ホーム > 紀の川市のベランダのひび割れを修理しウレタン防水を施工!
紀の川市のベランダのひび割れを修理しウレタン防水を施工!
紀の川市 台風 台風 台風
【工事のきっかけ】
紀の川市のベランダ防水の施工事例です。「台風の後から和室の天井に雨漏りしてるんです」とのご相談をいただき、上にあるベランダを確認すると、テラスの波板が台風でほとんど飛ばされている状態で、ベランダにはひび割れが生じ、劣化が進んでいました。ベランダに設置されているテラスの波板が飛ばされたことで今まであたらなかった部分が雨水に晒されて雨漏りしたという見解でベランダを防水することになりました。防水の工法はウレタン防水です。ウレタン樹脂という液体状の防水材をベランダに塗布して防水膜で覆う工事になります。防水前にベランダのひび割れなどをきちんと補修したので、以前よりも防水性が向上しました。また、見た目もきれいになり、飛散したテラスの波板も耐久性のあるポリカ波板に張り替えたので安心で鵜。工事後、雨漏りはしておらず、洗濯物を干す時など快適に使用されているそうです。
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風
- 施工期間:4日間
- 築年数:約35年
- 使用材料:シーリング材・カチオンクリート・ウレタン樹脂防水材
H様邸のベランダに設置されているテラス屋根です。
台風の強風で波板がほとんど飛ばされていました。
H様邸のように、台風で波板が飛ばされた後、下のお部屋で雨漏りが発生した事例がいくつかあります。屋根が無いと雨水がベランダに直接落ちるので、その分雨漏りのリスクが高くなってしまいます。
台風の後、ベランダの下にある和室の天井に雨漏りが発生しました。
ここは、ベランダに出る掃き出し窓を設置している壁の下付近になります。テラスの屋根がある時はあまり雨にあたらなかった部分ですが、屋根が無くなったことで雨水に直接あたり、傷んでいる箇所から内側に浸入した可能性があります。
防水前のベランダです。
既存のベランダは防水層の上に保護モルタルを敷いている形状でした。
ベランダは外部に設置されているので、雨が降った時に内部に入らないように必ず防水されています。防水の工法は様々ですが、防水層が劣化すると、H様邸のように下のお部屋に雨漏りしてしまいます。
ベランダの床に発生したひび割れです。
このように大きなひび割れがいくつもあり、雨水が入る可能性がありました。
防水層の上に敷いている保護モルタルだけが割れていると雨漏りすることはないのですが、下に控えている防水層まで割れてしまっていたり、防水層が劣化していると雨漏りの原因になります。
ベランダの床の目地も割れていました。
この目地は、コンクリートが乾燥する過程の動きで床面にひび割れが生じるのを抑えるための目地です。
ひび割れは雨水が入り込みやすいので、きちんと処置しないといけません。
ベランダの手すり壁にもひび割れが発生していました。
手すり壁は普段から雨水に晒されているので、壁を伝ってきた雨水が内側に浸入し、見えない木部を腐食させたり、下のお部屋まで達することがあります。
ベランダの手すり壁の笠木はモルタル仕上げで、そこにもひび割れが生じていました。
笠木とは立ち上がり壁や手すり壁の上部の仕上げのことで、雨水の浸入や雨水が壁に伝うのを防いだり、壁の汚れを抑える役割があります。モルタル仕上げの笠木の場合、雨水が染み込みますので、アルミ製の笠木よりも防水性が少ない状態です。そこにひび割れが発生すると、そこから雨水が浸入して雨漏りすることがあります。
これらのひび割れは防水前にきちんと補修し、建物の防水性を確保させていただきます。
ベランダを防水する前に必ず行うのが「ケレン・清掃」です。
ケレンとは電動工具やヘラなどを使って鉄部の錆や旧塗膜、汚れなどを落とす作業のことです。
防水面に古くなった塗膜が残っていたり、汚れが付いたまま防水をかけると防水層がうまく密着しないので長持ちしません。そのため、事前に行うケレン・清掃は重要な工程になり、省くことはできません。
続いてひび割れの補修(躯体補修)を行います。
防水面にひび割れが残ったまま防水すると、防水が傷んだ時に同じ箇所から雨漏りする危険性があるため、雨漏りのリスクを少なくするためにも事前に補修しないといけません。
写真は立ち上がり壁の取り合い部にプライマーを塗布している様です。プライマーはこの後充填するシーリングをしっかりとくっつける役割がある塗料になります。
ベランダの床の目地もシーリングで補修するので、プライマーを丁寧に塗布していきます。
シーリングで補修する際にプライマーの工程を省いてしまうと後の剥がれの原因になります。
ひび割れなどにプライマーを塗布した後、シーリングを充填して補修・防水します。
シーリングは乾くと弾力のあるゴム状になる防水材で、水回りの仕舞などにも使用されます。
床面に発生したひび割れもシーリングで補修しました。
このようなひび割れを事前に補修することが防水性を向上させることに繋がります。
立ち上がり壁に生じたひび割れからも雨水が入る可能性があるためシーリングを充填して補修しました。
今回の防水で壁の立ち上がりまで防水層を形成するので、そのラインにマスキングテープを貼って作業しました。
ベランダの躯体補修完了です。
立ち上がり壁や床面に発生したひび割れをシーリングできちんと補修しました。
ケレン・清掃、躯体補修の工程を経てようやく防水をかけることができます。一つ一つの工程をきちんとこなすことで防水工事が成り立ちます。
ベランダのケレン・清掃、躯体補修が終わった後、新しい防水下地を設置(下地調整)します。
カチオンクリートという下地調整材を刷毛でしごき塗りし、新しい下地を形成する工程です。
カチオンクリートは厚みが約1㎜ほどで下地を作ることができる優秀な下地調整材です。
今回施工するのはウレタン防水で、この下地の上にウレタン樹脂という液体状の防水材を塗布して防水層を形成します。
厚みが薄いということは建物に重量的な負担をかけずに施工できるということです。更に、モルタル、コンクリート、そのほかの下地にしっかりと密着するので剥離の心配がありません。
カチオンクリートを乾燥させた後、スクレーパーという大きなヘラのような道具を使用して表面の凹凸をそぎ落として平滑に整えます。
下地の表面を平滑に整え、清掃した後、プライマーを塗布します。
プライマーは接着効果がある塗料で、この上に施工するウレタン樹脂(防水材)をしっかりと密着させる働きがあります。
立ち上がり壁・床面ともにプライマーを塗布しました。
プライマーが薄塗だったり塗り残しがあると効果を発揮できないので、ローラーを往復させて丁寧に塗り込んで仕上げました。プライマーは防水材を施工すると隠れて見えなくなりますが、防水層を強固にくっつける重要な役割があります。
プライマー塗布後、ウレタン樹脂を塗布します。
ウレタン樹脂は液体状の防水材で、乾くと弾力のある防水膜が出来上がります。
液体状なので、壁の立ち上がりから床面に続けてひと続きの防水層をつくることができます。
床面にもウレタン樹脂を塗布し、防水層を形成していきます。
ウレタン樹脂はゴム状なので、雨水の浸入を許しません。この防水の膜がしっかりとベランダを防水してくれます。
ウレタン樹脂の防水性・耐久性などの性能を確保するためには、ウレタン樹脂の防水膜に定められた厚みが必要です。
1回塗りではその性能を発揮できないので、2回に塗り分けて塗布します。1回目のウレタン樹脂を乾燥させてから2回目を塗布し、塗膜に厚みを持たせました。
ウレタン樹脂の施工完了後、乾燥させてからトップコートを塗布して仕上げます。
トップコートはウレタン樹脂を保護するためのものです。ウレタン樹脂は紫外線に弱いとう弱点があるので、紫外線に直接当たらないように塗膜で保護しないといけません。
全体的にトップコートを塗布して乾燥させたらウレタン防水完了になります。
今後、トップコートが劣化してひび割れなどが発生すると、下に控えている防水層が紫外線などの影響で傷んできます。防水層が劣化すると、下のお部屋に雨漏りする原因になるので、そうなる前に定期的にトップコートを塗り替えましょう。万が一、防水層が傷んで下のお部屋に雨漏りすると、今回のように一から防水を施す必要があります。
ベランダは部屋内ではなく外に設置されているので、普段はあまり気にかけない部分かもしれません。ですが、ベランダが劣化して目に見えない躯体に水が廻って耐久性が低下し、台風の強風や地震の揺れで倒壊することも十分考えられるので、被害を受けないようにメンテナンスをするよう心掛けてください。
街の屋根やさん和歌山店は、ベランダ防水のご相談も承っています。「そろそろ防水しないといけないかな?」「ベランダがどの程度傷んでいるか分からない」等、分からないことがありましたら、お問い合わせください。点検・お見積りは無料ですので、まずはお気軽にお電話またはメールをいただけたらと思います。
ベランダに設置されていた室外機は工事中、浮かせて作業しました。防水完了後は、足元にゴムのマットを敷いて復旧!防水が傷むのを防ぎました。
台風で飛散したテラスの波板は防水完了後、耐久性のあるポリカ波板に張り替えました。
これで、ベランダに直接雨水が落ちることなく、雨漏りのリスクが低減しました。
【工事完了後】
ベランダに設置されていた室外機は工事中、浮かせて作業しました。防水完了後は、足元にゴムのマットを敷いて復旧!防水が傷むのを防ぎました。
台風で飛散したテラスの波板は防水完了後、耐久性のあるポリカ波板に張り替えました。
これで、ベランダに直接雨水が落ちることなく、雨漏りのリスクが低減しました。
台風で飛散したテラスの波板は防水完了後、耐久性のあるポリカ波板に張り替えました。
これで、ベランダに直接雨水が落ちることなく、雨漏りのリスクが低減しました。
共通の施工事例はこちら
記事がありません
表示する記事はありませんでした。
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。