更新日：2015年04月13日

横浜市青葉区に屋根の調査に伺いました。

瓦は耐久性が非常に高い材料ですが、問題は下に敷いてある防水紙です。瓦が何の問題が無くても雨漏りする事があります。その原因は防水紙です。瓦を上げると下がどの様になっているのか見てみましょう。

全く問題がない状態の防水紙です。アスファルトルーフィングが葺いてあり、劣化はしていますが切れている箇所はありません。

こちらは、とんとんと言う木を薄くしたものを編み込んでシート状にした防水紙です。材質が木ですので、経年によって硬くなってひび割れ等が出てきます。雨が流れた跡がありますが、今の所雨漏りはしていません。

敷いてあるのはビニール製の防水紙で、劣化してあちこち切れています。ここまで劣化が進むと雨漏りを止めるには防水紙を敷き直すしかありません。

この様に瓦に何の問題が無くても、防水紙の劣化によっては雨漏りすることもあります。屋根の防水は、屋根材と防水紙で成り立っていますので重要なものなんです。築年数が経過した瓦葺きの屋根は一度瓦を上げて見てみた方が良いでしょう。

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