北所沢で超軽量・超高耐久の断熱屋根材とフッ素樹脂塗料の施工
屋根葺き替え 雨樋交換 防水工事 外壁塗装 部分塗装 屋根塗装、外壁塗装、付帯部塗装、雨樋交換、ベランダ防水工事
【工事のきっかけ】
築年数がかなり経ち劣化してきたため、屋根の葺き替えをしたいということでご来店頂きました。屋根と一緒に外壁とベランダ防水もついでに行いたいということで施工しました。当初、外壁塗装に関しては他社から提案された塗料もあったそうですが、より高耐候性のフッ素塗料を弊社で提案したところ気に入って頂き、外壁も弊社で施工させて頂くことになりました。
ビフォーアフター
施工前 |
施工後 |
基本情報
- 施工費用:約230万円
- 使用材料:屋根:アイジー工業「スーパーガルテクト」 外壁:ガイソウォールフッ素4FⅡ ベランダ:オートンウレアックス
- 保証年数:屋根:スーパーガルテクト 変退色・赤錆20年 穴あき25年 塗膜15年 外壁:フッ素塗料 塗膜保証10年
1.現地調査
まずは現地調査の様子からご紹介していきます。高所カメラにて屋根の状態を確認しました。既存の屋根は瓦でしたが、築年数の経過とともにかなり劣化しておりました。
より近くで見た写真になります。苔や汚れもありましたが、ご覧のように釘の浮きが目立ってきていました。こうした釘の浮きなども雨水が隙間から入り込んで雨漏りになってしまう可能性がありますので、できれば早めにメンテナンスを行った方がよいでしょう。
こちらは雨樋の写真です。近くで見ますと、経年劣化によって歪んできてしまっているのが良く分かりますね。雨樋も頑丈な素材でできていますが、太陽の紫外線などの影響で劣化が進んでしまいますので、このように曲がったり破損したりしてしまう恐れがあります。こちらも今回交換することになりました。
こちらは下屋根の様子です。苔や汚れの付着の他、瓦の下に敷き詰められている漆喰の部分も劣化してきて崩れそうになってきていました。漆喰も目立たない部分ですが、防水や防火などの意外と重要な役割をになっておりますので、劣化に気づいたら早めに補修しましょう。
こちらはベランダ部分になります。サビがかなり進行してしまっていますね。こちらも付帯部塗装でしっかりとキレイにしていきます。
ベランダ内部の様子です。床部分の材質が劣化で剥がれてきてしまっていますね。こうした防水材の剥がれの部分に水たまりができてしまいますと、雨水がより建物内部に侵入してしまい、腐食が進行し雨漏りに繋がってしまう恐れがありますので、こちらも今回防水工事で補修していきます。
2.屋根葺き替え
現地調査を終えて屋根や外壁、その他の部分の状態が分かりましたのでいよいよリフォームに入ります。まずは屋根の葺き替え工事作業からです。既存の瓦屋根は処分しますので、一枚一枚剥がしていきます。もちろん、処分にも手間や費用が掛かりますので、葺き替えの際にはその点も注意すべきポイントです。
瓦屋根を全て剥がし終わりました。この上から新しい野地板を張り、そして防水シートを施工、そしてさらに頑丈な屋根材を施工することでリフォームを行っていきます。ちなみに今回は剥がし作業のみで屋根材の撤去・清掃費用で約8万円、廃材処分費で約15万円(足場代等は除く)が掛かりました。
続けて防水シートの施工に入ります。使用するのは改質アスファルトルーフィングシートと呼ばれる防水紙です。この防水紙があることにより屋根材が仮に破損し雨水が侵入してしまっても、この防水紙で水を受けることができますので、防水紙の役割も実は意外に重要です。
防水紙を屋根全面に施工しましたら新しい屋根材を取り付けていきます。今回新しく施工する屋根材はアイジー工業社の「スーパーガルテクト」です。特徴としては1㎡あたり約5kgという超軽量であることが大きなメリットです。
ガルテクトは従来の和瓦屋根(1㎡あたり約50kg)、スレート屋根(1㎡あたり約21kg)などと比較してもその軽量さは際立っていると言えるでしょう。地震対策をお考えの際にも、うってつけの屋根材になります。また、もちろん耐久性や防火性、断熱性も高いガルバリウム鋼板ですので、リフォームの際にはぜひ候補に入れてみて下さい。
雪止めも忘れずきっちり施工したら完了です。近年は関東でも大雪に見舞われる日も出てきておりますので、落雪対策も重要ですからぜひ一緒に施工しておきましょう。
3.雨樋ばらし、雨仕舞部分のモルタル補修、洗浄作業
大屋根の施工が終わりましたので、続いて1~2階の間の下屋根の施工に入っていきます。写真は下屋根の雨仕舞部分です。既存の屋根瓦と外壁の接触部分は、このように撤去をするとその瓦の厚みの分外壁も剥がしていかなければなりません。そのため、剥がした部分もきっちり防水紙を施工し雨漏り対策していきます。
さらに防水紙を施工した上からモルタル材をしっかり塗り付け補修、板金を施工していきます。こうした外壁と屋根の交差・接触している雨仕舞部分は特に雨水が集中し雨漏りに繋がりやすいですので、入念に施工していくことが大事になります。
劣化した雨樋も外して交換していきます。雨樋もしっかり排水の役割を果たしていないと水浸しになったり建物内部に水が浸透し腐食する恐れがありますので、できれば屋根や外壁の工事と併せて交換や補修するのが良いでしょう。
併せて外壁塗装のための高圧洗浄作業も行っていきます。こうした既存の外壁に付着した汚れや苔などは、しっかり洗浄し落とした後でないと、新しく施工する塗料が完全に密着し数年で剥がれてきてしまう事態になります。そのためバイオ洗浄でこちらもキレイにしていきます。
4.外壁塗装
いよいよ外壁塗装へと入っていきます。まずは塗装しない部分をしっかりと養生し塗料が飛んでも平気なようにしていきます。
養生が終わりましたらまずは下塗り材を塗布していきます。
5.付帯部塗装(霧除け、雨戸、破風、玄関周りなど)
外壁塗装が終わりましたら屋根や外壁以外の部分、庇、雨戸、ベランダ、破風、軒天などの「付帯部」と言われる部分の塗装作業に入っていきます。まずは庇(霧除けともいいます)からケレン作業を行っていきます。このケレン作業でしっかり汚れを落とし表面をざらつかせることによって、後から塗る塗料の密着を良くしていきます。
ケレン作業が終わりましたらサビ止めを塗布していきます。基本的にこうした付帯部の塗装作業は手塗りのローラー工法により行っていきます。サビ止めを塗布したら乾燥させていきます。
サビ止めが乾燥しましたらようやく塗料を塗っていきます。こうして重ね塗りすることで塗膜を厚くして耐久性を高めていくんですね。庇(霧除け)も普段から雨水が当たったりして劣化していく部分ですので、塗装などによるメンテナンスは必要になってきます。
雨戸もローラーを使い塗装していきます。基本的には屋根や外壁をリフォームする際には、こうした付帯部の部分もキレイにした方が、劣化した部分が目立たなくなり建物全体の美観も整いますので、できることなら一緒に塗装や補修でキレイにした方が良いでしょう。
同様に建物の破風(はふ)、軒天(のきてん)といった部分もキレイに塗装していきます。今回は目立った損傷はありませんでしたので、塗装によるメンテナンスですが、こうした破風や軒天部分は劣化が酷い場合には交換するということも必要になる場合があります。
塗装を終えて乾燥させたら完了です。こちらは破風の部分ですが、破風も雨や風に普段から晒されていますので、築年数が経過してくるとかなり劣化が目立ってきます。そのため、気づいたら屋根や外壁と一緒にキレイに補修しておきましょう。
こちらは玄関です。周りももれなくしっかりと塗装したら外壁関係の塗装作業は全て終了です。今回、外壁塗装は付帯部の部分も併せておよそ50万円ほど(足場代を除く)になりました。塗装見積もりの際にはぜひご参考ください。
6.ベランダ防水工事
リフォーム工事の最後はベランダの防水工事です。まずは汚れなどをしっかり清掃してキレイにしたら防水材の前に、プライマーと呼ばれる既存の下地材と防水材を接着させる塗料を塗っていきます。
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