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千葉市花見川区検見川町にて火災保険を利用し棟の取り直しと葺き直し工事で台風被害を改善
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【工事のきっかけ】
9月末に発生した台風の影響で、瓦が落ちてしまったとご相談を頂いたのは千葉市花見川区検見川町にお住まいのN様邸です。火災保険で対応が可能という事ですので、雨漏りが起きてしまう前に原状復旧に努めました。
基本情報
- 施工内容:火災保険 火災保険 火災保険 火災保険 火災保険 火災保険
- 施工期間:1日
今回は調査にお伺いしたのは
瓦屋根のお住まいです。瓦というと日本住宅ならではの重厚感・高い耐久性を持ちながら塗装等のメンテナンスが必要無いため、初期費用が高いながら非常に人気のある屋根材です。重量があるため耐震性に不安があると言われてもいますが、実際にお住まいは瓦屋根の重さに耐えるための設計をされているため、問題がない場合はあえて軽量な屋根材に葺き替える必要もないでしょう。しかしもちろん定期点検は必要不可欠です。特に地震や台風等の自然災害に大きく影響されるため必ず点検しましょう。施工されてからしばらく時間が経過しているお住まいは、桟木と呼ばれる木材に引っ掛けるように取り付けられているため、強風で1枚煽られるとその周辺がまとめて剥がれ落ちる可能性があります。
こちらのお住まいでも強風で煽られたことにより瓦が外れ、中には落下し割れてしまった瓦も見られました。屋根材は防水紙の保護と美観性の保持の為に葺かれていますので、屋根材が無くなってしまってもすぐに雨漏りを起こす訳ではありません。しかし飛散した際に瓦が防水紙を傷つけていたり、築年数が経過しているお住まいの場合は経年劣化によって雨漏りを起こしてしまうこともありますので、出来るだけ早く復旧し直していきましょう。陶器瓦は1枚が2.7㎏程度ありますので落下するだけでも非常に危険です。隣家の敷地内に落下してしまったというご相談を受けることもありますので充分にご注意ください。
瓦の下部に葺かれているのが屋根の内部へ雨水を浸入させないための防水紙(ルーフィング)です。傷もなく雨漏りも起きていないようですが、随分前に葺かれた防水紙と見受けられます。瓦を引っ掛ける桟木も雨水を吸い込んだことで黒っぽく変色している事が分かります。復旧だけを行ったとしても瓦の下部に入り込んだ雨水によって雨漏りを起こす可能性もありますので、復旧する部分だけでも防水紙の葺き直しを行いましょう。その際には桟木も取り替えますので腐食の心配もありません。続いてはずれてしまった棟調査です。最端に取り付けられている鬼瓦が棟の延長線上から大きくずれてしまっています。
主棟(大棟)がずれたことで、下り棟(隅棟)との間にある漆喰も割れてしまい隙間が出来てしまっていました。施工直後の漆喰は粘度がありますが、徐々に硬くなり強度を増します。すると地震や強風によってひび割れや剥がれを起こしてしまいますので定期的な補修が必要です。漆喰が剥がれてしまうと、棟を形成する粘土や土が露出し雨水を吸い込みやすい状態になってしまいます。すると土が流出し棟の崩壊や雨漏りを引き起こしてしまいます。隅棟の漆喰はひび割れも剥がれもありませんでしたが、主棟との取り合いと棟のズレは取り直し工事で改善していきましょう。
ちなみにこちらのお住まいに使用されている瓦は表面が銀色でしたが、裏が異なる色ですので釉薬瓦です。いぶし瓦と呼ばれる瓦は焼き上げで燻化させることで炭素を付着させ銀色に仕上げています。その為、表だけでなく裏や内部も銀色に仕上がります。対して釉薬瓦はウワグスリを使用して化学反応を起こすことで着色を行っています。表の見える部分のみ釉薬を塗っていないため裏や内部は本来の粘土の色が見られます。着色の違いが異なるだけで性能はほとんど同じですが、いぶし瓦は経年により色褪せを起こしますが、釉薬瓦は変色もなく綺麗な状態を維持できるというのが大きな特徴になります。同じ建物ですが瓦の他に2種類の屋根材が使用されていたため、こちらの災害調査も行わせていただきました。まず1種類目の金属屋根は施工されてからしばらく経っていましたが、錆もなく一切問題ありませんでした。金属屋根材はスレートや瓦と違って割れないという大きなメリットの他に、非常に軽量ですので住宅への負担が小さいですので近年非常に人気の高い素材です。
続いてはトタンとも呼ばれる瓦棒屋根です。先ほどの金属屋根材とは異なり縦葺きと呼ばれる形状です。棟から軒先まで雨水の流れを妨げるものが無いため、勾配の緩やかな屋根に使用することが出来ます。凸部の芯木に屋根材を固定しキャップで覆う事で、雨仕舞に優れた仕上がりになっています。
全体的な色褪せと錆による変色が見られるものの、穴あきが起きていないため雨漏りは起こしていませんでした。塗膜の経年劣化と表面に出来た傷によって錆は発生しますが、一度発生すると徐々に拡大し耐久性を著しく低下させてしまいます。その為、錆止めを兼ねた
塗装メンテナンスが必要です。また芯木に屋根材を固定する釘が抜けてしまうと屋根材が剥がれてしまいます。釘浮きが見られる場合は打直しと芯木の劣化確認を行いましょう。今回は釘を打直ししっかり固定できているようですので問題はありませんが、近々の塗膜保護が必要だという旨をお伝えしました。
今回は自然災害が原因ですので
火災保険を申請してから補修工事を行いました。まずは大棟の取り直し工事です。積みあがっている棟を取り外し、一から積み直していきます。糸を張りまっすぐに仕上がるように確認しながら熨斗瓦から並べていきます。以前は粘土が使用されていた内部は、シリコン等で防水性のある南蛮漆喰を積み雨水の浸入を防いでいます。黒色の南蛮漆喰を使用していても時間が経つと白っぽく変色し、本来の漆喰のように仕上がりますのでご安心ください。
瓦がめくれあがってしまった場所は瓦と桟木を全て取り外し、防水紙を敷設します。そして瓦を引っ掛ける桟木を取り付けます。通常はこのように横方向に取り付けられますが、風の影響が大きい地域では縦方向にも取り付けより強固な下地を作るケースもあります。横方向に取り付けられた桟木は内部に入り込んだ雨水をせき止めてしまい腐食させる原因になってしまいますので、きずりやウォーターフォール(水抜き穴)を設けて雨水を流すような対策を取ります。
瓦は外れないように桟木に向かってビス止めをしていきます。錆びにくいステンレス製のビスを使用していますので、桟木が腐食しない限りは外れることはないでしょう。軒方向から棟に向かって重ね葺き、割れてしまった瓦を差し替え工事は完了です。色違いが見られるような場合は、最も目立たない場所に差し替える瓦を移動させます。
棟の取り直しと瓦の葺き直し工事を終えて、以前と同様な瓦屋根に復旧することが出来ました。今回の破損は全て火災保険の補償が適用されましたので、自己負担もなく補修を行う事が出来ました。火災保険では工事を行う為の足場仮設費用も申請出来ますので、このタイミングにまとめてリフォームも行う事も出来ます。今回は雨漏りが起きないように原状回復を優先しましたが、築年数を考慮した上でお住まいにとってベストなメンテナンスを行っていきましょう。瓦屋根の補修依頼、施工費用や工事に関するご質問等がございましたらお気軽に街の屋根やさんへご相談ください。
点検・お見積りは無料ですのでご安心ください。
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