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耐震改修|堺市東区で無筋基礎に添え基礎で補強し耐震強度向上②
更新日:2021年7月13日
堺市東区で耐震改修工事を行っております。
今回は後半の配筋・コンクリート打設からご紹介させていただきます。
建物の耐震性を高めるためには基礎ももちろんですが、屋根の軽量化も重要な要素ってご存じでしたか?
屋根を軽くすると重心が低くなり、建物のバランスが保ちやすくなる為です。
記事の後半でご紹介しておりますので、ぜひ読んでみてくださいね。
前回取り付けたアンカーボルトに配筋を行いました。
この鉄筋は新しく追加する添え基礎の骨となり、アンカーボルトに結束されている為、既存の基礎と添え基礎が一体となり強度がアップします!
配筋について細かく見ていきましょう。
添え基礎には異形鉄筋という種類の鉄筋を使用します
異形鉄筋には表面に節のような凹凸があり、コンクリートの付着を良くする効果があります。
今回はD10という直径10mmの鉄筋を使用し、場所に応じて真っすぐな物、加工した曲りのある物を使い分けます。
鉄筋同士は結束線でしっかり結んでおきます
ハッカーという工具を使用し、鉄筋同士を結束します。
結束線は既存基礎側に折り曲げて処理しておきます。
正しい締め方をしないとコンクリート打設時に鉄筋が動き、正確な位置に鉄筋が来なくなってしまいます。
定着・・・コンクリート中に鉄筋がどれだけ入っているか
鉄筋がコンクリートから抜けないように、定着の長さは定められています。
基礎の場合『鉄骨の直径×40(フック付きの場合は×30)』の定着長が必要です!
今回は直径10mmで端部フック付きですが、40cmの定着長を持たせました。
重ね継ぎ手・・・端部など鉄筋同士の重なり
鉄筋は1本で建物の端から端まで渡せるほどの長さはない為、鉄筋同士の重なりができる箇所があります。
重ね継ぎ手の長さは『鉄骨の直径×45(フック付きの場合は×35)』と定められております!
今回は45cm以上(実測57cm)の重ね継ぎ手を持たせました。
立ち上がり部やベースのかぶり厚、配筋の間隔も定められています。
かぶり厚とは鉄筋とコンクリート間の厚みの事で、立ち上がり部は60mm、ベース部は40mmになるよう配筋します!
主筋・配力筋とも設計図書通り200mm間隔で適正に配筋しました。
スペーサーやピンコロ石を配置します
これは適正なかぶり厚が確保されているか確認する為に使われ、配置した状態でコンクリートを流し込みます。
かぶり厚が十分にないと、コンクリートが固まった後に露筋(中の鉄筋が露出してしまう事)の原因になります。
ちなみに現場では、スペーサー⇒『ドーナツ』、ピンコロ石⇒『サイコロ』などと呼ばれています(^^)
床下換気口などがあれば開口補強筋を取り付けます
『配筋』と一口に言っても、このように細かく規定が定められており、正しく配筋を行ないと強い基礎コンクリートが完成しません。
配筋は基礎を作る際に最も重要な作業といっても過言ではありません!
添え基礎のコンクリートを流し込む型枠を配置します
こちらの合板はパネコート合板と言い、コンクリートとの剥離性が良く、仕上がりが綺麗になります。
型枠の幅、高さを採寸して図面と照合しながら配置します!
型枠組が完了したら、型枠内の清掃を行い、コンクリートを流していきます。
生コンクリートを工場からコンクリートミキサー車で運び、ネコと呼ばれる一輪車で基礎部分に流し込みます
今回は設計強度(設計時に定められたコンクリートの強度)が21N(ニュートン)でした。
今回は補正値として+3N、そして冬季の打設である為、追加で+3Nして、合計27Nの生コンクリートをプラント工場に発注しました。
添え基礎のコンクリートを流し込みました!
型枠を外す際には、生コン工場による試供体の破壊検査で十分な強度が確保されている事が確認できてから外します。
今回はコンクリート打設から3日後に十分な強度(17N)が確保されている事が確認できた為、型枠を取り外しました。
※脱型時に必要な強度は15N
硬化が完了したので型枠を外しました。
最後に、露筋がないか、豆板(ジャンカ)と呼ばれるコンクリの打設不良がないかを確認します。
今回はコンクリートを綺麗に流し込めていた為、露筋もジャンカもありませんでした♪
万が一問題があれば、モルタルを塗るなどして補修を行います。
これで耐震改修工事の一環である基礎補強工事は完了です!
基礎は普段は見えないですが、建物を支える非常に大切な部分です!
逆に言うと、建物がどれだけ立派でも、基礎がしっかりしていないと傾いたり沈んだりして意味がありません。
今回は基礎の部分を補強したことで、耐震評価が上がり、現在の耐震基準に近づきました。
基礎の補強と同時進行で、壁の補強も行いました!
次回は壁の補強についてご紹介させていただきますね♪
今回は基礎の補強についてご紹介しましたが、建物の耐震性向上には基礎だけを補強すればいいというわけではありません。
耐震性の向上には、
・基礎
・土台
・壁(筋交いの有無
)
・屋根の重さ
・建物の劣化状況
など様々なポイントで見ていく必要があります。
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