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つくば市のスレート屋根で釘浮きや抜けのある棟板金の交換工事、既存棟板金の解体から
更新日:2024年9月2日
皆さんお疲れ様です。街の屋根やさんつくば稲敷店です。
今回は、つくば市のスレート屋根の住宅で実施した棟板金交換工事の様子をご紹介したいと思います。
このたび工事を行う住宅は、以前より訪問業者から何度も指摘を受けていたこともあり、不安になって、弊社へ無料点検をご依頼くださったことがきっかけです。
現場調査を行ったところ、屋根の棟板金には釘の浮きや抜けが多数発生しているなど、経年劣化が進んでいる状況にありました。
棟板金を固定している釘に浮きや抜けが生じると、台風などの強風時に棟板金そのものが飛ばされるリスクが高まります。
仮に、棟板金が飛ばされることがあると、周囲の建物や設置物などを傷つけたり、あるいは雨水が屋根内部に侵入して雨漏りを引き起こしたりする恐れがあります。
そのため、棟板金の交換を提案し、工事をご依頼いただくことになりました。
棟板金の交換工事を行うにあたり、まずは、既存の棟板金を取り除いていきます。
バールを用いて棟板金の釘を1本ずつ抜き、本体を取り外していきます。
棟板金を取り外したら、さらにその下地である貫板も撤去します。
棟板金を固定していた貫板は、劣化が進んでかなり強度が低下している状況にありました。
棟板金は、気温の変化により膨張収縮を繰り返し行い、その影響などから徐々に釘の浮きが生じるようになります。
釘の浮きが生じると、そのわずかな隙間から雨水が入り込み、貫板にもダメージを与えて強度を低下させます。
そして、貫板の強度が低下すると、さらに釘の緩みにつながり、時間の経過とともにやがて抜け落ちてしまうという悪循環に陥るわけです。
そのため、棟板金の釘の緩みは、定期的にチェックを行い、そのときの状況に応じた適切な対応を検討することが重要になります。
ちなみに、今回の交換工事においては、樹脂製の貫板を設置することが決定しています。
樹脂製の貫板は、雨水の影響を受けても強度が低下することがないので、釘の浮きや抜けが起こりにくく、棟部によくあるトラブルを効果的に防げるようになります。
棟板金や貫板の撤去が完了したら、いつものように丁寧な清掃を行い、整ったきれいな現場環境をつくります。
なお、次回のブログでは、樹脂製の貫板を取り付けていく施工の様子をご紹介したいと思います。
棟板金工事なら街の屋根やさんつくば稲敷店にご相談ください!
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