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名古屋市緑区の工場外部メンテナンスで行う鉄部塗装の重要性と施工のポイントについて
更新日:2024年10月22日
今回、工場建物で実施している外部メンテナンスは、鉄部に対する塗装も多くあります。
屋外にある鉄部は、常に雨や紫外線などの劣化要因にさらされていることから、腐食しやすく、その対策が欠かせません。
そのため、鉄部に塗装を施すことで、劣化要因から守り、建物や設備の耐久性を保っていくことが重要なのです。
今回の工場建物の外部で使用している鉄部には、笠木板金や鉄骨柱などがあります。
これら鉄部の塗膜は、色あせが進み、ところどころに塗膜剥がれやサビの発生などが見られるなど、必要な機能が衰えている状況にありました。
鉄部は、酸素や水と反応することでサビが発生し、さらに進行すると、外観を損ねるだけでなく、強度が低下して構造の安全性に影響を与える恐れがあることは十分に注意しておかなくてはなりません。
そのため、適切な下地処理を行い、サビ止め効果を持つ塗料を使って塗装を施すことにより、鉄部を保護し、長持ちさせることが重要なのです。
鉄部塗装は、ただ塗装すればよいというわけではなく、いくつかの重要な手順を守る必要があります。
まずは、下地処理です。
鉄部塗装の成功は、下地処理にかかっているといっても過言ではないほど重要な工程となります。
サビのある鉄部にそのまま塗装しても、すぐに浮きや剥がれが生じる可能性が高いので、研磨用のたわしやサンドペーパーなどを使って、サビのほか、古い塗膜や汚れを除去します。
続いては、サビ止め塗料を用いた下塗りです。
サビ止め塗料は、サビを発生させる原因となる酸素や水を遮断することで防錆効果を発揮し、後続する塗装との密着性を高める役割も果たします。
下塗りを十分に乾燥させたら、中塗りを行います。
中塗りを適切に行うことで、塗料の性能を十分に発揮するうえで必要とされる塗膜の厚さを確保します。
一般的に、中塗りとこの後に行う上塗りは同じ塗料を使用しますが、防水性や耐候性、低汚染性など、さまざまな機能を備えたものがあり、それらのなかから自由に選ぶことが可能です。
中塗りを十分に乾燥させたら、上塗りを行って仕上げとなります。
上塗りは、塗膜の厚さを確保するとともに、美観を形成するうえで重要な工程となります。
鉄部塗装は、鉄部をサビの発生から守り、そして耐久性を保つためにも、正しい施工手順を踏んで進めていくことがきわめて重要です。
そうすることで、寿命を延ばし、見た目にも美しく仕上げることが可能となります。
次回のブログでは、これまで行ってきた工場建物メンテナンスの仕上がり状況を工事前と比較してご紹介したいと思います。
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