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泉佐野市の棟を銅線とシーリングを併用して固定しました
更新日:2021年5月24日
泉佐野市で台風被害に遭った屋根の修理を行いました。
この記事では棟瓦や屋根面の瓦の補強の様子をご紹介します。
◇◆ 屋根の「棟」とは、いったいどの部分を指すのでしょうか ◆◇
棟とは、屋根の頂点の三角になった水平部分のことです。
棟は屋根面と屋根面が重なり合う部分のことで、そこから雨水が入らないように
瓦を積み上げています。(使用する屋根材によって異なります)
棟に葺く瓦の総称を「棟瓦」と言い、S様邸の棟は四角いのし瓦を3段積み上げて、
一番上に半丸状の紐丸瓦を葺いています。
● 棟は屋根の一番高い位置にありますので、日々風や揺れの影響を大きく受け続けています。
そして、瓦屋根の場合、形状が異なる瓦を上に積み上げていますので、
強風や揺れで瓦がバラバラに飛散しないように銅線を通して補強されていることがほとんどです。
S様邸の棟瓦も銅線で補強されていましたが、そのほとんどが切れている状態でした。
今後の自然災害に備えて太い銅線を仕込んでしっかりと固定させていただきます。
● S様邸の棟は表面に漆喰を詰めて瓦を固定していましたが、ポロポロと剥がれてきていました。
屋根の漆喰は、葺き土が雨水に晒されて流出するのを防いだり、瓦を固定したり防水する役割があります。
S様邸のように棟や屋根面の瓦のズレを防止するために漆喰を使用している住宅がたまにありますが、雨ざらしになる部分に漆喰を多用すると、劣化して剥がれた漆喰が雨樋に溜まり、雨樋が詰まる危険性があるためあまりお勧めできません。
この工事で、シーリングを併用して瓦をしっかりと固定しますので、劣化した漆喰は取り除くことになりました。
● 棟の紐丸瓦の取り合いにシーリングを充填して繋いで固定しました。
土葺きの瓦屋根は下地に粘り気のある土を使用して瓦を固定していますが、土の乾燥により瓦の固定力が低下してしまいます。
瓦の固定力が弱くなると瓦がズレやすくなりますので、その場合の補強方法としてシーリングが用いられています。
● 棟瓦を固定する銅線を仕込みます。
棟に積み上げている四角いのし瓦の隙間に長いビスを打ち付け、そこに銅線をくくり付けます。
● 棟に仕込んだビスに太い銅線をくくり付けて、屋根面の交互に渡して瓦をしっかりと固定します。
屋根を葺くときには棟の中に銅線を仕込むことができるのですが、後から施工する際にはこの方法をとります。
●● 棟瓦を太い銅線でしっかりと固定しました ●●
棟瓦は屋根面よりも高く積み上げられていますので、最も風の影響を受けてしまいます。
近年、台風が上陸していなくても強風に見舞われることがありますので、
被害を受けにくくすることが大切です。
● 屋根面の瓦をシーリングでラバーロックします。
S様邸の屋根面の瓦は葺き土が劣化しており、上を歩くと「カタカタ」と瓦が動いていました。
また、台風で瓦のズレがひどかったので、この工事でズレを修正してシーリングで瓦を固定することになりました。
ゴムのハンマーを使用して、瓦を叩いてズレを修正していきます。
⚠ 瓦のズレを戻さずそのままシーリングを充填すると、隙間があいた状態のまま瓦が固定されてしまいます!
● 瓦のズレを修正し、シーリングで瓦同士を繋いで固定しました。
屋根の補強の際にシーリングで瓦と瓦を繋いで固定する作業のことを「ラバーロック」と言います。
ラバーロックをすると、瓦と瓦が繋がり、バラバラに飛散したりズレるのを防ぐことができます。
● ラバーロックは正しい工法で行わないといけません。
ラバーロックを行う際には、必ず瓦の山状の部分とその側面のみにシーリングを充填しないといけません。
瓦の下端にシーリングを充填し、隙間を塞いでしまうと、
毛細管現象(水分が細い隙間に吸い上げられる現象)を引き起こして雨漏りしてしまいます。
⚠ 間違った方法でシーリングを充填すると雨漏りの原因になってしまいますので、
ラバーロックの工法やメリット・デメリットを熟知した業者に依頼しましょう。
● 屋根面の瓦をラバーロックして補強完了です!
葺き土の乾燥や劣化により瓦が動いていましたが、
シーリングで固定したので以前よりもズレにくくなりました。
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ラバーロックにはメリットとデメリットがあります。
ラバーロックを依頼する前に、その効果や施工方法をご覧になって下さい!
↓↓↓↓
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◆ 街の屋根やさん岸和田店は屋根の工事は屋根の構造などを熟知した屋根専門の職人が行います。
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