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泉大津市の雨漏り修理に伴うベランダのウレタン防水工事
泉大津市 台風 台風 台風
【工事のきっかけ】
Y様邸はベランダの下にある洋室の天井に以前から時々雨漏りが発生していました。その時の雨の降り方や風向きなどによって雨漏りする時としない時があることから、ご自身で簡易補修しながら様子を見ていたそうです。2019年に上陸した大型の台風21号の影響で雨漏りがひどくなり、いつまでも放置できないな、と判断されて街の屋根やさん岸和田店にご相談をいただきました。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風
- 施工期間:4日間
- 築年数:築約45年
雨漏りしている1階の洋室の天井には雨漏りの形跡が残っていました。
雨漏りはこのように目に見えるところに出てくることもありますが、壁の内側の見えない部分に浸入して木部を腐食させて建物の強度を低下させていることがあります。ですので、外壁のひび割れが目立ってきたり、繰り返し雨漏りすることがあれば放置せず業者に相談しましょう。
洋室の上に設置されているベランダです。
Y様邸のベランダは防水層の上に保護モルタルを敷いた形状です。
ベランダや陸屋根は外部にあり、外気の影響をまともに受けてしまいますので必ず何かしらの防水が施されています。防水により雨水の浸入を防止していますので、その防水が傷んでくると雨漏りに直結することがあります。雨漏りを防止するためにも防水の定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
Y様は雨漏りを止めるために簡易的な補修をご自身で何度か行われていました。
雨水が浸入しないように、ベランダの床面にシートを敷いて覆っていましたが、これがかえってベランダに悪影響を与えている可能性がありました。ベランダの床を完全に覆っていればいいのですが、隙間から雨水が入る状態で、床とシートの間に水が溜まり、通気性が悪いことからなかなか雨水が乾燥しません。そうすると、床に長時間雨水が滞在することから、劣化を進行させる危険性があります。
保護モルタルの上にはトップコートという仕上げの塗料を塗られていましたが、表面に細かい亀裂がいくつも生じており、塗膜が剥がれている箇所もありました。
トップコートはベランダを防水している部分ではなく、下にある防水層を保護しています。そのため、トップコートが割れても下にある防水層が傷んでいなければすぐに雨漏りすることはありませんが、雨水の浸入を防止している防水層を劣化させる原因になりますので、できる限り傷む前の塗り替えを心がけましょう。
ベランダの床に発生したひび割れを埋めるために、モルタルを塗って補修されていましたが、修理した部分の際もひび割れてきていました。
ベランダの床にひび割れが生じると、そこから雨水が入り込み、防水層が傷んでいると内部に雨漏りしてしまいます。
Y様邸のベランダの床は勾配が悪く、お部屋側に雨水が溜まってしまう、とのことでした。
雨水が長時間滞在すると、その分雨漏りのリスクが高くなりますし、ベランダを傷める原因にもなります。今回の防水工事で下地を形成する工程がありますので、その時にできるだけ調整させていただきます。
Y様邸のベランダには鉄製の手すりが設置されていますが、錆が進行して所々穴があいていました。
手すり本体を支えている支柱には穴があいていませんでしたが、強度が低下していることは間違いありません。
穴があく前なら定期的に塗装してメンテナンスができましたが、耐久性に問題がありますので入替でのご提案になります。最近は、錆に強いアルミ製の手すりを取り付けることがほとんどです。
手すりの支柱の根元が傷んで雨水が浸入して雨漏りに発展した事例があります。特に鉄製の手すりは錆びついて穴があいたり、結露などで中に水が溜まり、支柱から伝った雨水で雨漏りすることがあります。(支柱の取り合い部の劣化を含む)
ベランダの手すりの支柱や、手すりの支柱を取付けている床の笠木(立ち上がり壁の上部の仕上げ)部分は雨漏りのリスクが高いので、上から笠木を覆うことができるアルミ製の笠木付き手すりに入替える方も増えています。
Y様邸のベランダに施す防水は「ウレタン防水」です。
各住宅によって施工している防水工法は様々ですが、防水をする前には必ず「ケレン・清掃」を行います。
ベランダに積もった汚れを落とし、表面の剥がれかかったトップコートもできるだけきれいに剥がします。下地になる面が汚れている状態で防水をかけると汚れが絡んで防水層がしっかりと密着しないため、後の不具合の原因になってしまいます。
Y様ご自身で補修されていた箇所のモルタルを剥がすと、ひび割れが現れました。
今回は既存の防水の上に新しい防水層を一から形成するのでひび割れは見えなくなりますが、先にきちんと補修してから防水を行います。
防水層の下にひび割れがあると、防水層が傷んだ時に雨漏りするリスクが高くなるため、ひび割れが見えているうちに補修させていただきます。
ひび割れ面に沿ってプライマーを塗布します。
プライマーは透明の粘着力がある塗料です。この上に充填するシーリングをしっかりと密着させるためのものですので、塗りムラなく塗布しないといけません。
プライマー塗布後、シーリングを充填します。
シーリングは弾力がありますので地震の際に建物が揺れた時に一緒に動くことから、それらの影響で割れにくくなっています。逆に強度のある補修材を使用すると、建物が揺れた時に周囲に亀裂が生じることがあります。ひび割れの深さや幅の広さによって補修工法や使用する補修材が変わっています。
床と壁の取り合い部も雨漏りの弱点になりやすい部分ですので、防水性能を高めるためにシーリングを充填しておきます。
Y様邸は、鉄製の手すりを再利用することになりましたので、雨水が入りやすい支柱の根元にもシーリングを充填してしっかりと防水しました。
ベランダの防水は、ただ防水すればいいという訳ではありません。防水を施す前に防水面をきれいに清掃し、ひび割れなどの劣化部を補修、弱点になりやすい箇所を防水することで、防水性能を高めることができ、一つ一つの工程を確実に行うことが防水を長持ちさせることに繋がります。
続いてベランダに防水を施していきます。
まずは下地調整の工程です。カチオンクリートという下地調材を防水面となるベランダ全体に塗布して新しい下地を形成する工程です。
カチオンクリートはベランダ面と防水材の両方にしっかりと密着しますので、両方をくっつける役割を持っています。
立ち上がり部を含めて、床全体にカチオンクリートを塗布し、新しい下地を形成しました。
カチオンクリートは薄く塗布しても健全な下地を作ることができますので、重量的な部分で建物に負担をかけることはありません。例えばモルタルなどを使用して新しい下地を形成した場合、その分重量が増えて負担をかけることになります。
カチオンクリートを乾燥させたあと、スクレイパーという工具で表面を軽くこすって平滑に整えます。(表面の細かい凹凸は剥離しやすいため先に取り除いておきます)
次に、プライマーを塗布します。
先ほどお伝えしまが、プライマーは粘着力がある接着剤のような塗料で、この上に塗布するウレタン防水材をしっかりと密着させる役割があるため、ムラなく丁寧に塗布しないといけません。
立ち上がりやその仕上げの笠木部分も防水しますので、プライマーをまんべんなく塗布しました。
取り合いや細合部分はローラーではきちんと塗装できないので、要所要所で刷毛を使用して丁寧に塗布しました。
プライマー塗布後、ウレタン樹脂を流し込んで広げて塗布します。このウレタン樹脂がベランダを雨水から守る防水層になります。
ウレタン樹脂は液体状ですが、乾燥すると弾力のあるゴム状になり、雨水をシャットアウトしてくれます。
ウレタン樹脂を塗布した後、乾燥させてからもう一度上塗りします。
ウレタン樹脂の防水性能を発揮させるためには、その塗膜に規定に厚みを付けないといけません。そのため、2回に分けて塗布し、塗膜を二重にして厚みを確保しました。
防水層であるウレタン樹脂を乾燥させてから表面にトップコートを塗布して仕上げます。
ウレタン樹脂は乾燥しても粘り気があるため、歩行することができません。トップコートを塗布して初めてベランダを使用することができます。また、ウレタン樹脂は紫外線に直接あたると急速に劣化してしまうため、トップコートを塗って保護する役割があります。
トップコートを全体的に塗布し、ベランダウレタン防水完了です。
ウレタン樹脂は液体状ですので、段差がある場所や複雑な形状にも対応でき、継ぎ目のない防水層を形成することができます。継ぎ目部分は雨水が浸入する経路になりやすいので、継ぎ目なく防水層を形成することができるウレタン防水は陸屋根やベランダの防水などで多く採用されています。
トップコートが傷んで下にある防水層が紫外線に晒されると防水層が劣化する原因になりますので、今後は定期的にトップコートを塗り替えて防水層を長持ちさせるメンテナンスをしましょう。
Y様邸はベランダに洗濯用の物干し竿立てを置かれていました。重量があるコンクリートの台で防水面を傷つけることが無いように、下にクッション材を敷いてきちんと保護させていただきました。
弱点になりやすい手すり壁の支柱の根元にはあらかじめシーリングを充填して防水し、立ち上がり部や天端の仕上げの笠木部分もウレタン樹脂で覆いしっかりと防水しました。
【工事完了後】
Y様邸はベランダに洗濯用の物干し竿立てを置かれていました。重量があるコンクリートの台で防水面を傷つけることが無いように、下にクッション材を敷いてきちんと保護させていただきました。
弱点になりやすい手すり壁の支柱の根元にはあらかじめシーリングを充填して防水し、立ち上がり部や天端の仕上げの笠木部分もウレタン樹脂で覆いしっかりと防水しました。
弱点になりやすい手すり壁の支柱の根元にはあらかじめシーリングを充填して防水し、立ち上がり部や天端の仕上げの笠木部分もウレタン樹脂で覆いしっかりと防水しました。
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