
練馬区|シート防水の劣化による雨漏りをウレタン防水(DSカラー)工事で改善!タイル目地も補修
練馬区 雨漏り修理 屋根塗装 防水工事 足場
【工事のきっかけ】
東京都練馬区のO様邸より、雨漏り補修依頼を承りました。
以前に木の葉が落ちてくる為、清掃を行うための階段を取り付けたそうです。
その接続部から雨水が漏れているのではないか?と心当たりがあるようですので、点検を行い、雨漏りの原因と雨漏りを起こしかねない箇所の補修をご提案させて頂きました。
ビフォーアフター
施工前![]() |
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施工後![]() |
【雨漏り点検】
雨漏り補修でお問い合わせを頂いたのは、東京都練馬区の築17年、3階建てのお住まいです。
以前から近くにある林から木の葉が飛んできて、屋上の排水部を詰まらせるなどのトラブルがあったようです。
そこで屋上の清掃が出来るように、外部に階段を取り付けたようですが、取り付けたことが原因なのか、接続部で雨漏りを起こしているのか?と少々心当たりがあるようです。
森林が近いお住まいですと、飛んでくる葉や枝で、排水部だけでなく雨樋にも詰まりを起こす可能性があります。
部材の破損や、雨漏りの原因ともなりますので、詰まりは早めに清掃し改善しましょう。
室内への雨漏りに気づいたのは、クロスの剥がれからです。雨漏りを起こすと、湿度が上昇しますし、クロスののりに密着力がなくなります。
すると、その部分だけクロスが剥がれ、気づいた時には、下地に腐食まで起こしている事があります。
黒染みが見られる場合はカビまで発生していますので、喘息の方は悪化、健康な方でも具合が悪くなったりする場合もあります。
下地の腐食が酷いと、クロスの貼り替えだけではなく、下地の補修まで行わなくてはなりませんので、いかに早く気づくか、早く補修が出来るかが問題となります。
問題の外階段を取り付けた屋上です。パッとみてまず問題があるのは、排水ドレンの土と植物の繁殖です。
よほど雨水が溜まらない限り、排水できないほど土が出口を塞いでしまっています。
水捌けが悪いと防水層を傷める原因になり、防水層の耐久性よりも早く雨漏りを起こす恐れがあります。
細かくシート防水の劣化確認をしていきましょう。
部分的にシートが剥がれてしまっています。シートの上にも下にも土と苔が入り込み、密着性が全くありません。
シート防水は比較的安価で短期間での施工が可能なため、様々な箇所に使用されている防水です。
改修時には既存防水材の上にかぶせて施工することが出来ますので、補修費用を削減することが出来ます。
排水ドレンを簡単に清掃し、状態確認です。ドレンは雨水が集中的に通る為、劣化しやすくなります。
内部の状態まで詳しく点検が出来ませんが、出来る限り毎回ドレンの改修を行っていきましょう。
排水ドレンの段差
排水ドレンと床面の接地面には、ドレン分の段差が出来ていました。
僅かな段差だと思いますよね?実はこの段差があるだけで、雨水が流れにくくなります。
隙間も出来ている為、雨水が入り込めば排水を通らずに、室内に入り込む可能性も高くなります。
今回は防水層の劣化と隙間の発生によって、雨漏りが起きてしまったと考えられます。
防水面の立ち上がりには笠木が取り付けられていましたが、板金のジョイント部のシーリングが劣化してしまっていました。
ここから雨水が入り込むと、笠木の内部から腐食させ、漏水を起こしてしまいます。
この笠木を境に、スレート屋根があります。こちらも築17年の傷みが蓄積し。色褪せ・苔やカビの付着が発生しています。
急勾配の為、通常の4寸勾配等よりも傷みにくくはありますが、放置はしておけません。
最後にタイル外壁の目地確認です。タイル自体はメンテナンスフリーの磁器質ですが、隙間に充填された目地のシールは必ず経年劣化を起こしてしまいます。
ひび割れ・肉痩せ・亀裂・チョーキングを起こしている場合は、既に劣化し始めていますので、足場仮設のタイミングで補修していきましょう。
今回は、雨漏りを起こした屋上の防水補修、いずれ雨漏りを起こすと考えられるスレート屋根塗装工事とタイル目地補修をご提案させて頂きました。
トラブルを解決し、長期的に安心して生活が出来るように、お住まいのメンテナンスを行いましょう。
【雨漏りの補修・防止工事】
足場を組み、材料の搬入から行っていきます。屋上とスレート屋根を高圧洗浄で綺麗に清掃し、乾燥させます。
前回はシート防水でしたが、今回はウレタン塗膜防水で、立ち上がりから平場まで均一に防水処理を行います。
材料はダイフレックスのDSカラー・ゼロです。シックハウス症候群の原因となる物質を一切含んでいないため、非常に安全な材料です。
笠木を一度外し、下地からプライマー塗布、ウレタン防水を2層形成、トップコートによる表面保護を行って工事は完了です。
塗膜防水は複雑な形状にも対応でき、継ぎ目もなく綺麗な表面に仕上げることが出来ます。
排水ドレンは取り替えるには、非常に大変な作業です。そこで、改修用ドレンを差し込み、既存の排水部をカバーしていきます。
不陸が無いように、ドレンを取り付ける場所は削り、高さ(勾配)を揃えます。
今後は、しっかりと雨水が流れるように、定期的な清掃・メンテナンスを行っていきましょう。
防水工事完了後、笠木取付用のエンドキャップを設置、笠木を取り付け直します。
ジョイント部はマスキングテープで養生をし、シーリング施工で防水処理を行います。
続いてはスレート屋根です。洗浄は上から付着物を削り落とすように洗い流してきます。
急勾配屋根は雨水の流れが速くなりますので、作業中、下に人がいないように注意を促します。
乾燥後、屋根材の補強に下塗りを行います。
今回は遮熱サーモアイSiを使用しますので、専用シーラーと同時に使用していきます。
屋根塗装工事の工程は、どの塗料を使用しても変わる事はありません。その為、機能性を持った塗料を使用して、快適な室内になるよう仕上げましょう。
色はクールライトグレー(全日射反射率:54.0% 近赤外線反射率:77.3%)です、高い遮熱機能が期待できますね。
タイル目地の補修です。既存のシーリング材をカッター等で取り除き、プライマーを塗ります。
プライマーは下地と仕上げ材の密着性を高める為に行いますが、シーリングを打設する当日に塗る必要があります。
1日で作業できる範囲を確認し、無駄のないように施工を行っていきましょう。
マスキングテープを剥がし、硬化するまで触らないように注意を呼びかけ、工事は完了です。
高耐久なシーリング材を使用することで、頻繁な目地補修は必要なくなります。メンテナンスサイクルと相談をしながら使用材料を決めていきましょう
今回の工事で今現在起きている雨漏りを改善し、今後起こり得る雨漏りの原因を解決することが出来ました。
目地補修も屋根塗装も足場の仮設が必須ですので、機会があるときにまとめて補修を行い、メンテナンスコストを抑えるように心がけましょう。
雨漏りの原因特定、お住まいのメンテナンス方法、施工費用について気になる方は、お気軽に街の屋根やさんへご相談ください。
点検・お見積りは無料にて承っておりますので、ご安心ください。



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