更新日：2021年05月15日

横浜市泉区で屋根の調査をおこないました。だんだん汚れが付いてきたのでそろそろ塗装をしたいというお問合せでした。ニチハというメーカーの『パミール』という屋根材を聞いた事ありませんか？古いスレート材には発がん性物質のアスベストが強度を上げる為に使われていたのですが、２００４年以降はアスベストの使用が禁止されました。アスベストが禁止された後に造られたのがニチハのパミールで、強度に問題が有り画像の様に剥離してしまう現象が全国的に出ています。この様な状態になるとメンテナンスの方法で塗装工事は出来なくなりますので、下地が問題なければ上からガルバリウム鋼板などの金属屋根を被せるカバー工事が最適な方法です。

パッと見は問題がなさそうです

スレート葺きの屋根は、パッと見それ少し汚れの付着はありますがそれ程酷くは見えませんでした。しかし、近くでスレートをみると大分劣化が進行しているのがわかります。

ニチハのパミール

屋根に葺かれているスレートは、ニチハというメーカーの『パミール』です。アスベストの使用に規制がかかった後に出来た屋根材で、薄い材料を何層にも重ねて圧縮して造られているのですが、経年劣化によって薄い層がミルフィーユの様に剥離してしまう症状が出てしまいます。

この様に剥がれてしまうと元通りにはならず、塗装工事で表面を保護したとしても同じ様に剥離してしまうので、メンテナンス方法に塗装工事は適切ではありません。

屋根の色々な部分で剥離が出ていました。幸いな事にまだ下地の野地板（のじいた）に劣化は出ていませんので、上から新しい屋根材を被せるカバー工事が可能です。横浜市泉区の建物の様に、ニチハパミールの劣化でお困りの屋根には、塗装工事ではなく金属屋根を被せるカバー工事が最適です。

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