事が発生した時に延焼を防ぐ役割もあります。
軒先側の軒天井板も張り替えました。
普段は軒天井のことをあまり気にかけることはないかもしれませんが、飛散すると心配になります。また、軒先は雨水が集中しますので、劣化しやすい箇所です。被害が拡大する前に、メンテナンスしましょう。
既存の軒天井板も今後の台風で飛散しないように、すべてビス留めして補強させていただきました。釘留めしている箇所の横はもちろん、数を増やして固定したので安心です。
ケイ酸カルシウム板は丈夫で劣化しにくいと言われていますが、汚れが目立ち、ひび割れが生じるというデメリットもあります。今回の工事で既存の軒天井もビス留めして補強したので、ビス頭を目立たなくするためにも塗装で仕上げることになりました。
ビス頭や板の継ぎ目にパテという補修材を詰めて平らにし、サンドペーパーで表面に付いた汚れを落として目粗し(表面に細かい傷をつけて塗料の付着を向上させる工程)してから塗装します。
下地を処理してから塗装しました。
塗料をしっかりと密着させるために下塗りし、そのあと上塗り塗料を2回に分けて塗布しました。
塗装前にビス頭や板の継ぎ目をパテで処理したので一体性のあるきれいな仕上がりになります。表面を塗膜で覆ってあげると、汚れが付きにくく、劣化を遅らせることができます。
破風板も同じように下塗り・中塗り・上塗りの3工程行います。
写真は下塗り状況です。
下塗りは白い色ですが、現状復旧しますので、既存の破風板の色に近い色を調色して作り、中塗り・上塗りします。
鼻隠しも塗装します。
鼻隠しとは、軒樋(横方向の雨樋)の下にある長い板のことです。屋根の構造部の垂木(棟から軒先にかけて渡した材)の切り口(鼻先)を隠し、雨樋の下地板としての役割も担っています。鼻隠しがないと、垂木や野地板の切り口から雨水が染み込んで腐食する原因になります。
今回は美観性を向上させるために塗装します。
こちらはテラス屋根の上に設置されている庇です。
天端の板金をめくると、下地に水が廻ってボロボロになっていました。この下地板はパーティクルボードという細かい木材チップを熱で圧着加工した板で、水や湿気に弱いので、水が浸入したことにより崩れていました。
この修理では耐久性・防水性を向上させるために、構造用合板という強い合板を下地にし、防水シートを敷いてから板金を施工します。
下地のボードを撤去し、新しい下地を入れて補強しました。
見た目がきれいになっても、構造部の強度が低下したままだとまた被害に遭いますので、きちんと補強し耐久性をアップさせます。
続いて構造用合板を張りました。
庇は見た感じほとんど水平に思いますが、雨水が軒先側に流れるように少し勾配を付けています。勾配が逆だったり、水平の場合、壁際に雨水が溜まって雨漏りのリスクが高くなってしまいます。
構造用合板の上にアスファルトルーフィングという防水シートを敷きました。ルーフィングは屋根の下葺き材としても使用されており、これがあると屋根材の内側に水が廻っても下に浸入することはありません。ただし、ルーフィングが劣化すると雨漏りしますので、耐用年数を踏まえて定期的にメンテナンスしましょう。
ルーフィングの上にガルバリウム鋼板を葺きました。
既存の庇の仕上げはカラー鋼板(鉄板の表面を塗装加工したもの)でしたが、錆に強いガルバリウム鋼板を採用しました。
弱点になりやすい壁際には、雨水が内部に浸入するのを防ぐ壁際水切りを取付けて仕舞しました。
穴があいていた下面の板も撤去し、現状復旧で化粧合板を張りました。
庇の天端をきちんと防水し、内部から雨水が浸入するのを防いでいますので、以前よりも腐食しにくくなっています。また、庇の周囲の木部も美観性と保護を兼ねて塗装して仕上げました。
もう一カ所の庇も、板金をめくると下地のパーティクルボードがボロボロになっていました。
先ほどお伝えしましたが庇も屋根と同様に、雨水が軒先方向へ流れるように勾配を付けていますので、内部に浸入した雨水が軒先に溜まり、腐食させていました。
パーティクルボードを撤去すると、ベースの木部も傷んでいることが分かりました。
パーティクルボードと接する面の腐食が進んでいます。
上から見ると、枠が腐食して下地を支えるベースが外れていました。
本来は枠材に厚みがあったのですが、水が廻って腐食し、薄くなったことで下地を支えるベースが外れたのです。このまま放置していたら、次の台風で板金だけでなく庇本体が飛散していたかもしれません。
腐食している枠は再利用できませんので、撤去して交換しました。
他の強度が低下している木部もすべて入替え、下地には構造用合板を使用し、ルーフィングで防水して板金を葺き、庇の耐久性を向上させました。
下面の板も撤去して化粧合板を張り、周囲の木部を塗装して完成です。
見た目もきれいに、そして頑丈に生まれ変わりました。
破損した雨戸は計4枚修理しました。
表面に化粧合板を張り、周囲の木部を塗装しました。
これで雨戸として使用することができますね。
モルタル外壁の劣化部の補修です。
ひび割れて剥離してきている部分を叩いて落とすと、建物の半分くらいの範囲にわたりました。
台風の雨風を受けてモルタル外壁がごっそりと剥がれ落ちていたり、落ちかかっている住宅をよく見かけましたが、下に人がいる時に落下すると大変危険です。脆くなっている外壁は表面が波打っていたり、触るとフカフカしていますので、一度確認してみましょう。
左官職人がモルタルを塗装して外壁を復旧し、しっかりと乾燥させてから、塗装職人がこの壁一面を塗装して仕上げました。
街の屋根やさん岸和田店は、屋根の工事は屋根職人、板金・樋に関しては板金職人、塗装は塗装専門の職人、建物の躯体や内装に関しては大工、左官は左官職人、という風に、各専門の職人により作業を行っています。
割れて飛散した軒天井板を張り替え、軒天井板・破風板・鼻隠しを塗装し、美しい外観になりました。
家の前を通りかかったお知り合いの方に「きれいになったね~!」と言われた、とのご報告があり、スタッフ一同嬉しく思っています。
落ちかかっていた外壁はモルタルを塗り替えて、壁一面を塗装しました。外壁に付帯している雨樋も塗装したので、外壁ともにピカピカです。この部分は家の裏側で人目につきませんが、きれいになると嬉しいですね。
2階の軒樋が台風で飛散していたので、新しい軒樋で復旧しました。受け金具も変形していましたが、形を整えることで再利用できました。
1階に設置されているテラスの波板が一部飛散したので、この工事で割れにくいポリカ波板に張り替えました。
既存の波板は塩ビ製でしたが、経年で割れやすくなるため、衝撃に強く劣化しにくいポリカ波板を採用しました。これで洗濯物を干していて急に雨が降ってきても安心ですね。
【工事完了後】
割れて飛散した軒天井板を張り替え、軒天井板・破風板・鼻隠しを塗装し、美しい外観になりました。
家の前を通りかかったお知り合いの方に「きれいになったね~!」と言われた、とのご報告があり、スタッフ一同嬉しく思っています。
落ちかかっていた外壁はモルタルを塗り替えて、壁一面を塗装しました。外壁に付帯している雨樋も塗装したので、外壁ともにピカピカです。この部分は家の裏側で人目につきませんが、きれいになると嬉しいですね。
落ちかかっていた外壁はモルタルを塗り替えて、壁一面を塗装しました。外壁に付帯している雨樋も塗装したので、外壁ともにピカピカです。この部分は家の裏側で人目につきませんが、きれいになると嬉しいですね。
2階の軒樋が台風で飛散していたので、新しい軒樋で復旧しました。受け金具も変形していましたが、形を整えることで再利用できました。
1階に設置されているテラスの波板が一部飛散したので、この工事で割れにくいポリカ波板に張り替えました。
既存の波板は塩ビ製でしたが、経年で割れやすくなるため、衝撃に強く劣化しにくいポリカ波板を採用しました。これで洗濯物を干していて急に雨が降ってきても安心ですね。
1階に設置されているテラスの波板が一部飛散したので、この工事で割れにくいポリカ波板に張り替えました。
既存の波板は塩ビ製でしたが、経年で割れやすくなるため、衝撃に強く劣化しにくいポリカ波板を採用しました。これで洗濯物を干していて急に雨が降ってきても安心ですね。
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