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春日井市神屋町で、錆びたトタン壁の現地調査にお伺いしました。
更新日:2021年5月26日
今回は、春日井市神屋町にお伺いしました。
今回のお宅は、以前屋根の葺き替え工事を当社で施工させていただいた事もあり、お家の健康診断にお伺いしました。
このお宅はお家を二世帯で住まれており、まだまだお家を長く使うから、全体をしっかり見てほしいとの事でしたので、施工当時から気になっていた外壁の状態を確認させていただきました。
このお家は和造りのお家で、外壁はトタンとモルタルの二種類が使われています。
トタンの箇所は写真のように大きく錆びてしまっています。
通常金属の板は丈夫で、劣化しにくいという特徴を持っており、外壁や屋根材としても使用されています。しかし錆びには弱く、錆びが一度出てしまうと腐食がどんどん進んでしまい、最後には穴が空いてしまいます。
そのため、錆びに強い亜鉛を、金属の板にメッキした物をトタンといいます。
トタンは通常は錆びに強いのですが、例えば衝撃でメッキが剥がれてしまうことで金属の板が露出してしまうと錆びてしまいます。
金属の錆びの対処は、錆びてしまった箇所を削りとってしまうしか錆びの侵攻を抑える方法がありません。ですので、このように、錆びてしまう前に塗装などによって金属本体を守らなくてはいけません。
このように、メッキが剥がれてしまっている箇所も多く見られました。
次はモルタルですが、特に多くみられたのはクラック(ひび割れの事)になります。
外壁にヘアークラック(髪の毛のような細いひび割れの事)が入っている事は多いのですが(ひび割れが外壁に達していない事が多いのであまり問題はありませんが、劣化が始まっているサインです。)、このお家はかなり大きなひび割れが発生してしまっています。
一度補修した跡もみられたのですが、応急手当のみだったようで、再度クラックが発生している箇所もみられました。
また、外壁の塗膜が剥がれている箇所も多くみられました。
モルタルはアルカリ性で強度を保っているセメントを主剤としているため、酸性の雨などによって中性化してしまうと、小さな衝撃でもすぐにクラックが発生してしまうようになります。
そのため、塗装工事を定期的にする事で、モルタルが直接雨に触れないようにする事が大切です。
このように塗膜が剥がれてしまう前に塗装工事をしなくてはいけません。
お家の方も普段外壁を見る事もなかったようで、この状態に驚かれていました。
お家も二世帯でまだ長く使いたいとの事でしたので、今回外壁の塗装工事をご依頼いただく事になりました。
次回、このお家の外壁施工の様子を紹介しますので、よろしくお願いします。
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