更新日：2016年03月14日

ここ最近、春の雨が良く降ります。雨が降ると多くご相談を頂くのが雨漏りのご相談です。習志野市の四階建てのアパートのお客様から雨漏りのご相談を頂きました。最上階の四階のお部屋の雨漏りとの事です。早速案内していただきました。

部屋の中は雨漏り対策でビニールシートを敷いていらっしゃいましたが、かなりの量の水が溜まっていることがわかります。天井の石膏ボードはあえて剥がされてしまったとの事です。

石膏ボードを剥がしていただけていたおかげでどのように雨が入っているのかはわかりやすく見えます。写真中央の斜めに伸びる太い鉄骨が棟木にあたる部分です。おそらく棟廻りからの浸水の可能性がありそうです。木毛版がかなり湿っていますね。これは棟板金でも飛ばされているのでは？と思い屋根の上を見ることにしました。気になる部分としてやけに屋根勾配が緩やかであるかな？という感じもいたしました。

小雨ですがまだ雨は降っています。屋根を覗くと天井裏から見えたとおり屋根の勾配は比較的緩やかでした。同行者にロープで安全対策をしてもらいながら慎重に屋根を進みます。この雨漏りとは関係はなさそうでしたがアンテナが倒れていました。すぐ近くには鉄道も走っているので早めの撤去がよさそうです。右の写真の棟の下が漏水部分です。表面上には何も欠損しているところは見当たりませんでした。しかしながらこの雨漏りはこの屋根勾配と屋根材の葺き方にも問題がありそうです。屋根勾配を計測はしていないので断定はできませんが横葺きの金属屋根にするには勾配がギリギリかむしろ緩すぎる可能性があります。天候の良い日に詳しく再度現場調査を行い修繕の方向性をお客様と話し合っていきたいと思います。

今日は投稿者の地元、習志野市の雨漏り調査でした。