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伊賀市 窯業系サイディングの反り返り修理、外壁・屋根塗り替え
【工事のきっかけ】
外壁(窯業系サイディング)の継ぎ目が、外側に向かって反り返ってきて、隙間が空いてきてしまった事が、工事のきっかけでした。
全国のお住まいの約80%は、外壁材としてサイディングが使用されています。あらかじめ作られた板材を外壁仕上げ材として使用するので、従来の左官職人が手塗りで仕上げる工法よりも工期が短く、デザインも豊富、そしてコストを抑えることができると人気なのです。この数年で大きく進化を遂げ、耐久性・防火性も上がっています。
しかし、経年による痛みが原因で、反り返り・浮き・ひび割れなどが起こることがあります。原因は主に水分です。窯業系サイディングの主原料はセメントと繊維なので、水分を吸収してしまえば、膨張・そして乾燥による収縮を繰り返します。更にサイディング同士を留めているコーキング(ゴムのような接着剤)の耐用年数が約10年ですので、コーキングが劣化して剥離(はくり)などを起こすと、余計に隙間が空いたように見えるのです。
反り返りを放置しておくと、最終的には浮き・割れが起こってしまい、工事費もかさみますので、10年毎に外壁塗装をし撥水効果を回復させ、コーキングの打ち直しで隙間をしっかり埋め、雨水の侵入を防ぐと良いでしょう。
基本情報
こちらがN様が気にされていた、反り返った外壁の継ぎ目です。
正面からですと分かりにくいですが、横から見ると、外側に開くように反り返っているのが見えました。
このような外壁のことを「窯業系(ようぎょうけい)サイディング」と呼び、あらかじめ作成された壁板を張り合わせて外壁の仕上げ材として使用されます。
窯業系サイディングの反り返り現象は、雨水が染み込み乾燥収縮が繰り返し起きたり、温度変化で収縮したりといった事が原因で起きます。
外壁の継ぎ目は、コーキング剤(ゴムのような薬剤)で埋められています。
コーキングの耐用年数は10年ほど。
ちょうど外壁の塗り直しの推奨期間が10年毎ですので、塗り直しとコーキングの打ち直しをセットで行うと、お客様の手間が省けます。
工事は分けて行うと、その都度 足場代を払わないといけないので、まとめて行った方が節約になるのです。
屋根の点検も行います。
汚れやコケが見られます。
スレートというセメントを固めた屋根材なのですが、それ自体は撥水しないので、塗装が落ちると雨水が染み込んでしまい、このようにコケが生えるのです。
屋根材のアップです。
やはり塗装が所々めくれていますね。
雨漏りを未然に防ぐため、およそ10年毎に塗り直し、屋根の撥水性を保つ必要があります。
①高圧洗浄機で、屋根・外壁の汚れをこそげ落とします。
②外壁がキレイになったら、コーキングの打ち直しをします。
まずは古いコーキング剤をカッターで削り取ります。
ここでゴミが残ってしまうと、充填するコーキング剤のつきが悪くなるので、丁寧に除去します。
③はみ出しだ薬剤が外壁を汚さないよう、養生テープでカバーします。
専用プライマー(下塗り材)を塗り、コーキング剤をサイディングの両端にのみ接着させるため、バックアップ材を貼り付けます。
下準備ができれば、コーキング剤を充填します。
④コーキング剤を、ヘラで押し付けるようにして空気を抜き、表面をならします。
コーキングに関する詳しい工程は、こちらの記事もご覧ください
↓ ↓ ↓
①窓、ドア、室外機など、塗料が付着してはいけない部分を、ビニールで養生(カバー)します。
②塗料の着きを良くするため、下塗り材を塗布し、完全に乾かします。
次にお客様が指定された色の塗料で、中塗りをします。
③同じ塗料で、更に二度塗りします。
この作業のことを上塗りと呼びます。
④壁面塗り替え、完成です!
①先の工程で高圧洗浄をし、キレイになった屋根に、専用のシーラー(下塗り材)を塗布しました。
屋根材表面のデコボコをならし、この後に塗る塗料をしっかりと癒着させ、美しい仕上がりにするために欠かせない工程です。
②お客様が指定された色の塗料で、まずは細かい部分を塗っていきます。
数種類のハケを使い分け、塗り残しのないよう、丁寧に塗装します。
③広い面をローラーで塗っていきます。
何度もローラーを動かし、ムラのないように塗装します。
④中塗りが完全に乾いたら、仕上げ材(お客様ご指定の塗料)で二度塗りします。
これにて、屋根・外壁塗装、コーキング打ち直し、すべて完工いたしました!
あざやかなグリーンで、より爽やかな印象になりましたね!
横から見ても、もう継ぎ目が反っているように見えません。塗り直しで撥水効果を回復し、コーキングで隙間をしっかりと埋めたので、外壁からの雨漏り予防にもなります。
【工事完了後】
あざやかなグリーンで、より爽やかな印象になりましたね!
横から見ても、もう継ぎ目が反っているように見えません。塗り直しで撥水効果を回復し、コーキングで隙間をしっかりと埋めたので、外壁からの雨漏り予防にもなります。
横から見ても、もう継ぎ目が反っているように見えません。塗り直しで撥水効果を回復し、コーキングで隙間をしっかりと埋めたので、外壁からの雨漏り予防にもなります。
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