更新日：2016年07月12日

今日も右手だけが異様に日焼けした一日でしたが皆様は紫外線対策してますか。そんな中、東京都港区のお客様の屋根リフォームの調査に伺って参りました。タイトルにもありますが港区でも瓦棒の屋根があるんだ！超都会の港区に妙な親近感を覚えたのもつかの間のことで、すぐに現実に引き戻されました。そうです！超おしゃれなのです。軽いカルチャーショックを受けながら調査を開始いたしました。問題は瓦棒の屋根の軒先の部分で唐草というところですが、すっかり錆びてしまいところどころなくなっているような状況です。瓦棒の屋根は比較的勾配の緩い屋根に施工されていることが多いため、軒先はどうしても傷みやすくなってしまうものです。長年の経過で進行してしまったのでしょう。軒先の唐草が無いと何がいけないの？と言われそうなのでお答えすると、唐草に伝わって雨水が雨樋に落ちる仕組みになっているのが機能しなくなるので軒先と雨樋のわずかな隙間から雨の時はボタボタと雨水がが滴ってしまうのです。人の通らないようなところなら百歩譲っても良いですが、建物のエントランスなどでは困ってしまいますよね。

墨田区の方から向かったので国会議事堂や自民党本部前を通りながら青山通りを目指して現場に向かいました。現場は青山通りから少し入ったおしゃれなカフェなどが立ち並ぶ細い路地にありました。

テナントの入口上の庇にあたる部分の屋根が瓦棒屋根になっています。軒先を見るとご覧のような有様です。内部にも雨水が浸入してしまっているのではないでしょうか。

何とかこの軒先に水切りを付けて樋の中に排水をさせたい、というのがお客様のご意向でしたが、水切りを固定する受け側に問題が多すぎて不可能であるという判断になりました。工事の保証の問題もありますのでお客様には瓦棒のカバー工事をご提案させていただきます。