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熊取町の台風で剥がれたカラーベストを差替えひび割れも補修
熊取町 台風 台風
【工事のきっかけ】
「台風の強風で屋根のカラーベストが剥がれたんです」とのご相談をいただき、現地調査を行いカラーベストの部分張り替えの工事を行いました。屋根や外壁の塗り替えもご検討されていましたが、今回は加入している火災保険を利用することになり、被害箇所のみを修理し、将来的に塗装を行うことになりました。
基本情報
- 施工内容:台風 台風
- 施工期間:3日
- 築年数:約18年
- 施工費用:約23.5万円(税込み・足場代・ひび割れ補修費用含む)
「台風の後、家の周りを確認したらカラーベストが庭に落ちていたので、遠くから屋根を見て確認すると、剥がれているのが見え、慌てて業者を探したんです」
Y様のお話です。
念のため庭に落下していたカラーベストを保管されていました。
カラーベストとは平型の薄い屋根材のことで、厚さが約5ミリ程度で軽量なのが特徴です。
Y様邸の裏にある住宅の隙間から被害にあった屋根が見えました。
黄色い矢印のところがカラーベストが剥がれた部分です。
カラーベストは薄型の屋根材ですので、一般の方が見上げても、めくれているかどうか判断がしにくいことが多いので、「なんか変だなぁ」と思ったら念のため業者に相談しましょう。
地上から見てある程度の被害状況は分かりましたが、屋根全体を確認するため上に上がって調査しました。
Y様邸は2階建ての住宅で、周囲にはしごを立てるスペースがなかったため、一旦ベランダに上がってはしごを引っ張り上げ、そこから屋根に上がりました。
屋根の調査は実際にお伺いして初めて屋根に上がれるかが分かります。建物の形状や周囲の状況、屋根の勾配によっては上に上がっての調査ができない場合があります。その時ははしごを立てて軒先から確認するか、後日ドローンを飛ばして調査(別途費用が掛かります)するなど別の方法をとります。明らかに屋根に被害があり、修理される場合は、足場を先行して設置してから詳しい調査を行うこともあります。
屋根に上がって確認すると、カラーベスト2枚割れてめくれていました。(黄色い矢印部分)
カラーベストは下地の野地板に向かって1枚1枚専用の釘で固定されています。そのため、土葺きの瓦のようにズレたり落下することは少ないですが、このように強風で割れてめくれてしまうことがあります。
カラーベストは軒先から順に上に上に重ね代をとって釘留めして葺いています。釘で固定する部分は上に葺くカラーベストの下になり隠れて見えなくなり、釘頭から雨水が浸入するのを防止しているのですが、カラーベストがめくれたことで釘頭がむき出しの状態になっていました。カラーベストの下にはルーフィングという耐久性のある防水シートを敷いていますので、雨漏りに直結することはほとんどありませんが、じわじわと雨水が浸入する可能性がありますので放置せず必ず修理しましょう。
カラーベストの主成分はセメントですので、もともと吸水性があります。そのため、表面を塗膜で覆って防水性を持たせているのですが、その塗膜は永久的ではなく傷んで剥がれてきてしまいます。そうすると、雨の日に雨水を吸い込むようになり、含水(膨張)・乾燥(収縮)を繰り返すうちにカラーベストが反り返ってきてしまいます。カラーベストが反ると、隙間が生じ、その隙間に強風が吹き込むとY様邸のように割れてめくれる可能性が高くなってしまいます。また、カラーベストを釘留めしている箇所は頑丈に押さえていますので、反ってくるとそこから割れてしまいます。このような劣化症状を抑えるためには定期的な塗り替えが必要です。表面を塗装により覆ってあげると、また雨水を弾くようになりますので劣化を遅らせることができます。
Y様邸の屋根も塗膜の劣化が進んでおり、塗り替えをご検討されていました。
台風の被害箇所の他に、カラーベストのひび割れもいくつか発生していました。
上記でお伝えしたように、カラーベストの塗膜が傷むと「反り」や「割れ」の劣化症状が現れます。これはカラーベスト自体の劣化が進んでいるということです。この状態のまま塗り替えを行わず放置し続けると、カラーベストが脆くなり屋根の上を歩くだけで割れてしまい、塗り替えでのメンテナンスができなくなる危険性があります。
可能であれば、カラーベスト自体が劣化する前のいい状態のうちに塗り替えてあげると、健全な屋根のまま保つことができます。
Y様邸はそろそろ塗り替えの時期に来ておりご検討されていましたが、今回はご加入されている火災保険を利用して修理されるので、屋根や外壁の塗装は近い将来のうちに落ち着いてから行うことになりました。
カラーベストの屋根には「棟」や「壁際」「軒先」「ケラバ」など、雨仕舞が必要な箇所に板金を取付けています。(雨仕舞とは雨水が内部に浸入しないようにすることです)その板金を固定している釘が緩んで抜けてきていました。
特に棟板金は屋根の頂点(三角になった部分)に取り付けられており、風や揺れの影響を受けやすい位置にあります。日々、風にあたり振動などの揺れを受けて釘が緩んでくることが多く、台風でも「棟板金が飛んでしまった」というご相談が数多くありました。この工事では可能な限り緩んだ釘を打ち直します。
台風で飛散したカラーベストを部分張り替えします。
カラーベストは軒先から順に釘留めし、釘留めした箇所が上に葺くカラーベストで隠れる形状になっています。そのため、部分的な張替を行う時は釘留めすることができないのでシーリングでの固定になります。(釘留めするとなると、上に葺いているカラーベストを棟まで剥がさないといけないため)
Y様邸の被害箇所の一カ所は棟の際でしたので、その部分は張りじまいになるため釘留めすることが可能です。張りじまいのカラーベストの上には板金を被せていますので(棟板金)、板金を仮撤去してから張り替えます。
カラーベストは軒先から順に釘留めし、釘留めした箇所が次に葺くカラーベストで隠れる形状になっています。そのため、部分的な張替の場合は、上にカラーベストがあるので釘留めできません。シーリングを充填して固定する方法をとりますが、しっかりと固定されますのでご安心ください。
Y様邸の被害箇所は一部が棟板金(屋根の頂点の水平部分)の下だったので、張りじまいになります。棟板金を撤去すると釘留めできますので、一部仮撤去することになりました。
棟板金を仮撤去すると、その下には「貫板」と呼ばれる板金を固定するための下地板があります。その貫板も一部仮撤去しました。
板金の下に隠れていた釘が露になったので、釘を抜いて破損したカラーベストをめくり、下から順に新しいカラーベストを釘留めして固定しました。
破損したカラーベストを差替えてから、仮撤去していた貫板・棟板金を復旧しました。
板金もカラーベストと同様にしっかりと釘留めし、板金の継ぎ目から雨水が入らないようにシーリングを充填して防水しました。
屋根面の途中のカラーベストの差し替えです。
釘を抜く専用の道具を使用して釘を抜き、破損したカラーベストを撤去して差し替えます。上に既存のカラーベストがあるため釘留めすることができないので、シーリングを充填しての固定になります。(シーリングでもしっかりと固定できますのでご安心ください)
続いてカラーベストのひび割れの補修を行いました。
カラーベストのひび割れの補修ではシーリングを使用します。ひび割れたカラーベストを差替えることも可能ですが、カラーベストを撤去する時に釘を抜かなければならず、ルーフィングを傷つける可能性がありますので、欠損せずひび割れ程度でしたらシーリングでの補修を行うことがほとんどです。
まずは、ひび割れに沿ってプライマーを塗布します。
プライマーとは接着剤のような塗料のことで、この上に充填するシーリングをしっかりと密着させてくれます。
プライマー塗布後、シーリングを充填してひび割れを補修しました。
ひび割れの数が多すぎたり、カラーベストの劣化が進んでしまうとシーリングでの補修ができなくなり、最悪の場合葺き替えないといけなくなりますので、劣化が進む前に塗り替えのメンテナンスを行いましょう。
カラーベストを差替える場合、どうしても新旧の差が出てしまいます。修理した箇所が目立って気になる、という方は色合わせの塗装や、屋根全体を塗装することも可能ですのでお気軽にご相談ください。
Y様邸はカラーベストの劣化が進み、ひび割れの症状が多数発生していました。カラーベストがひび割れている部分にはシーリングを充填して補修したので安心ですが、これ以上劣化が進む前に塗り替えのメンテナンスをしましょう。
【工事完了後】
カラーベストを差替える場合、どうしても新旧の差が出てしまいます。修理した箇所が目立って気になる、という方は色合わせの塗装や、屋根全体を塗装することも可能ですのでお気軽にご相談ください。
Y様邸はカラーベストの劣化が進み、ひび割れの症状が多数発生していました。カラーベストがひび割れている部分にはシーリングを充填して補修したので安心ですが、これ以上劣化が進む前に塗り替えのメンテナンスをしましょう。
Y様邸はカラーベストの劣化が進み、ひび割れの症状が多数発生していました。カラーベストがひび割れている部分にはシーリングを充填して補修したので安心ですが、これ以上劣化が進む前に塗り替えのメンテナンスをしましょう。
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