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高崎市井野町で台風で落下した鬼瓦を調査
更新日:2021年5月24日
今日は高崎市井野町の日本瓦屋根の調査に伺いました。
台風の強い風で屋根の瓦が落ちてしまったとのご連絡をいただき現地確認です。
現地に到着して地面から屋根を見上げるとあるはずの鬼瓦がありません。
許可をいただき屋根に登って近くで確認すると・・・。
降棟 (くだりむね) 先端についているはずの鬼瓦がすっぽりはずれてしまい中につけてある棟土が見えてしまっています。
鬼瓦は落下防止のために隅木などに番線でしっかり固定しているのですが強風で取れてしまったようです。
反対側の鬼瓦は残っています。
しかし、漆喰に隙間が出来てしまっています。
もともと、地震や雨風などの経年劣化で瓦がずれたり、漆喰が劣化していたところに、台風による風ではがれて下に落ちてしまったようです。
幸い落下した瓦で被害はなかったとのことです。
群馬県は、冬から春にかけての空っ風(北風)には慣れています。
台風の進路にもよりますが、強い南風には慣れていないので、思わぬところが破損することがあります。
瓦自体は、何十年も長持ちしますが、つなぎ目がずれたり、漆喰が劣化はします。
定期的にメンテナンスをおこなうことで、より長持ちさせることができます。
また、素人の方が屋根に登ることは危険です。
今回のように、地面からの目視にしてください。
何か心配なことがありましたら、街の屋根やさん前橋店にご相談ください。
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