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岸和田市の突風で剥がれたスレートとケラバ水切りの修理工事
更新日:2021年5月24日
以前、街の屋根やさん岸和田店でキッチンの出窓からの雨漏りを修理させていただいた岸和田市のM様より
「台風で雨漏りして困ってるんです」とのご相談をいただき、屋根の修理を行うことになりました。
M様邸は・・鉄骨造・3階建て
屋根は・・化粧スレート葺き
外壁は・・ALCパネル張り
雨漏りしているのは・・3階の和室と屋根裏収納部
台風の最中に3階の和室の天井に雨漏りが発生!
雨漏りは1か所だけでなく和室の天井の数カ所で発生していました。
「台風の時に天井のあちこちから雨水が落ちてきてびっくりしたんです。タオルやバケツで水を受けるので精いっぱいでした」
現地調査時のM様の声です。
押入れを開けると中でも雨漏りしていました!
押入れの中にも雨水が入ってきていました。
ここは、M様もお気づきになっていなかった部分です。
押入れの中はあまり気にされることが少ないかもしれませんが、意外と雨漏りしていることが多い部分です。
目につきにくい部分で雨漏りが進行しないように、押入れやクローゼットの中も点検しましょう。
☆M様邸は屋根裏収納があったので、そちらも確認させていただくと、
棟付近から雨水が入ってきていることが分かりました!
M様邸の屋根はスレート葺きで、台風の強風でまとめて剥がれていました!スレートとは・・厚みが5mmほどの薄型の屋根材で陶器瓦に比べて軽量なのが特徴です
スレートは1枚ずつ釘留めにより葺かれている為、地震の揺れには強いのですが、スレートの劣化が進むとM様邸のように強風で剥がれることがあります。
☆このように、スレートが飛散すると「雨漏りするかも!」と、心配されるかもしれませんが、
下に敷いているルーフィング(防水シート)が破損していなければすぐに雨漏りすることはありません!
棟板金・下地の貫板・ルーフィングも飛散していました!
棟とは・・屋根の頂点の水平部分のことで、そこに取り付ける板金を「棟板金」と言います
貫板とは・・棟板金を固定するための下地の長い材
ルーフィングとは・・屋根の下葺き材で、耐久性のある防水シートになります
☆M様邸の雨漏りの直接的な原因は、棟部分のルーフィングが破損したことでした!
この記事では剥がれたスレートの差し替えと水切り取付の様子をご紹介します
スレートは平らな板状の屋根材で、釘で固定して葺かれています。
1枚1枚固定されていますので地震で建物が揺れた時に、陶器瓦のように落下する危険性は少ないのですが、台風の強風により、M様邸のようにスレートが剥がれる被害を受けた住宅が多くありました。
●●● スレートが剥がれる原因 ●●●
● 経年でスレート自体の劣化が進み脆くなっている
● スレートが劣化してひび割れが生じている
● スレートが劣化して反りにより隙間が生じて、風が吹き込みやすくなっている
● 想定外の強風が吹いた時
スレートは釘留めされていますが、釘を抜くことにより部分的な張替が可能です!
破損しているスレートを剥がしました。
スレートは釘留めされていますので、飛散する時は釘が抜けるか、割れて剥がれるかの2択です。
釘留めしている部分はスレートの重なり代の下に隠れている為、スレートが飛散しても屋根面に残っていることがほとんどです。そのため、専用の道具で釘を抜かないとスレートを剥がすことができません。
スレートは雨水をスレートの上で流すために継ぎ目が交互になるように葺かれていますので、割れた部分を剥がすと写真のようにスレートが残りました。
台風で飛散したケラバ水切りを取付けました。
ケラバとは・・屋根の妻側(雨樋が付いていない方)の端部のことです
水切りとは・・雨水が内部に浸入するのを防ぐ金物で、ケラバに取り付けるみずきりを「ケラバ水切り」と言います
水切りが無いと、屋根の野地板の小口が露になりますので、そこから雨水が染み込んで腐食させてしまいます!また、雨水が内部に浸入して雨漏りの原因にもなってしまいます!
水切りは屋根や外壁の雨仕舞(あまじまい・雨水が内部に浸入しないようにすること)が必要な部分に取り付けられています。
☆ケラバ、軒先、壁際、土台などに取り付けられる水切りは目立たないですが、建物の防水性を高める重要な役割を担っています。
新しいスレートをビスで固定していきます。
飛散したスレートはケラバ水切りの際部分ですので、水切りの中に差し込んで葺きます。
ケラバ水切りはコの字型になっていますので、雨水が外側に流れるのを防ぐことができます。
スレートは下から順に葺くのが鉄則で、上に上に重なり代をとって葺き上げます。
スレートは幅が約90㎝と決まっていますので、屋根の形状に合わせてカットしないといけません。
スレートカッターはスレートを切るための専用の道具です。
屋根を葺き替える時はスレートカッターを屋根の上に置いて作業します。
スレート1枚は約90㎝になります。
このスレートを継ぎ目が揃わないように交互に葺きます。
スレートの半分くらいが重なり代になり、釘留めする箇所に穴があいています。
飛散した部分に新しいスレートを葺きました。
「長い」と記している部分はスレート1枚を使用していて、「短い」と記している部分はスレートをカットしています。
長いスレートを葺いた部分は上に既存のスレートがありますので釘留めする部分が隠れているため、シーリングを併用して葺きました。
M様邸の屋根は勾配がきつく、作業する際に危険が伴いました。
屋根まで落下防止の足場を設置しましたが、今回は屋根足場を設置しなかったので、足場にロープをくくり付けて簡易足場を設置しての作業になりました。
ケラバ水切り及びスレートの飛散した部分のスレートの復旧完了です!
M様邸は以前、屋根を塗装されていますので、できるだけ近い色のスレートで復旧させていただきましたが、どうしても色の差が出てしまいます。修理した箇所が目立たないように塗装することも可能ですので、別途費用が掛かりますが気になる方はお申し付け下さい。
屋根を防水しているのはスレートではなく下に控えているルーフィングですので、スレートが剥がれてもすぐに雨漏りする可能性は低いですが、ルーフィングが破損していると雨漏りに直結してしまいますので、必ず点検しましょう。
次は棟の修理の様子をご紹介します。
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