浦安市で軒天の現場調査中、タスペーサーの不使用を発見
更新日:2016年08月09日
本日は浦安市のお客様から「軒天が剥がれ始めている」というお電話を受け、現場調査に参りました。当然、現場では軒天を中心に点検しますが、私たちはお住まい全体を調査させていただいています。その中でいろいろと気になる点がありました。お客様はお住まいを大切にされている方で、約10年間隔で塗装工事をしているそうで、築30年になるそうです。
定期的に屋根塗装されているので、コケなどは見られませんでした。しかし、私が気になったのが3回も屋根塗装をしているのに、タスペーサーが使われた形跡が全くありません。タスペーサーとはスレート瓦屋根を塗装をした時、雨水の通り道を確保するためにスレートの重なり部分に入れるものです。まず屋根塗装をすると、ペンキの塗膜が表層に付きます、つまりスレートとスレートの重なりの隙間が塞がれてしまいます。一見、良いことのように思えますが、少々違います。雨水の逃げ道が無くなってしまうのです。スレート瓦にはどうしても雨水を通すための隙間が必要なのです。スレート瓦の下に入ってしまった雨水はルーフィング(防水紙)でそれ以上、内部へと染み込まないようになっています。
基本的にアスファルトルルーフィングが雨水を完全にシャットアウトし、屋根材は大方の雨水防ぐこととルーフィングの保護という役割になっています。スレートは屋根塗装を定期的に行わなければ、耐候年数が短くなってしまうます。その時に水の逃げ道を作らなければ、スレートとルーフィングとの間にいつまでも水分がたまってしまい、水たまり状態です。これの解決方法が、タスペーサーによる縁切りなのです。
この小さな部品、タスペーサーを入れるか入れないかで効果が違います。塗膜に切れ目を入れる縁切りも同じ効力があるのですが、せっかく塗った塗装を傷つけてしまうの゛私はお勧めいたしません。このようなタスペーサーを入れることにより、水の逃げ道を作り、屋根の耐用年数を上げることができるのです。
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