
横浜市泉区で台風で剥がれた棟板金を下地から全て交換しました
横浜市泉区 棟板金交換
【工事のきっかけ】
横浜市泉区で棟板金の交換工事をおこないました。元々はトタンの棟板金が取り付けてありましたが、先日の台風21号の強風によって飛ばされてしまったのですが、建ててから20年が経過していて下地に使われている木も大分傷みが出ていました。スレート葺きの屋根面がぶつかる部分に棟板金を被せるのですが、貫板という木を打ち付けた後棟板金を被せて横から釘を打って固定しています。木が痩せたりして釘が抜け掛かってくると板金がガタガタいってしまい、更に釘が抜けて全く固定されていない状態になります。そこに強風が吹くと棟板金を持ち上げる様になって剥がれたり飛んでいってしまう事になります。板金自体は軽いのですが、薄い板金ですのでぶつかったら非常に危険です。今回飛ばなかった部分も釘が抜けかけている所がありましたので、棟板金全てを交換する事になりました。下地の木も新しくして、ガルバリウム鋼板製の棟板金を被せて、釘ではなくビス(ねじ)で固定しましたので、今までよりも耐久性が高くなって安心です。
ビフォーアフター
施工前![]() |
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施工後![]() |
【被害の状況を調査します】
落下した棟板金が玄関先に置かれていました。2メートルくらいの長さがありますので、これが飛んで来たら非常に危険なのが分かると思います。屋根に上ると板金が無くなっていて木が剥き出しになっている所がありました。
下地には貫板(ぬきいた)という木が打ち付けてありますが、経年によって痩せてきますし、完全に雨水に触れない様には出来ませんので、腐食している所がありました。木を固定してから板金を被せて横から釘で固定するのですが、釘が緩んだり抜けてしまうとただ棟板金が乗っているだけになってしまうので、台風などの強風が吹けば簡単に飛ばされてしまいます。
釘が効いていたところもありますが、風の勢いは強く貫板が割れている所もありました。築年数が浅くスレートの下に葺いてある防水紙に問題がなければ直ぐに雨漏りする訳ではありませんが、このまま放置する訳にはいきませんので早急にふさがなければなりません。台風21号で飛んでしまった棟板金は1カ所だけでしたが、貫板の状態と釘の浮きを考えて全て交換する事になりました。
【棟板金交換工事開始】
工事までの間棟板金が剥がれたと事をビニールで養生しておきました。1回雨が降りましたが何とか持ちこたえてくれました。
古い棟板金を剥がして下地の貫板も撤去します。貫板の黒ずんでいるところは雨水によって腐食している部分です。
新しい貫板をビスで固定していきます。元々の物は釘で固定されていましたので、ビスの方が引き抜きに対して釘よりも強くなります。
新しい棟板金はガルバリウム鋼板製の物を使用します。いままで使われていたトタンと比べると、サビにくく耐久性がとても高くなります。貫板に被せた後はビスで固定していきます。先程の貫板と同じで釘ではなくビスを使用する事で、抜けにくくなりますので、今までよりも風の影響を受けにくくなります。
棟の一番最後の部分は、指矩(さしがね)という昔から使われている工具を使って位置を出し、折り曲げて挟み込んで固定します。挟み込む事で風によって持ち上がりにくくなります。
元々の棟板金です。めくれてはいませんでしたが、釘の浮きや抜けがあり板金が持ち上がり気味になってなっていました。
こちらは、ガルバリウム鋼板製の棟板金への交換工事が完成した様子です。下地も棟板金もしっかり固定されましたので、これで風が吹いても安心です。
めくれてしまった部分も綺麗に納まりました。下地の貫板も新しくなり今までの棟板金の状態と比べて格段に強くなりました。これで安心出来るとお客様にも大変喜んでいただけました。
街の屋根やさん横浜

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