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鹿屋市東原町にて和型セメント瓦の部分葺き戻し・棟の積直しNo.4
更新日:2021年5月24日
鹿屋市東原町にて和型セメント瓦の部分葺き戻し・棟の積直しを行った様子をご紹介いたします。葺き戻しは既存の瓦を再利用し下地(傷み具合によって垂木、瓦座や広小舞などの細部、合板や野地板など)や下葺き材のルーフィングシート、瓦留めの桟木を交換する工法になります。前回のブログでは桟瓦を葺き終えた所までご紹介しましたので、棟を積み直す様子をご紹介いたします。
O様邸の棟は何種類もの瓦を組み合わせて10段積んであります。棟のほとんどを占めていて代表的なのし瓦の中にも平のしや大のし、台のし、紐のし、面戸のし、装飾のしの一つである輪のしなど様々で、万十軒瓦を切ったものや最後に被せる冠瓦の5寸紐丸などそれぞれに役割や意味があり、積み重なることで棟としての機能を発揮することになります。いろんな住宅や社寺を見ているとその組み合わせから成る個性の違う棟が見れて楽しいものです。
既存の棟はモルタルで積んでありましたが、南蛮漆喰で積んでいきます。南蛮漆喰とは漆喰に油分や土、粘土などを混ぜ込んだもので漆喰のように練り上げる手間がいらず葺き土やモルタルの代わりになるので最近ではほとんどの瓦屋さんが使っているのではないでしょうか。
棟は固定用の木などにステンレスや銅の番線で瓦に通して固定しながら積んでいきます。10段にもなるとその作業は先の見えない作業でものすごく大変です。しかし棟が高い分風や揺れの影響も大きくなるのでしっかり固定していきます。既存の棟をばらしていく際にモルタルで積んであった影響で瓦に密着し壊さないと取れない瓦がどうしても出てしまいました。葺き直し、積直しのデメリットでもありますが同じ寸法の瓦が見つからず若干のずれが出てしまい仕上がりが少しフラットではなくなってしまうことがあります。
積み直したら素瓦を使ったので新しい瓦を塗料でタッチアップし、冠の番線を通した穴などにコーキング処理を行い完了です。
別箇所の降り棟の付け根も壊れていた為瓦を換えてタッチアップし、漆喰で巻いておきました。
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