ホーム > 岩出市の片流れの屋根の剥がれた破風板と軒天を修理して塗装!
岩出市の片流れの屋根の剥がれた破風板と軒天を修理して塗装!
岩出市 台風 台風
【工事のきっかけ】
岩出市の破風板と軒天修理の施工事例です。
S様より「台風の後、雨漏りしていないんですが、屋根が見えなくて心配なので見てもらえませんか?」とのご相談をいただき、工事に至ります。
S様邸は玄関側の2階部分を増築されていて、被害に遭ったのはその増築部の片流れの屋根です。
屋根に上がって調査をすると、片流れの屋根の破風板と軒天が剥がれている状態でした。
破風板とは屋根の雨樋が付いていない面に取り付ける板のことで、軒天は外壁よりも外側に突き出た屋根の裏面のことです。どちらも雨水や風が屋根内部に入るのを防ぎ、木部を保護する役割があります。
S様邸は両方ともケイカル板(ケイ酸カルシウム板)という耐火性のあるボードを張った仕上げで、エアタッカーという釘打ち機を使用してコの字型の釘で固定されていましたが、台風の強風で釘留めしている部分が割れて剥がれている状態でした。
修理では、被害箇所を復旧し、表面を塗装して仕上げています。
工事後S様より「全然見えない部分に被害があったので見てもらって良かったです。ありがとうございます」とお喜びいただけました。
基本情報
- 施工内容:台風 台風
- 施工期間:4日間
- 築年数:約28年
- 使用材料:ケイ酸カルシウム板・シーリング・各塗料他
S様邸は玄関側の2階部分を増築していて、屋根面が全く見えない状態でした。
台風の後、雨漏りはしていなかったのですが、屋根に異常が無いかと心配されて街の屋根やさん和歌山店にご相談をいただきました。
屋根の調査時の様子です。
屋根に上がって確認すると、増築した建物の片流れの屋根が被害を受けていることが分かりました。
どの方向から見ても見えない部分に被害があったので、下からは確認できない状態でした。
屋根の被害状況です。
片流れの屋根の破風板が飛散し軒天が剥がれています。
台風の強風を受けて、ケイカル板を固定している釘が抜けたり、釘留めしている部分でケイカル板が割れて剥がれている状態です。
軒天は下地も外れていました。
軒天には屋根の構造部分(垂木や野地板)があるので、板を張って見た目をきれいに仕上げたり、重要な木部が雨水の影響で傷むのを防ぐ役割があります。
「工事までに日にちがかかるなら、心配なので何か応急処置できませんか?」
とのご希望で、日を改めて応急処置をさせていただきました。
剥がれた軒天を防水テープで仮に固定しています。
この防水テープはとても強力なので、剥がれにくくなっています。また、修理の時にきれいに剥がれないと跡が残るので、写真のようにテープを小さくカットして点留めしました。
破風板の応急処置には透湿防水シートを張りました。
透湿防水シートとは、湿気は通しますが水は通さないシートのことで、主に外壁の外部側に張って使用する防水シートになります。
剥がれた破風板部分に透湿防水シートを防水テープで張り、覆って処置しました。
応急処置の様子を撮影した写真をお預けして確認していただいたので、工事まで安心してお過ごしいただけたということです。
工事の前に、S様邸で使用するケイカル板を加工して準備を整えました。
軒天を板ですべて覆ってしまうと屋根裏に湿気がこもってしまうので、換気をよくするために穴の開いた有孔型のケイカル板を一部使用します。
(現状の軒天も同じように有孔型のケイカル板を張っています)
台風で外れた軒天の下地をしっかりと固定し、新しいケイカル板を張ります。
軒天は見た目を美しく仕上げたり、火事が発生した時に延焼を防ぐためのものです。
軒天が無いと、火事で窓から火が出た時に瞬く間に屋根まで燃え広がってしまいます。
昔は軒天に木材を張っていることが多かったのですが、現在は火事の際に延焼を防ぐためにも耐火性のあるケイカル板が主流になっています。
加工したケイカル板に接着剤を塗布してからエアタッカーで釘留めします。
接着剤を塗布していると、接着面が多くなるので補強することだでき、剥がれにくくなります。
接着剤を塗布したケイカル板をエアタッカーという釘打ち機で固定します。
エアタッカーはコンプレッサーに接続し、圧をかけた空気で釘を打つ工具です。使用したのはコの字の形状のステープルという釘です。
破風板と軒天にケイカル板を張りました。
剥がれず残っていた破風板・軒天も新たに釘留めしてしっかりと補強しています。
外壁との取り合いから雨水が浸入しないようにシーリングを充填して防水しました。
破風板は必ず軒天よりも少し突き出る形状で納めないといけません。
破風板が軒天よりも下に出ていることで雨水が切れて軒天に廻るのを防ぐことができます。
逆に軒天の方が破風板よりも出てしまうと雨水を受けて内側にどんどん浸入してしまいます。
破風板・軒天を復旧した後、塗装して仕上げます。
破風板・軒天の修理は大工が、塗装は塗装の職人が行います。
破風板・軒天共に数枚のケイカル板を使用しているので継ぎ目にシーリングを充填して隙間を埋めてから塗装します。
ケイカル板の継ぎ目を埋めることで、塗装完了後の仕上がりが美しくなります。
また、シーリングを充填することで継ぎ目から雨水が浸入するのを防止できるので一石二鳥です。
ケイカル板の継ぎ目にシーリングを充填した後、塗装しました。
屋根の板金と破風板との隙間はほとんど見えませんが、刷毛を差し込んで奥まで丁寧に塗装しています。
破風板は既存の通り、黒で塗装しました。
ケイカル板は汚れやすいという弱点があるので、表面を塗装してあげると保護されてきれいな状態を保てますし、外気の影響からも守られて耐久性も向上します。
軒天は現状の通り白で塗装しました。
壁際に充填したシーリングも一緒に塗り込み、紫外線から保護しました。
シーリングは紫外線の影響で硬くなって肉痩せやひび割れの劣化症状が出てくるので、塗膜で保護すると長持ちします。(塗料と相性のいいシーリングを使用しないといけません)
破風板・軒天の修理及び塗装完了です!
下からは全く見えない部分なので、作業時と完了時の写真をお預けして工事の内容をご説明させていただきました。
「きちんと修理してくれたので安心しました。また何かあったらよろしくお願いします」
工事後のS様の声です。
剥がれた軒天と破風板を復旧し、塗装して仕上げました。ケイカル板も塗膜でしっかりと保護されています。
【工事完了後】
剥がれた軒天と破風板を復旧し、塗装して仕上げました。ケイカル板も塗膜でしっかりと保護されています。
共通の施工事例はこちら
記事がありません
表示する記事はありませんでした。
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。