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東大阪市 駅前ビル大規模修繕工事④ タイル防水クリアー塗装
更新日:2021年5月21日
東大阪市にて、駅前ビルの大規模修繕工事を行っています。作業内容のご紹介第④回目となります今回は、タイル防水クリアー塗装です。
通常のクリアー塗装とは違い、厚みを付けて塗装出来るクリアーなので、耐候性だけでなく防水性も有るクリアー塗装です。
こちらが今回防水クリアーを塗るパラペット部分のタイル面です。下塗り作業中です。
ビル等の大きな建物の最上部は、このように斜めになっている場合があり、それをパラペットと呼びます。この最上部の斜めの部分は雨や紫外線をまともに受ける為劣化が早く、きちんと防水しておかないと、雨漏りの原因にもなります。
今まではタイル面へ防水する場合は、タイルの上から全面的にモルタルで塗りつぶし、その上から防水なり塗装するしか方法がありませんでした。
しかし、最近タイルの意匠性をのこしたまま防水が出来る塗料が開発されました。
それが
セブンSという塗料です。
缶を開けるとこのような感じです。通常の塗料よりもかなり粘り気があります。これをタイル面に厚みを付けて塗ることで、目地の細かいひび割れまで完全に塗料で覆い、水の侵入を防ぐという塗料です。
セブンS塗り1回目です。
専用のローラーを使い厚塗りしていきます。
塗り終えた後の拡大図です。完全に乾燥すれば白い部分も透明になります。
ゆず肌の様な模様がついています。工法的には以前ご紹介した
厚塗り波型模様です。
そして
セブンSをもう一度塗ります。
近くで見ると模様が分かりますが、離れてみればほとんど分かりません。
その後、耐候性を高める為に仕上げのクリアーを2回塗ります。
すいません、クリアー塗装の写真を撮るの忘れてしまいました・・・
仕上がりはこのような感じになります。
赤枠で囲った箇所が、今回タイル防水クリアーを塗装した箇所です。
足場解体後に全体的に見ても、塗装していない箇所との違いはほとんど分かりません。
タイルの意匠性を損なわずに防水をするのには、このセブンSという塗料は非常に有効かと思います。
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